鋼鉄(はがねてつ)/制服○號(ぜろごう)
- 作者: 鋼鉄
- 出版社/メーカー: 茜新社
- 発売日: 2009/11/27
- メディア: コミック
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- (読了日12/03)絵柄&魅力:★★★★☆、設定&話:★★★☆☆、愛&エロス:★★☆☆☆、総評&次巻期待度:★★★★☆
う〜ん、おしいなぁ。登場する女性たちが着ている制服(コス)がどれもパッツンパッツンで布がひっぱられたシワを丁寧に描かれている点は非常にいい。しかもほとんどの女性が高い身長に大きめのボディなので、そういった服装がよく映えます。身体のラインの描画は正確丁寧で変な崩れもないのも好感が持てました。つまりフェチマンガとしては悪くない作品なんです。ストーリーや展開を除けば。
1話目の基本設定は幼稚園の先生同士の恋愛ものでそれ自体はいいのですがエッチ展開が淡泊すぎて、読み手の気持ちが盛り上がる前にさっさと挿入してるところがフェチな作品とは少々合ってない気がしました。2、3話目のアイドルの女性マネージャのお話をはじめとして多くの作品で、女性の弱みにつけこむように脅してから強引に挿入してるのが萎えます。女性も言葉だけは感じているようなことを言ってるモノもあるんですが淡泊さから本気で感じているように見えないです。
あとがきにもエロが薄めであることを反省されてるようですが、フェチものだからこそ、ねちっこいエロをしっかり描いて欲しいです。あと、出てくる男どもがどれもイラつくダメ男ばかりなのもマイナス。エロマンガなので、強姦するような最低な男でもあり得ないほど溢れ出る性欲をもてあましてるキャラならなんとなく許せるんですよね。こういうヘラヘラした小賢しい感じでは全く同調もできませんでした。
良い点と悪い点どちらも目に付きましたが、作画にがんばりすぎて作者自身のエロパワーが弱ってるんじゃなかと。エロ最優先の作品も今後出てくるのを楽しみにしたいと思います。