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伝香寺参拝『うなぎ川はら三条家奈良店』


先日、奈良の伝香寺が、年に2日だけの特別拝観日だったので、行ってきた。伝香寺は、奈良の地蔵十福の札所参りの場合は拝観できるが、一般拝観は年にたった2日だけ。たまたまその日休みだったことは何かの縁、それこそ仏縁であると思い、奈良まで車を走らせた。



伝香寺の仏像といえば、まず裸地蔵の地蔵菩薩像がよく知られている。法衣を召しており、7月23日には、年に一回の御更衣法要が行われる。伝香寺は、3月12日と7月23日だけが拝観日である。3月12日は地蔵堂も開扉されており、本堂も公開されていた。


参拝客は私の他には2組くらいだった。拝観料は400円だった。御朱印をお願いすると、わざわざご住職が書いてくれた。どちらを書いていただくかということで、お地蔵さんの御朱印と迷ったが、御本尊の「南無釈迦牟尼仏」と書いていただいた。



伝香寺から出た後、久しぶりに薬師如来十二神将を拝観したかったので、新薬師寺にも行った。新薬師寺の周辺は車同士が離合できない細い道に囲まれていて、いつも苦労するのだが、今まで行った道とは違う道を発見した。その道は広く、どちらかといえばその道の方がポピュラーな道のようだった。いままでの苦労は何だったのだろう。その後、再び伝香寺の周辺まで戻り、コインパーキングに車を停め、三条通まで歩いた。昼食には、『うなぎ川はら三条家奈良店』でうなぎを食べた。


私は、鰻1尾(5切れ)の3,190円のうな重を注文した。十一時過ぎに店に入り、待つこと20分ほど。重箱に入ったうな重が出来上がる。



うな重の他に、肝吸いと、小鉢、漬物がつく。『うなぎ川はら三条家』のうなぎは、備長炭で焼く関西風の地焼きで、火加減も絶妙だった。パリッとした歯ごたえとともに、滋味溢れる締まった身。



関西風の地焼きのうなぎは、ふわっと溶けるような東京風のうなぎとは別の食べ物だ。3,190円は決して安くはないが、内容を考えると十分納得できるものだった。大阪で同じものを食べようとすると、あと500円は余分にかかるだろう。

【うなぎ川はら三条家・奈良店】

住所:奈良県奈良市三条町35
営業時間/11:00〜14:30(L.O.14:00)/17:00〜20:30(L.O.20:00)
定休日/火曜日(祝日の場合は翌日、GW休みなし)



うなぎを食べた後、まだ早い時間だったので、霊山寺にも参拝してきた。霊山寺は、その広い境内の中に、バラ園、宿坊、レストラン、銭湯、さらにはゴルフ練習場まで備えている。また伽藍の一部に、プラチナでできた白金堂、金でできた黄金殿という二つのお堂もあり、先述のゴルフ練習場なども含めて、お寺のイメージを覆すような部分を持っているが、西国四十九薬師霊場の札所となっている古刹であり、国宝の本堂をもち、何より私はこの石段の雰囲気がとても好きである。


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