「ICO」レビュー
- 出版社/メーカー: ソニー・コンピュータエンタテインメント
- 発売日: 2001/12/06
- メディア: Video Game
- 購入: 3人 クリック: 138回
- この商品を含むブログ (100件) を見る
私が買ったのはBest版(廉価版)なのですが、Amazonに画像が用意されて無かったので通常版の方を。
私は、この感動をどのように表せばいいのだろう。
……と溜め息しか出ません。「ICO」。素晴らしいゲームでした。
今までの苦労はこのエンディングに辿り着く為の道筋。「霧の城」をめぐるイコとヨルダの冒険はこの結末を迎える為に存在したんだ……と感じさせる素敵なお話でした。本当に素晴らしいエンディングです。一緒に流れるテーマソングがまた素晴らしい。(ICO公式サイトに入った時、流れる曲です。サイトではイントロ部分しか聞けませんが……)透き通るようなボーイソプラノ*1で儚くも切ないメロディーを聞かせてくれます。ああ!もう、本当、このゲームに巡りあえて良かった。
「ICO」の素晴らしい所は、やはり「メッセージレスなのに溢れんばかりのメッセージをプレイヤーに届けてくれる事」です。
プレイ中の細かなキャラクターの動作。終わってみると、「手をつなぐ」という行為がこのゲームには絶対に必要だったという事が分かります。言葉が通じない。でも、言いたい事がわかる。少年と少女にこれ程感情移入出来るゲームは稀でしょう。
まだクリアしていない方は難易度は少々高いかもしれませんが、ネットの攻略情報等を見て、是非エンディングまで辿り着いて欲しいです。今ならBest版が1,500円前後で売られているはずです。*2宮部みゆきさんがこの物語の小説を書こうと思った(というか、実際に書かれたのですが)気持ちがわかります。夜空に瞬く、一粒の星。どこまでも光り続ける。「ICO」はそんなゲームです。
そんなわけで2週目プレイもする事にしました。2週目は1週目では分からなかったヨルダの言葉が分かるようになるんですよ。ああ、本当に素敵なゲームだ……。下(↓)で手抜き且つ露骨なサービスショット画像載せてる場合じゃないですよ、霜月さん。*3