Hatena::ブログ(Diary)

文を敲く

2018-04-20

忘却 - 「メイキング・オブ・勉強の哲学」

著者が昨年出版して好評を博した「勉強の哲学」の関連本である。題名の通り「勉強の哲学」が出来るまでの過程が手稿画像などと共に紹介されている。とはいえ最近の私は忘れっぽいため、たちまち本書の内容を忘れてしまいそうな気がしている。

2018-03-07

点が線になる - 「近代中国史」

経済」の視点から中国近代史を捉え直した書籍である。アヘン戦争太平天国の乱など一見散発的な近代中国の事件が本書を読むと一体的な現象として理解できるようになるから驚きである。

個人的には「近代中国株式会社が発達しなかった背景」についての説明にはとりわけ感嘆した。政府が徹底的に民事不介入の姿勢を取り続けた結果(通貨の流通も基本的に市場任せ)資本の蓄積に必要な「信用」が生まれず、資本の集積が出来なかったのである。

2018-03-04

チャヴの現在 - 「労働者階級の反乱」

社会主義者のコービン率いる労働党総選挙での躍進とイギリスEU離脱は一体で理解するべき現象であると著者は語る。どちらも労働者エスタブリッシュメントに対する反乱なのだ。

本書はイギリス労働者階層へのインタビューと近代イギリス労働政策史の2本立て構成となっている。突如として登場した異端児のように思えるコービンではあるが、イギリスに脈々と続いた社会主義継承者であると知れたのは個人的に収穫だった。