愚か者、中国をゆく

愚か者、中国をゆく (光文社新書)

愚か者、中国をゆく (光文社新書)

「新書大賞」に「女性版深夜特急」と紹介されていたので期待しすぎたかな?
気軽にサラッと読めるし面白くないことは無い、というか暇な時に読み返すだろうという程度に面白いんだけど1つの国、短期間の旅、そして同行者有り、ということもあってか得られる情報が少ない。
最初から最後まで切符の心配をし、同行者との関係に気を揉んで…多分これが文庫なら「面白かった〜」で済ませるところを、新書であるが故に「筆者なりの深い考察があるに違いない」と勝手に想像したのがよくなかったですね。
中国云々よりも同級生達(筆者は当時香港への留学生)との競争意識、旅人としてのプライドを素直に語ったくだりが面白かった。