ベクトルズ


文学フリマで買った「ベクトルズ」を読もうとしたのだが、これは実はCD-ROMのミニコミなのでパソコン上で観るかプリントアウトするかしかなくて、プリントアウトするとどうやら膨大な量になってしまいそうなのでパソコン上で読むことにした。


「ベクトルズ」というのは佐々木敦×大谷能生×木村覚による批評をテーマとするミニコミで、とりあえずまずは「ベクトルズは何をするのか」という冒頭の鼎談を読んだらとても刺激的な内容だった。同人誌、って通常だいたい同じことをやっている人が集まって同じことをするものなんだろうけども、「ベクトルズ」はそれとちょっと違って、ふだんそれぞれ違うことをしている人たちがたまたまどこかめぐり合わせのよい結節点に集まったから何かやってみよう、どーん!という感じがあってわくわくします。ほんとは紙媒体で読みたいけど、音声ファイルも入ってるし、しかたないのかな。まだ在庫があるかどうかわかりませんが以下からたどって注文できるみたいです。


http://unknownmix.exblog.jp/6932178/


「ベクトルズ」のコンテンツは対談がほとんどで、話し言葉だからつまりは長いということで、ふだんパソコンを置いてある作業机で読むのは寒くてしょうがない。そこでデスクトップのモニターをコタツの上に置くことにした。


同居人のユパ様は、この様子をみて「コックピットに座っているおじいちゃんみたいだ」と言った。たしかにこうしてコタツでパソコンの画面に向かってキーボードを叩いていると、闘っているようでもあり、くつろいでいるようでもある。