香山リカ『を愛するということ』(講談社現代新書)読む。



テーマは私探しと自己愛。マスコミで大々的に報じられる犯罪者の病理を拡大する、大衆の欲望、
'80年代サブカルニューアカデミズムだって・笑)から連綿と続いている「どこかに
‘本当のわたし’がいるはず」という幻想、変身願望等、スッパスッパ書き倒していて、するする読める。


<本当のわたし>なんているわけないという主張は、村上龍がさんざん言ってたような気がする。