たこりーな画伯/ぷっくり・おんなのこ弁当 (ムーグコミックス)

ぷっくり・おんなのこ弁当 (ムーグコミックス)

ぷっくり・おんなのこ弁当 (ムーグコミックス)

2007年2月5日初版
絵:★★★☆☆、話:★★★☆☆、工口:★★★★☆
 一見すると絵柄は苦手なはずの口リコン向けなんですが、その手の本ではないと分類しています。実際年齢が幼い登場キャラクタもいたんですが、やってることは普通の男と女の行為なので、幼い絵柄の漫画なんだと許容できてしまいました(笑 実際は高校生くらいの女の子の作品のほうが多いです。購入したのも意外にその年齢のキャラクタがよかったからなんですね。
 「今日のうらない」という作品のストーリーはちょっとバカバカしくて(いい意味)、主人公のショウはその女の子からある本をもらうのですが、なぜか毎朝占い(?)が浮かび上がり、それがあたらないとペナルティがつくのです。たとえば今日はラッキーだから100円を拾う、でも、占いが的中しなかったら3日以内に視力が下がるよ、という風に。で、その日は100円を拾うまでひたすら探し回るという日々を過ごしていました。占いは20回で終わるようになっていて、最終日の占いは、「今日のあなたは超ラッキー。あこがれの娘と初えっち。…(略)…。多少強引に責めるのが吉。最後は膣内出しでフィニッシュだ〜! 占いが的中しなかったら、地球滅亡」と如何にも工口マンガらしい設定に思わずニヤり。この設定のおかげで2ページめでその女の子を拘束し、そのまま強引にやってしまうという超早展開も納得というものです。しかもそのままやりっぱなしマンガで終わらずにオチもちゃんとあるのはよかったです(どういうオチだったかは内緒)。
 一話だけ紹介してみましたが、バカ話(いい意味で)が結構楽しめる内容になっていました。たまにこういう作風を読むのも悪くないです。あ、これが初単行本のようです。

刹奈/ヒソカなお仕事 2 (バンブー・コミックス DOKI SELECT)

ヒソカなお仕事 2 (バンブー・コミックス DOKI SELECT)

ヒソカなお仕事 2 (バンブー・コミックス DOKI SELECT)

2007年2月17日初版
絵:★★★☆☆、話:★★★☆☆、工口:★★★☆☆
 いわゆる遺作となるのでしょうか(これがほんとに最後かどうかは知りませんが)。あれからだいぶ時間が流れたような気がしていましたので、思わず手が止まってしまいました。表紙裏の作者遺影に大きく顔写真が出ていたのが印象的で、Webで以前見たことはありましたが、ほんとにきれいな人でしたので寂しい気持ちになります。

あとりK/快感中毒 (MUJIN COMICS)

快感中毒 (MUJIN COMICS)

快感中毒 (MUJIN COMICS)

絵:★★★★☆、話:★★★★☆、工口:★★★★☆
 DVDシリーズ(笑)ですっかり覚えてしまった作家ですが、作品も安定し安心して買える作家になりつつあると思います。某編集者の本を読んで以来、小心者だががんばり屋という勝手な印象をこの作家にもっていますが、着々と作品を作り続け力をつけていっていることはすばらしいと思います。この方の絵はほぼ女の子が全員たれ目でちょっと気弱な雰囲気をうまく出している点に特徴があり、私自身この作風以外の作品を知らないくらいです。手元にあるのはこの本で4冊めになりますが、バカで笑えて工ッチな話をもっとも書いてもらいたいと思います。