■
某日
気づけないこと
某日
毎日不安になるくらいよく晴れる。
某日
王舟のサポートでバンジョーとマンドリン弾く。たのしかった。
寒さが、しん、としてきた
某日
大阪
リハと本番の合間、ハマとマヅルカというカウンターだけのローカルな喫茶店へゆく。僕はけっこう方向音痴らしいし記憶力もない、だから、遠征の際は自分が何処にいるのかなかなか把握出来ないのだが、初めて来るところだなーとか思いながらフラフラ歩いていると、見覚えのある風景に突然出くわしたりして、あっ、と思うこともまぁ、楽しかったりする。
マヅルカには既に以前一人で入ったことがあった。モーニングの時間だったのでほぼ満席だった気がする。常連客の中でひっそり息をひそめて、日常にとけ込もうとすると、ああ遠くにいるけど、ここにも色々な時間が流れているんだなぁと、変に無責任な旅情みたいなものに襲われるものだが、その時は寝不足による胃の痛みに耐えていただけだったようだ。
今回はマスターと数人の客のみの店内、なんとなく夕方のニュースを眺めていると、スポーツポールダンスの特集をしていて、その重力を無視した動きに小声で、おお、とか言っていると、その特集の主役であるらしい、40歳代の女性選手が画面に出て来た。すると突然隣に座っていたひげ面の常連客がボソッと、この人私の同級生です、ええ?まじですか?、さらに続けて、ちなみにもっと言うと初体験の相手でもあります、とつぶやき、淡々と現実を噛み締めているようなその口ぶりが、とても可笑しいんだけど虚しくもあり爆笑が渦を巻いて珈琲色の壁に染まってゆきました
某日
新潟
曇り時々雨
毎回とてもお世話になっている遠藤さんに色々連れて行ってもらう。ツアーの合間にとてもリラックスできた。
三条の方へもゆく。杭州飯店というラーメン屋さん美味かったなあ。。
燕三条といえば、祖母が浅草で銭湯をやっていたというのは前にも書いたけれど、その銭湯に50年近く出稼ぎに来ていた、ショーちゃんというおじいさんが、燕三条付近の農家の人だった。祖父はアルコール中毒で早くに亡くなってしまったというのもあり、僕を本当の孫のように可愛がってくれていて、大好きな人だった。中学生の頃(僕はソフトモヒカンと呼ばれる髪型をしていた..)、夏休みにそのショーちゃんの実家に一週間くらい一人で遊びに行ったことがあった、延々続くと思われるような田園風景の中を自転車で一緒にかけずり回ったり、用水路のどじょうを捕まえて作ってくれた柳川鍋がめちゃくちゃ生臭かったけど我慢して食ったり、田舎だけに大家族なので、親戚の子供たちと一緒にお風呂にはいったり、海に行ったり、とても良い思い出だ。しかし、その銭湯が廃業になり、新潟に帰ってしばらくしたら、露天風呂を自分で作ってしまうくらいパワフルだったショーちゃんもパタリと亡くなってしまった。その後一度、線香をあげにいったきりで、詳しい場所も僕には定かではないけれど、ここ数年新潟に縁があるのはほんとに嬉しいことで、ショーちゃん、新潟のみなさん、いつもありがとう
某日
雪チェーンという表示を見ると、なぜか稲村ジェーン思い出すというのを思い出す
■
某日
晴れ
川崎へ。
ソロ三枚目レコーディング開始。
今回も山崎さん、ジュンゾさんにお世話になる。よろしくお願いします。
川崎は中華や韓国系のうまい店がたくさんある。今日行った韓国居酒屋も、かなりテンション高め(料理の)
ジュンゾさんに2500円かりる。
-
- -
某日
晴れ曇り
高円寺で、ライブ。
祈りに宛名はない
-
- -
某日
晴れ
種から育てている小葱とクレソンの芽が出てきた。オクラは苗からだけれど、実がなりつつある。かわいくて、話しかけてしまう。
僕はつい猫にも話しかけてしまう。同じく猫を飼っている友達が遊びにきた時に、いつも通り猫と話していたら、不思議がられたことがあったけれど、普通やんないのかな
-
- -
某日
晴れ
過しやすい
大家さんの孫を叱る声がデカい
あれでは孫に嫌われてしまう、と勝手に心配している
-
- -
某日
晴れ
夜、散歩
ホルモンをつつく
-
- -
某日
子供の頃からの環境的な問題で、アウトサイドな視点から物事を観てしまう
戦争みたいなことは、たとえ見えなかったとしても何時でも何処にでも起きているし
確実に、今見えているものにも、悪意は宿っているから(亡霊のように)
このミイラ盗りがミイラになるという延々続くと思えるループを抜け出す為には
ダメだ、眠い
もうこんな文章は書かない
■
某日
晴れ
暑い
朝仕事が終わる。
