若月／限界おっぱい

絵：★★☆☆☆	話：★★☆☆☆	愛：★★★☆☆	総合：★★★☆☆

限界おっぱい (MUJIN COMICS)

　巨乳というよりは奇乳に近いですが、個人的にはエロスを感じる範囲内なのでＯＫ。もうちょっと乳首に魂込めて欲しいかも((理解してもらうための動画発見。[http://www.dailymotion.com/video/x4ckpy_farangdingdong-girl-gwen_people:title=LINK]の動画は奇乳クラスのサイズですが乳首がエロいため、乳房ごとエロスを感じてきます...よね？ ^^;;))。余裕をもって丁寧に描いてくれたら、もっといい絵になると思うのですが、許容範囲を超える崩れが多く、集中して読むには少し問題ありです。また、表現力不足のためか、まだ作者の煩悩すら絵に全て出し切れてない気がします。フェチ感はあるのですがもっとねちっこい弄くりを見せつけて欲しいです。なお、崩れがある割には読みづらい作品ではないため、なんとなく期待して読み続けている次第。今回が２冊目ですが、正直１冊目とあまり変わってない印象です。もうひと頑張りを期待したい。

くろ／正しい彼女の愛し方♥

絵：★★★★☆	話：★★★★☆	愛：★★★★☆	総合：★★★★☆

正しい彼女の愛し方 (ムーグコミックス)

　売れ線の作品を追求する今時の商業作家の中では希有な存在。こういう作家でも普通に食える世の中であるといいなぁと思います。作家自身が真性のＭでその願望を作品にしたらしいので、リアルSMに対して理解できない人には少々きつい内容だと思われますが、逆にエロスを感じる人には一読の価値アリと思います。個人的に正統派SM漫画という点で評価は高いです。よく鼻吊りなどで精神的な責めを演出する作品はありますが、女性自身にとっては必ずしも自分の顔が見えないので平気なのか、その類の描写がありません。逆にかなり直接的な嫌悪感や痛みを与える異物挿入やピアシング、更に露出や性器拡張、乳首やクリへの責めが容赦なく、作者の真性度を感じさせます。また、強姦モノはさすがに違いますが、他の作品のＳ側の男性にはＭ女をモノ扱いしない優しさや愛があり、それがこういう作品にありがちな嫌悪感をあまり与えない点が気に入ってます((逆に言うと女性をモノ扱いすることで征服欲、性欲を満たす人（もちろん妄想の中の話）には強姦モノ以外は物足りないでしょう))。絵柄は今風とも言えないのですが嫌いじゃなく（表紙絵はイマイチ）、マニア向けの暗さがない（それを良しとしない人もいるでしょうけど）点も好きなところです。是非今後とも「好きなモノ」を描き続けて欲しいですね。私がどこまでついていけるかはわかりませんが（ｗ