停止報告
以後当分プライベートモードで停止します
突然ですが以後停止します。
ストーカーやそれを煽りたがる輩などにうんざりし、感情的になってするべきでないことをしてしまった。
問題のストーカー氏、最初はただの荒らしのつもりでたたき出したら、あそこまで異常な粘着文を毎日長文で書き連ねるとは思わなかった。
話し合おうにも、書いている内容は強引な難癖とデタラメと自己矛盾だらけなのに、他人に指摘されても全く無自覚、礼儀を守らない、相手への攻撃と自己正当化に異常に熱心、独善にひたすら自己陶酔とどうしょうもない。
見たくなくても、こっちの文章をやたらとコピーしているので、はてなの「おとなり」機能でそのストーカーの粘着状況が知らされたり、その異常な粘着ぶりに引っ張られたらしい(心配してくださる方が多くではありましたが)煽りのメールやトラックバックの処理に、もううんざり。
ストーカーや便乗煽りはもうたくさん。さようなら。
余談
かのストーカー氏にうんざりしきった大きな理由の一つは、メールやコメント、トラックバックを禁止されても、はてなのキーワード機能や「おとなり」機能で常にその粘着ぶりをこちらに示してきた事。なにせこちらの文章のコピーしている割合がやたら多いから、その手の機能がどうしても自動で拾い上げる。
延々飽きずに、自分自身のはてな日記では自分のほうが度々批判されても全くへこたれずに、私一人への粘着誹謗文をだけを書き綴る。ストーカー氏、商品情報とかのコピー以外は、ほとんどそれしかしていない偏執狂ぶり。こんな特定一人の誹謗だけに情熱を注ぎつづけるストーカーの事は想定していなかったとはいえ、結果的にははてなの機能が嫌がらせ用ツールとして機能してしまった。
モンテ・クリスト―巌窟王―
2002年 イギリス・アイルランド合作 131分
監督:ケヴィン・レイノルズ
出演: ジム・カヴィーゼル, ガイ・ピアース, ダグマーラ・ドミンスク, リチャード・ハリス
先日読了した『モンテ・クリスト伯』の近年の映画版。
総評は、不満はあるが、さりとて時間やその他の上限を考えるとまず考えつくような事は上手くこなしており、そこからのプラスアルファはかなり難しいともわかる物。
原作は七巻の長編ですので単純なダイジェスト方式ではニ時間強の尺には絶対納まらない代物。そのためこの映画版は原作の大まかな流れは踏まえた上で、個々のエピソードはほぼ作り直し。手際よくまとまっているとは思います。ただやはり、伯爵をはじめとする登場人物の内面やドラマはやはり、単純化されているなあと物足りなく思えてしまう。特にオチは、原作のエデやマクシミリアンなどに対する擬似父性関係では無く、ストレートな家族関係でハッピーエンドというストレートさ。
あと、逮捕から獄中生活、脱出までは克明に描かれていますが、やはり尺を考えれば仕方がない事ですが、原作では多くを占めていたパリでの貴族社会での生活模様とかのボリュームは大きく削られており、原作では下手な貴族よりもはるかに貴族らしいと描かれていた伯爵の貴族的な精神や言動も、この映画版では復讐のためのかりそめの姿にすぎないとニュアンスをかえて描写をされている。
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モンテ・クリスト伯 第六巻、第七巻(完結)
読了
ダンデスがモンテ・クリスト伯爵を名乗って現れた第三巻あたりからは、ゆったりしたペースで進行していましたが、5巻後半からは怒涛の展開。
伯爵の苦悩ぶりが克明に描かれている。ついに復讐の実行段階に入るが、第一ターゲットのモルセールへの復讐にスキャンダルを暴露して息子のアルベールを殺すために挑発して決闘を受けさせるが、かつての恋人であるメルセデスに懇願されアルベールを殺せる心境でなくなる。そして一度は捨て鉢でアルベールに殺されてやろうと思うが、娘のようなエデを残すことを考えて苦悩。
結局モルセール家の件は、アルベールの機転と決断で決闘を回避し、アルベールとメルセデスはモルセールを見放して家を離れ、モルセールの自殺するというこのときは最良に見えた結果に終わる。
しかし次のヴィルフォールへの復讐は、彼を発狂するまで追い詰めることに成功するが、ヴィルフォールの幼い子供まで死に至らしめたことに再び苦悩。さらにメルセデスにもやはり家庭を破壊した多大な心痛を与えていたことを思い知る。
そうして、不正への怒りや復讐の権利を求める心境と、自身の復讐による災厄への罪の意識、神の意志をどこにも止めるかなどで葛藤し、それでも復讐真を自ら駆り立てるも、結局最後のダングラールへの復讐は、白髪になるほどの恐怖を与えることのみにとどめる。 そうして復讐を終えた後のラストでは、せめてもの一つの善行を行い旅立つ。
このあたりの苦悩の克明な描写は、要約版では味わえない。
前田監督版『巌窟王』との比較
前田版と決定的に展開が変わるのは、アルベールとの決闘前にメルセデスが命乞いに来た時に、原作ではその命乞いを聞き入れて以後復讐に大きな葛藤などを持つのに対し、アニメ版では命乞いを聞き入れず以後も冷酷非情に執念で徹した事。
原作で伯爵は、メルセデスの命乞いを聞き入れて復讐を貫徹する意思が崩れた時に「復讐しようと決心したとき、心臓をむしり取っておけばよかったんだ!」と一人叫ぶ。前田版ではおそらくはここを踏まえて「心臓をむしり取ってしまった場合の伯爵」を描いている。事実前田版では心が凍てつき、心臓まで鉱物になっていると明確に描写されている。そうしてアルベールとドラマ上で対峙させている。
ただ、ドラマとしての面白さは、前田版のアルベールの若さと素直さゆえのひたむきさを主眼にしたものもいいですが、やはり原作の人生の喜びと苦しみの多くを経験し、復讐の是非について激しく葛藤し、エデやマクシミリアンに実の子供のような愛着をもつ伯爵を主眼にしているほうが、ドラマ的にずっと深みがあり面白いです。
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黒の試走車
時間的余裕ができたので録画していたものを、ぼちぼち観賞。
この映画のテーマ自体はわかりやすく、組織の犬になって人間性を失うことへの批判。
この映画の風刺を効かせているところは、一般的な物語では明るい夢として描かれるスポーツカー開発と販売のプロジェクトを、凄惨な産業スパイ合戦として描いていること。クライマックスの乱闘が新型スポーツカーのポスターの前で行われ、その結果の死者を会社の看板が見下ろすような構図で写されているくだりでは特に明確。
さらにこの映画が単なる説教臭い映画でないところは、お互い知恵をつくしたスパイ戦術競争や、二段、三段と仕掛けられた敵スパイの配置を暴いていく、攻防ストーリー。高松英郎演じる小野田部長率いる開発企画一課がかなりヤクザな方法を使ってスパイをしていても、その戦術の面白みや、より悪辣で狡猾な敵側の存在などでピカレスク的に面白い。
ただ小野田が最期には、結果的に人を殺してもまるで良心の呵責を感じないほど悪辣な存在になったと、田宮二郎演じる朝比奈に糾弾されるくだりは、理屈はわかるものの小野田が最初と大きく変わったような印象が弱く、最初の頃には非常の手段としていた事が、相手の悪辣さに応戦するうちにどんどんエスカレートしていき最期に到るというように、落差をもっと明確にしていればと思えるのが物足りず。
叶順子演じる昌子の、朝比奈に対する冷ややかとも達観とも取れる「馬鹿な男だね」というような眼差しも印象的。
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