影崎由那/かりん 13 (角川コミックス ドラゴンJr. 67-14)

かりん 13 (角川コミックス ドラゴンJr. 67-14)

かりん 13 (角川コミックス ドラゴンJr. 67-14)

 13巻。いよいよ次回が最終巻だそうです。この巻は前巻ラストのラブクライマックスから一転鬱展開です。不愉快キャラ(お嬢様らしいが名前出てたかどうかもチェックする気にならず)がカバーを飾るし、単行本を見るだけでも気分が悪くなります。まあ影崎さんの漫画だからこういう展開は容易に想定されましたが、結局とどめのラストもド不幸で終わりでしょうか。本誌はどこまで話が進んでいるのか知りませんが、期待せずに待とうと思います。疲れている時にこういう話はきつい。

支倉凍砂/狼と香辛料 (6) (電撃文庫)

狼と香辛料 (6) (電撃文庫)

狼と香辛料 (6) (電撃文庫)

 気分を変えて、こちらも楽しみにしていた第6巻。読後感は非常にさわやか。先の鬱感を吹き飛ばしてくれました。今回は知力を尽くす商人としての戦いや派手な立ち回りはなかったのですが、コルという重要な新キャラの登場と合わせて今後のストーリー展開を大いに期待させる内容だったと思います。万一ここのブログを目にした人がいると読む楽しみを少し減らしちゃうので詳しい話は避けますが。それにしても派手な展開がなくとも全く飽きさせることなく楽しんで読ませるのですから、力ある文章を書いてるなぁと改めて思いました。来年にはアニメもスタートするようですが、とりあえず認知度を更に高め、この小説を読む人が増えたらいいなと思いました。正直アニメには全く期待していません。もちろん予想を裏切ってくれることは大歓迎ですが。