『ミリオンダラー・ベイビー』を観ました

クリント・イーストウッド主演&監督の『ミリオンダラー・ベイビー』を観ました〜。

ミリオンダラー・ベイビー [DVD]
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これは…真っ暗な気持ちになりました。真っ暗闇です。なんですかこれは!? どうやったらこんな真っ暗な話を思いつくのやら…ちょっと信じられません。心の底から真っ暗になりました。

なにをどう書いたらいいんだか…きっついですねえ。尺が2時間超とやたらと長くて、連勝街道を突き進んだヒラリー・スワンク演じる女ボクサーが、タイトルマッチをやった時点でまだ45分も残していたので、いやーな予感はしたんですけれども…どうにもこうにも、こんなのはボクシング映画でもなんでもないです。重苦しいもん観ちまったなーなんか。だまされた気分です。金返せとは言いませんけど、ちょっとひどい仕打ちを受けた気分です。

クリント・イーストウッドモーガン・フリーマンはまあなんでもいいとしてですね、ヒラリー・スワンクっていう女優さんはこんな暗黒女優だったんですね。この間観たばかりの『フリーダム・ライターズ』では大卒の熱血新人女性教師だったのに。真逆じゃねえかよ! シャレにならん女優魂ですね。ボクサーを目指す三十路の底辺女のくせに性格が育ちよさそうじゃねえか、とか思ってヘラヘラ観てたらしっぺ返しを食らいました。きっついわーホント。きつかった。

あとトレイラー暮らしのホワイトトラッシュの一家の面々はよかった。クソっぷりが全開でしたね。お母ちゃん役のマーゴ・マーティンデール、ダメな妹役のリキ・リンドホームが出てきたあたりは、なんとしてでも笑いどころを見つけたかった自分としては、ホント、唯一の笑うところでした。あのクソ家族が、見舞いにくるのにディズニーランドに寄ってたシーンですが、子供いねえんだよね。どっかに預けてきたか…クソですね。

ああもうホントこんなの観るつもりじゃなかったのになー! パッとしねえ!