11月1日のブログでも紹介した小林章さんのトークイベントに行ってきました。
『まちモジ 日本の看板文字はなぜ丸ゴシックが多いのか』(グラフィック社)の刊行を記念したもので、場所は紀伊國屋書店新宿本店8階のイベントスペースです。
『まちモジ』の中の写真を中心に、世界各国の文字のある風景をスライドで見ながら、小林さんが解説していきます。
本書でも出てきますが、「STOP」の標識を撮影していて自動小銃を持った警官に職務質問されたときの話とか、もうテッパンです。疑いを晴らすために「STOP」の標識しか撮ってないデジカメのデータを見せるなんて、よけい怪しいやつと思われちゃいますよね〜。
『フォントのふしぎ』を読んだときにも書きましたが、なにげない街なかの看板にある文字の魅力を、小林さんが次々と引き出していくんですよね。「こんなに魅力的なのに、なぜみんな素通りしちゃうの?」という感じで。小林さんに見つけてもらえて、看板の文字も嬉しかったろうなあ。
これはトークイベントのあとでサインをする小林さんです。
後ろに「紀伊國屋書店」というロゴ(丸ゴシック!)がずらっと並んでいて、「写真集を出版したアイドルのサイン会みたいだ!」と、とても喜んでいました。
このイベントにあわせて、紀伊國屋書店新宿本店7階のデザイン書売り場では、『まちモジ』関連書フェアが開かれています。
烏有書林の『高岡重蔵 活版習作集』や『ジョンストンのロンドン地下鉄書体』も並んでいます。
期間は12月中旬まで。今なら『まちモジ』のサイン本ありとのこと! 新宿に行くさいはぜひお立ち寄りください。
最後に、オヤッ?と思って今日私が撮った「まちモジ」から。
「水」の3画目、なんかヘンじゃない???