2009-12-02 致命的・犯罪的・亡国的なきっこの聞き間違い

さとうしゅういち様、id:kojitaken様、それに『絵文録ことのは』の松永英明様によってコテンパテンに叩きのめされた、きっこ氏の「事業仕分けによる漢方保険適用除外はデマだ」という主張ですが、今日のエントリーできっこ氏、変わらずデマだという主張を繰り返しています。
1.仕分け人と厚生労働省の担当者による63分間の会議の中で、仕分け人側から「漢方薬を保険から除外すべき」という文言は一度も出て来ない。
2.厚労省側の「市販品類似薬は保険外にするという方向に決まったのか?」という確認の質問に対して、仕分け人側は明確に否定している上に、どのような方向に進めて行くのかという「方向性」すら何も決まっていないと明言している。
3.最終的には、15人の仕分け人のうち11人が賛成したため、「評価コメント」には「市販品類似薬は保険対象外とすべき。単価比較をすれば、市販品の方が安くなるデータもある。材料の内外価格差も同様。」と書かれているが、これは「決定」ではなく、あくまでも仕分け人チームによる結論でしかない。
4.また、総括にあたる「とりまとめコメント」には、「市販品類似薬を保険外とする方向性については当WGの結論とするが、どの範囲を保険適用外にするかについては、今後も十分な議論が必要である。」と補足してあるので、今後、政府が「除外すべき」という判断を下したとしても、すべての市販品類似薬を除外するわけではない。
こうした全体の流れを見れば、とりあえず「市販品類似薬を保険外とすべき」って方向にはなったけど、何もすべての市販品類似薬を明日から除外するって言ってるワケでもなければ、ましてや「漢方薬をすべて除外する」なんてヒトコトも言ってないことが分かるだろう。ニュアンスを正確に伝えるとすれば、「こうした市販品類似薬の中には、病院で処方しても患者が飲み残すようなムダなものもあるから、除外すべきものとそうでないものとに区分けするために、今後は国民的な議論を十分に尽くして行く必要があるのではないか」って、こんな感じの結論だ。
いや、どこをどう読んでも、「漢方は変わらず保険の対象とします」なんて明言されてないんですけど。これだけで気を許すというのは、あまりにもお人よしと言うか、きっこ氏自身が使ってる言葉を借用すれば、「アホ」、と毒づきたくなるのですが。
更にきっこ氏自身が自慢げに述べている主張が、自ら墓穴を掘るという展開になっています。以下、id:tonmanaangler様のブログより。
だけど、実際に、11月11日に行なわれた「後発品のある先発品などの薬価の見直し」っていう仕分け会議の音源を聞いてみたら、最初から最後まで63分間ぜんぶ聞いても、仕分け人の誰1人として「漢方薬を保険から除外すべき」だなんてヒトコトも言ってなかった。それどころか、最後に厚労省側から出た「市販品類似薬は保険外にするという方向に決まったのか?」っていう確認の質問に対しても、仕分け人側は明確に否定してた。
厚労省 「先ほどの市販品類似薬の保険外の件ですが、これは方向はもう保険外ということなんですか?」
仕分け人 「いえいえ、私ども、そんなことは申し上げてはおりません。これは当然、法改正も含めた、患者の負担を上げる政策ですので、実際それをどうするかと言うことは、国民的議論が必要、慎重な検討が必要だと言う立場でございます」
厚労省 「それは、ええと、方向性も今からだということですか?」
仕分け人 「おっしゃる通りでございます」
実際に聞いてみました
⇒行政刷新会議WG「事業仕分け」(2009/11/11・2-5)‐ニコニコ動画(9)(55:05〜)
「コウノさん」
A「さきほど最後に残っている市販類似薬の薬価の保険外の話ですが、これは方向はもう保険外なんですか?」
B「私どもはそんなことは申し上げておりませんで、これは当然法改正も含めた、患者の負担を上げる政策でございますので、実際それをどうするかというのは、国民的議論が必要、慎重な検討が必要だという私どもの立場でございます」
A「方向性も、それはまだ今からだということでいらっしゃいますか?」
B「おっしゃるとおりでございます」
「コウノさん」という人が質問して、Bがそれに答えているんですよね。この「コウノさん」というのは河野 龍太郎(BNPパリバ証券チーフエコノミストBNPパリバ証券チーフエコノミスト)だと思うんですよね。つまり、第2WGの評価者であって、仕分け人の人じゃないんですかね?それに答えているのは役人ですよね、おそらく厚生労働省の役人だと思うんですけどね。
きっこさんの書いてることと「逆」だと俺は思うんですけどね。ちょっと誰か確認してみてよ。
(追記)
⇒あいまいな家庭医の私: 漢方薬の保険適応外し!? 事業仕分けの“会議録”
《0:55:10》
民間仕分け人/河野龍太郎・BNPパリバ証券チーフエコノミスト
最後に残っている市販類似薬の薬価の保険外の話ですが,これはもう,方向は「保険外」なんですか?
財務省 ぃぇぃぇ…いえいえ…私共そんなこと申し上げておりませんで,これは当然法改正も含めた,患者の負担を上げる政策でございますので,実際それをどうするかというのは国民的議論が必要,慎重な検討が必要だという,私共の立場でございます.
やっぱり質問してるのは「河野さん」ですよね。答えたのは「財務省」みたいだけど。
(さらに追記)
⇒「漢方薬の保険適用除外はデマ」は悪質なデマ!医療現場から漢方薬が消える日[絵文録ことのは]2009/11/30のコメント欄
既に気づいてた人がいたんですね。
これは「ついうっかり聞き間違えました」と頭を下げて済む話ではありません。多数の医療難民を発生させ、日本の医療行政を後退・崩壊に追い込む致命的・犯罪的・亡国的な聞き間違いであります。きっこ氏はこの件についてどうお考えでしょうか!?





この河野さんと言う方は確か民間の証券会社の方ですよね?
この漢方の件では関連会社の株価が相当影響をうけています
さらに医薬品関連以外でも科学技術関連などの仕分け関連の株も影響が大きいです
それなのになぜ証券会社の人間が仕分け人等になれるのでしょうか?
普通はインサイダーの疑惑を避けるために人選から外すのが常識ですよね
うーむ。きっこさんなら、やりかねん。