晩鮭亭日常

2008-04-19 無責任ソングの源流をさぐる。

無責任ソングの源流をさぐる。


 朝、電車に乗りお茶の水へ。今日は年に一度の健康診断(簡易人間ドック)の日。なぜか携帯本を忘れて、車中ではiPodで柳家小三治「子別れ(上)」を聴く。


 指定時間の9時ちょっと過ぎに着き、粛々と検査室を移動し、10時半には終了する。


 まずは何も食べていない腹に何か入れようとマックへ行き、ビックマックセットを食べる。落ち着いたところで本屋を回る。


 東京堂へ。書肆アクセスにいた畠中さんが勤められていると聞いてから初めての来店だ。1階のレジを見たが姿はなし。

 名物の軍艦台で平積みされていたこの2冊を購入。

  • 田中眞澄「ふるほん行脚」(みすず書房)
  • 扉野良人「ボマルツオのどんぐり」(晶文社)

 たたずまいは違うが、それぞれいい雰囲気を持った本だ。いつものコースで古本屋を回っていると、タテキンの前で熱心に本を見ている退屈男さんの姿が。声をかけると、手にした戦利品を見せてくれる。それから、ひらべったいガムテープも見せてくれた。これが「退屈男と本と街」に書かれていたものか。なるほど、真ん中の空間をなくしただけで簡単に省スペースの扱いやすい商品になるのだなと感心する。


 退屈男さんに、畠中さんは東京堂の3階にいると聞いたので、さぼうる2でナポリタンを食べてからすずらん通りを歩いていくと、台車を押して行く男性の姿に目がとまる。あのお顔は鹿島茂さんではないか。隣りにいる女性は奥様なのかもしれない。鹿島さんの押している台車の上には、黄色い本体の箱なし全集本が積まれていた。何をどこに持って行く途中なのだろう。


 東京堂の3階に行ってみるが畠中さんの姿はない。残念。


 その後、何軒か古本屋を回ってから神田伯刺西爾へ。やたら店に入るのはバリウム検査をしたためです。

 ブレンドを飲みながら、「ふるほん行脚」を読む。荻窪・ささまを皮切りに、あちこちの古本屋を田中眞澄氏はよく歩いている。池ノ上・十二月文庫も出てくるし、藤沢聖智文庫も登場。さくさくと読めてしまう。


 いつものように〆は日本特価書籍。

  • 安藤鶴夫「私の寄席」(河出文庫)
  • 添田知道「流行り唄五十年」(朝日新書)
  • 岩本素白「素白随筆集」(平凡社ライブラリー)

 

 明日からの宿泊出張の準備と気にかかることがあり、職場へ戻る。


 予想通り、いない間にトラブルが発生しており、電話を入れて事後処理をする。


 夜、帰宅して明日の準備。それを終えて風呂へ。この時、BGMとして「流行り唄五十年」付属のシングルCDを聴く。歌っているのは小沢昭一さん。植木等の無責任ソングの源流はここにあったのだあなと思わせるものであった。