気分でPUNK〜HCをつらつら聴いていたら急にマッシュポテトが食べたくなり、じゃがいもを買いにスーパーへゆく、リサイクルショップにも寄る。
僕はリサイクルショップが好きだ。
何か掘り出しものがあるんじゃないかと期待して、いつもふらっと入ってしまうが、そんなものは往往にしてあったためしがなく、大体なにも買わないけれど、汚くて雑然としていて、なんだか妙に落ち着くのだ。身の丈に合うのか、なんなのか。
いつも物事は新しそうな顔をして(親しげに!)、近づいてくるけれど、殆どの場合、
嘘だ
あ
マッシュポテトは美味しかった
某日
新潟
フリスロ楽しかった
酔っ払う
朝フロアで目を覚ます
某日
晴れ
松本
好きな街
めちゃくちゃおいしいカツカレーを出す店があって、そこに今回も行った。しかし、写真もないし、店の名前も覚えられない。
バンドのみんなとは家族みたいなもんだ。教わることが本当にたくさんある。
やり直しだ
某日
雨のち曇り
蒸している
大阪
酔っている
某日
福山
快晴
酔っている
明日は福岡
自転車はボロボロ
■
某日
晴れ
うちの猫は誰かがトイレに入っていると、開けてくれー開けてくれーごろにゃー、と言ってトイレのドアをカリカリする。うるさいので開けてあげると、せわしなく甘えてくるが、思わず撫でてやったりすると、用を足しながら変な体勢になるので、やめてもらいたい
かわいい
某日
晴れ
風はまだ冷たい
七針でライブ
遅刻
毎回、はっとするタイバン
胎盤ではないか
俺の詩は境涯句か
死は誰にだって隣り合わせで
すぐ死生観のはなしになる
生はどこへいったんだろう
吐き気
吐き出したいから歌っているだけ
もどかしさ
どうしても言葉では伝えられないことがあるから、ギターを弾くのだ
腹が減ったら飯を食う
暑くなったら服を脱ぐ
違う
いつでも同じでいること?
いつでも、どこでも、
それでいい
全部嘘で、全部本当だ
というのは、穂高さんの歌だ
てんしんくん
汗かきながら、糾弾するのはわるいことか
絶対にそんなことはない
■
某日
晴れ
ライブ
遅刻
よんどころない事情によりギターを一本手放す
しかし、物が多すぎる。
某日
晴れ
短パンを履く。
王舟のレコーディング
遅刻
バンジョーで参加。楽しかった。
その後、夜走りで神戸へ
イヤホンで酒井己詳くんのCDを聴く。真っ青な顔、という曲が好きだ。
午前4時、神戸着。サウナに滑り込むものの、よんどころなく追い出され、一瞬凪いだあと、なんとか別のサウナが見つかり、仮眠室でこれを書いているところ
地平線から顔を出しはじめた太陽が、赤くくすみながら揺れて、もたげてくる頭に影を落とすがしかし反対に、だんだんと建物には輪郭をもたらし始める。いつもの朝だ。
眠れないで迎えた朝は、嘘みたいな気分になる。
昼からクアトロのライブ
CMIN'KOBEは入場無料のチャリティーフェスティバルだ。
本当すごいことだ
貨幣制度など考えたやつはきっと悪いやつと思う
金がないのだ
某日
ライブ
酔っている
下北沢は昔嫌いな街だった。
初期クアトロのライブの殆どは下北沢であり、若い頃というのは自分を棚に上げて全てを呪いがちだけど、それによりあまりいい思い出がない。
自問することなど今は無意味なことだ、答えなどあってないようなもの、これはずるい考え
もっと酔えるはずだ
寝過ごさないようにしよう
■
某日
晴れ
楽しいことを考えて、夜中にステーキを焼くが、警報が鳴る「ピーピーピー 火事です」飼育され、外皮だけが肥大化していく病 持て余している
青い月夜に/注意深くしている
気づくと口ずさんでいる浜千鳥という唱歌があって、僕はそれを先日死んでしまったバタやん(田端義夫さん)が歌ってるのを観て、知ったんだった
「青い月夜の 浜辺には
親を探して 鳴く鳥が
波の国から 生まれでる
濡れたつばさの 銀の色
夜鳴く鳥の 悲しさは
親を尋ねて 海こえて
月夜の国へ 消えてゆく
銀のつばさの 浜千鳥」
きれいな歌
某日
晴れ
朝帰る。
おじいさんの電動自転車がツーーーっと前を横切る。幽霊かもしれない。
食欲旺盛。
某日
曇り
朝晩寒い
うちの猫は洋服を食べる。もうかなりの量を食べられているので、半分それは諦めているのだけど。今日はついに毛布を食べた。
相変わらずとてもかわいい。
某日
曇りのち雨
ここのところの四月とは思えない寒さに、差し込まれる。
渋谷でデュオ。モンパルナス。いいイベントだった。
某日
運命という名の偶然について。
手を下す、ということについて。
季節が終わる。