珍・特集(ちんとくしゅう)/痴女子攻性

絵:★★★★☆、話:■■■■□、愛:♥♥♥♥♡、次回作購入意欲:♪♪♪♪

痴女子攻性 (いずみコミックス)

痴女子攻性 (いずみコミックス)

  • 作者: 珍特集
  • 出版社/メーカー: 一水社
  • 発行日: 2008/05/30
  • メディア: コミック

裏も表も男のアレはモザイクなのに女性のほうは下着越しにくっきり。男は下半身だけとはいえ、男女両方が描かれているのも、結構珍しいのではないかと思います。チャレンジなカバー絵で、今回が2冊め。約3年ぶりの新刊です。約150ページとやや薄めなのは気になりましたが、思ってたよりずっと良かった気がします。

 絵の描き込みとかストーリーとかで、すごいと思わせるところは正直ないのですが、まさかここまで足コキ作品が揃ってるとは思いませんでした(笑)。9作品中4作品。その内の3つは完全に足コキがメイン。読んだ方はこの話数以上に足コキシーンが頭に残るのではないでしょうか。
 思わず前作初単行本の『ハメラレ (いずみコミックス)』を読み直しましたが冒頭からやってましたよ、足でぐりぐりと(笑) しかも、足の指の間に挟み込んで見事にしごきあげるシーンもこの頃から健在。というかこの頃は片足でやってたのに、今回の本では両足の指に挟み込んでシゴキ上げてますっ(w レベルアップしてるよ(笑) ・・ほんと勉強不足でした、こんなところに足技を武器にする漫画家がいたとは。そういう視点で見ると、表紙絵の足先、靴下のしわや指のつっぱり具合など、顔や体の線に比べても書き込みレベルが違う気がします(笑 他にも、匂いとかシミとかにもこだわりを感じさせる演出があり特に帯もポップもなかったので気づきませんでしたが、かなりフェチ色の強い作家みたいです。胸なんかは極めて普通サイズなのでぱっと見迫力はないのですが、重点を置いている部分が違うのですから当然の結果でした。こだわりも話のほうも、結構好きかもしれません。絵柄はなんとなく矢島Index氏と共通点を感じさせますが、そう似てるわけでもないし、個人的には珍・特集氏のほうが好みかな。

林達永(原作)&李秀顯(作画)/アンバランス×2(第2巻)

絵:★★★★☆、話:■■■■□、愛:♥♥♥♥♡、次回作購入意欲:♪♪♪♪

アンバランス×2 (2) (ヴァルキリーコミックス)

アンバランス×2 (2) (ヴァルキリーコミックス)

巻頭からエッチな夢見て丸裸で起床するエリナ先生。隣には自分が担当するクラスの男子生徒で問題児*1の神門(みかど)が...。後に妊娠騒ぎもあり中出しされてたらどれだけ酔っててもわかるだろう、という突っ込みは浅目にしておいてスルー。1巻めでは不可解なほどの不仲だった二人がこの一件であっという間に和解。身体と身体のコミュニケーションは結論が早いわ、やっぱ。まあ、実際にやっちゃったのかどうかは本編を読んでみてください。
 全編通してほんとに不思議に微妙な違和感があるのですが、それを気にすることもなく読み進められるおもしろさは持っていると思いました。ヒロインのエリナ先生が服だけじゃなく髪型まで大胆に変わるのは新鮮でした(ヘアバンドしたロングヘアバージョンは、誰っ?ってほどでした)。今回特製小冊子がついていて(某書店向けのようですが)この作品のことを少し詳しく知ることができましたが、韓国ですでに8巻まで発行されている作品を少しローカライズして出している作品とのこと。8巻もあるのかと一瞬思ったのは事実ですが、おもしろいと思う限りは買ってみようかなと思ってます。

*1:と先生は考えているが実際は全然そうでもない