避難訓練に思う

昨日は会社の避難訓練であった。階段を歩きながら、「ここがもし2001年9月11日のWTCだったら、どのような状況だったのだろう」とふと思った。2,3週間前に2001年9月11日、ワールドトレードセンタービルの102分間 - A Successful Failureのエントリを読んだせいかもしれない。もし自分があの日あの場所にいたら、もしあのような状況が目の前に現れたら、自分は、そして回りの人間はどのような行動をするだろう。あの日、あの場所に多くの人間がいた。そして、それらの人々の生死を分けたのはちょっとしたことであった。たまたま下の階の人が非常扉を開けてくれたから助かった人、たまたま情報が伝わらなかったから助からなかった人、様々である。そう考えると、ただ階段を歩くだけの避難訓練もバカにはできないと思った。
上のエントリで紹介されていた下の本はまだ読んでいないので、これを機会に読んでみようと思う。

9・11生死を分けた102分 崩壊する超高層ビル内部からの驚くべき証言

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