『GRASS マリファナVSアメリカの60年』を観ました

『GRASS マリファナVSアメリカの60年』を観ました〜。

4月20日は大麻の日なんですねー。大麻というよりマリファナの日ですか。いろんな呼び名があるんですけど、一番マリファナと向かい合ってきたのは他でもないアメリカ合衆国です。さまざまな法律、研究、デマ、広告、映画が、それぞれの時代の文脈で生産されてきました。そのアメリカとマリファナの関わりの歴史を映像でまとめたっていうものでした。かなり面白かったです。まーあ予想はしてましたけれども、どちらかというとマリファナ支持側のプロバガンダ映像という感じになっているような気がします。

この大麻支持派と反対派の綱引き、これが実に面白いんですよね〜え。これがアメリカではリベラルと保守の闘いに置き換わるってのが実に興味深いです。どっちにしてもそれなりに理由はあるし、どっちの方策がよいかというのはその時代その地域によって考え方も変わるでしょう。長い長い積み重ねの上で、ここまでアメリカが大麻と付き合ってこなければならなかった理由、それは世界最大ともいえる大麻産出国のメキシコと隣り合わせであるということが大きいんでしょうなあ。

国が麻薬を認めるなんてえのは言語道断なんですけれども、その線引きは誰がやるかといったら国なんですよね。我が国におきましても、酒とタバコはいいけど覚醒剤とヘロインがダメな理由、それをきちんと説明できて、理解した上で、では大麻について吟味いたしましょうよ、という道筋だけでもつけたらいいのにな、と思います。

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