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うたたね日和♪読書メモ このページをアンテナに追加

2018-11-13

龍にたずねよ

龍にたずねよ

龍にたずねよ

時代は戦国、元気いっぱいの少女・八姫が主人公。
白狐、龍神水晶玉・・・和風ファンタジーの要素がたくさん詰め込まれているのだが・・・全体的にどこかで読んだ物語になってしまっている(←私見です)たぶん八姫の一人称にしたところが苦しく、文章の流れとしては三人称の方が、物語を広げていくためにはよかったのではないだろうか。
時代的な固有名詞・言い回しが、現代のそれと、ときおり入り混じり、言葉の統制がとれていないように感じてしまう箇所が数か所あった。前作『夜霧姫』より少々、創りが雑になってしまったか。
期待していたぶん、今回は辛口になってしまったが、これからの作品も大いに楽しみしている。

2018-11-11

願いをかなえる呪文

ハッピーエンドで完結したおとぎの国のその後。。。きっと物語に出会った子供たち、ひとりひとりにたずねたら、それぞれ違った顛末があるのだろう。その数えきれない子供たちのうち、大人になった一人が彼自身の思う「その後の世界」を描いた。そういう物語かな、と感じた。

アチチの小鬼

アチチの小鬼

アチチの小鬼

「ぼくとおじいちゃんシリーズ」の第三弾。表題作と他四話、計五話が収録されている。軽妙な関西弁のやりとり、絶妙なオチのつけ方、思わず吹き出してしまうこと数回。想像の翼はどんどん広がり、どこまで曲がりくねって飛んでいくのでしょう!(「ウミンバ」「ゆでた孫」って・笑)いつかこのシリーズも偕成社文庫になってくれることを期待しつつ、笑顔で本を閉じました。

挿絵・田中六大さんのユーモラスな絵もすばらしいのです。
「おこのみやき 味のおかだ」とか、おおかみさんの「キラキラおめめ」とか、もうおかしくて!

2018-10-31

婚活食堂

婚活食堂

婚活食堂

これからは、やはりおでんの季節ね、などと思いつつ「めぐみ食堂」の縁結び物語に心を温められる。女将、恵の前職が現在に役立つ過程も楽しい。巻末のレシピはお約束。でもほんとは自分で作るより、「めぐみ食堂」で食べたいんだけど(笑)

2018-10-26

さいごの海賊と妖怪牛鬼

現在から中世タイムトラベル瀬戸内海因島が舞台。海斗とシゲの時代を超えた友情と、怖い牛鬼の真実を知ることで、共存共栄のテーマが浮かぶ。さわやかなラスト。

稲妻で時をこえろ!

12才の少年、瞬が主人公。
<以下、ネタバレ

衝撃的なラストが、他のタイムスリップ物(児童書)と一線を画す。
時は待ってくれない。あともどりすることはできない。
絶望の中、音楽の力に気づく瞬。未来への希望が見える。
贅沢をいえば、中編よりは高学年向けの長編で読みたかった内容。
登場人物をもっと書き込めば、さらに読み応えがあったと思う。
美月は、どうやって過去を生き抜いたのか。
ヒール役・壮太の現在、その後がどうなったか。
真人の背景は? どういう存在なのか。
消えたスイートペインは別軸の世界で生きているのか。
妹の奏との関係は?
ほかにもいろいろと読みたいことがある。
エピソード明治時代コレラ渦あたりで、著名な海外SF小説を彷彿した。作者は、ファンなのかもしれないと想像してしまった。

青春は探花を志す

今回も苦労と緊張の連続。勉学の場での暗躍に、はらはらしたが、ラストはさっぱりと潔く。これで心置きなく夏沙に向かえる。これってまさか玄月さんの目論見通り、ではないでしょうね。
・・・にしても、漢字が多い。面白いがときどき辛い。

おんなふたり 奥の細道迷い道

吉行和子さんと富士真奈美さんの屈託のないおしゃべりが楽しい。
俳句の雰囲気、俳号、俳句を詠むようになった動機など、お二人それぞれ個性が出ていて面白かった。

2018-10-17

おいしい時間 三谷幸喜のありふれた生活15

NHK大河「真田丸」の創作エピソードから、舞台上演での裏話、映画やドラマに関する持論の展開など・・・。
いつもの、ありふれた生活という名の、ありふれてない生活、を楽しく読ませていただく。
さらに「わけあって最近・・・」で始まる息子さんとの新たなカテゴリも加わり、エッセイの幅が広がってより楽しい。