僕の自動車さ!明日の夢さ!

健さんを偲んで、東映チャンネル「日本侠客伝・刃(ドス)」。玉川良一浪曲を披露するだけで仁侠映画がコメディっぼくなるのはなぜか。ボスキャラが渡辺文雄と言う矮小さに引っ張られてパッとしない映画だったけど、健さんが十朱幸代からもらった内掛けに涙するシーンと、その内掛けをたすきに着て殴りこみに行くシーンだけですべて許される。金沢弁の山本麟一がヘンに上品で可愛らしい。あと幻妖斎さまは出ないけど朧一貫こと阿波地大輔の出番が多かったのは余談。小沢茂弘監督で1971年。

先だって亡くなった越部信義と言えばまず「地球を七回半まわれ」を思い出すけど、今度は自分が死ぬまでに手塚キャラの登場するアニメ版を再見できるものなのかしらん。