●5thシングル「太陽の季節」




発売:1975年7月1日(エレック・レコード)
A面:太陽の季節(作詞:岡田冨美子、作曲:穂口雄右
B面:小さないさかい(作詞:岡田冨美子、作曲:佐瀬寿一


真夏の海デートを描写した、太陽ギンギンのサマー・チューンで、シングル5作目にして、初めてヨシキ(今村良樹)がソロをとった曲。
高校生の男の子と女の子が夏休みに海に出かけ、初めて素肌が触れ合ってドキマギする…そんな場面が目に浮かぶ、夏にピッタリな軽快なラブソング。


レコード・ジャケットはご覧の通り、全員がオーバーオール姿ですが、ステージ衣装はテレビの色彩調整のようなカラフルな配色の横ジマのベストとパンタロンだったと記憶しています。


B面は「小さないさかい」。初めて、A面B面ともに職業作家の楽曲となったシングルです。それまでのB面は、ずっと山田くん(山田隆夫)の作詞・作曲で、山田くんの趣味の延長という感じのアットホームな印象でしたが、本作からは一転。B面も、正統派の歌謡曲となりました。


遊びと本気の区別をつけて、もう泣かせないという誓いを立てる…といった大人っぽいストーリーで、“女なんてみな同じと思い遊んでた、違うね君は”というソロ・パートが、当時モテモテだった江藤くんにピッタリ。“包帯を指に巻き、君を大事にする誓いを立てる”というフレーズが、なんともエロティックでした。
こういう物語性の強い歌謡曲ってすっかりなくなってしまいましたねぇ。


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