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文を敲く

2013-01-25

「人生で大切なことはすべて〇〇で学んだ」系書籍の一覧

ベストセラー2匹目のドジョウを狙った安直なタイトルがつけられた本は少なくない。「もしドラ」がベストセラーになった時も「もし〇〇が○○したなら」というタイトルの書籍が相次いで出版された。

しかし1990年に出版された「人生に必要な知恵はすべて幼稚園の砂場で学んだ (河出文庫)」(文庫版は1996年出版)にあやかった「人生で大切なことはすべて〇〇で学んだ」に関しては、もはや2匹目のドジョウの域を超えある種の様式美になりつつあるような気がする。最近よく見かけるのでどれだけ出版されているのかアマゾンNDL-OPACNDLサーチで調べた次第だ(順不同)。それにしても多い。

(最終更新:2017年9月5日)

考察

これらの書籍のタイトルをすべて真であると仮定した場合、大切なことは身近な場所や身近な経験から学べる可能性が高いが、教師や両親は大切なことを教えてくれる可能性が極めて少ないといえるだろう。

また「『巨人の星』に必要なことはすべて人生から学んだ。あ。逆だ。」のような、自覚的なパロディタイトルの書籍が思いの他少ない。やはりこれらの書籍のほとんどが読者に夢と目標を売る自己啓発書だからなのだろう。よくできたパロディは幻想を打ち砕いてしまう。

童門冬二は「人生で必要なことはすべて落語で学んだ」「人生で大切なことはすべて映画で学んだ」「人生の歩き方はすべて旅から学んだ」と三冊も出版している。微妙にタイトルが異なっているのが心憎い。