『ミート・ザ・ジェンキンズ』を観ました

マーティン・ローレンス主演の映画『ミート・ザ・ジェンキンズ』を観ました〜。

いやあ、少々厳しいですね。脚本も演出もなんだかなっていう。

マーティン・ローレンスが思ったほど毒気がなくて面白くないので、多分この映画にとっては致命的なんじゃなかろうか、とちょっと心配してしまいました。そのくせセドリック・ジ・エンタテイナーやモニークなどの豪華客演お仲間スターたちも、それほどでかい活躍をするわけではなく、極めてルーティンワーク的なドタバタ。なんの面白いところもありません。しかもジェンキンズ一族が全然一族に見えないっていうキャスティング。こればっかりはもう少しなんとかした方がよかったんじゃないでしょうか。ぜんぜん南部に見えないです。見えないどころか、サウザン・コンフォートのまねごとをやってる部分もあったので、南部の大家族のマネゴトってのが狙いだったのでしょうかね? 親の大号令で家族が南部にある実家に集まるという設定ですが、『ソウル・フード』の方が料理もしっかり作っていたし、配役的にもまだ家族というテイを成していたと思います。まあいずれにしても、ヌルい映画ですけど。

まあこんな時もあります。ちなみにこの手の映画を吹き替えで観るときにいつも思うんですが、人種についての台詞はたいていボカすか消えちゃってるんですよね。ずっと気にはなっていたんですけれども、あれはいいんでしょうかね。完全に作品の意図を曲げちゃってるような気がするんですけどね。