このブログでは、ベガクリの一日のつぶやきのまとめや管理人のレビューを掲載しています。
2010-04-18
J1第7節 仙台0-1神戸:J2仕様的大凡戦の末に敗戦...心で泣いた
雪の仙台、是非犬飼さんに来て欲しかった...
4/17の朝。開花宣言も出され、春が訪れた...と思った矢先に降りしきる雪。仙台は一面銀世界と化します。そんな中、ベガルタ仙台は「ユアテックスタジアム仙台 雪かきご協力のお願い」と題し、今シーズン何度かあったボランティアでの雪かきをサポーターに向けて要請。結果、300人程が集まり除雪完了。本当に仙台はサポーターで支えられているクラブだと実感したのでした。
ちなみに私はTwitterで「犬飼さん、至急ユアスタへお越しください!雪かきが出来る絶好の機会です!」とつぶやき、それに対してとても多くの方々がリツイートしてくださったのですが、残念ながら声は届かなかった様子。無念なり(笑)
今日のベガッ太さん、やはり雪玉で人を襲う
ベガッ太さんがこの雪で何をするのか注目でしたが、いづみちゃんに雪で攻撃するだけでなく、サポ自席にも投げ入れてました。おそるべしベガッ太。
守備的戦術が信条の手倉森、三浦両監督の対決はJ2仕様の大凡戦
試合結果ですが、前半37分に神戸FW都倉がPA外で広大のマークの隙をつきシュート。ゴール右隅ぎりぎりに決まり先制。結果、これが決勝点となり0-1での敗戦。これでホームのリーグ戦無敗記録は25でストップ。
試合内容については仙台、神戸両監督共に守備的な闘いで名を知られているだけに、お互い最終ラインでは粘り強い守備を見せるものの、中盤を省略する展開が多く、攻め手が硬直化しているだけに面白みに欠ける状況が続きます。
あぁ、そういえばこんな試合、どこかで見てきた展開だと思い出せば、あの長く苦しかったJ2での闘いに似ています。Twitter上では「J2仕様」という言葉を目にしましたが、まさにその通りと納得。
中盤の上を長距離ミサイルが飛び交い、互いの陣地に着弾する両者の闘いで、ミスが多く動きも固かった仙台が負けたのはある意味必然の結果だったのでしょう。
にしても、攻撃に工夫がない、パスはミスする、ハードワークで負けている、全くいいとこなしという試合を久々に観て本当に残念。正直、清水戦よりもがっかりしました。
課題1:ビルドアップが出来ない:GK & DF編
幾つか気になる点はあるのですが、最も問題視したいのはビルドアップ。あまりにも単調で、工夫の無さに正直がっかり。いや、がっかりどころか泣きそうになった。
というのも、林、エリゼウ、広大から出る前線へのパスはほとんどが中原をターゲットとするロングフィード。中原がいくら中央に移ったりサイドで起点をつくろうとポジションを調整しても、神戸は常に1人は中原と競り合わせて思い通りにはさせなかった。いくら空中戦に中原が強くても、毎回競り合いに勝つだけでなく、正確に見方に落とすのは難しいと思う。結果、セカンドボールをうまく拾えずに主導権は神戸へ。
また、ボールの出しどころも下がっていたために、中原が下がり気味の中でポストし、その結果、どうしても前のラインが下がってゴールまでが遠い。攻撃に時間を要し、シュートまでなかなか結びつけられなかった要因のひとつがこれ。
そしてボールの起点が下がったのは、神戸も仙台同様長いボールを前線に蹴り込み、都倉を思い通りに封じることが出来なかったために生じた問題。最後の競り合いでは多くのシーンでエリゼウが勝っていたものの、ラインを下ざるを得なかった事は三浦監督の思い通りになったという事でしょう。ちなみに都倉の得点は、彼の素晴らしい技術によるものではあるけれど、数分の1は、広大の迷いによるものだった事は書いておきましょう。
話は三浦監督に戻りまして、試合終了後のコメントがこちら。
Q:相手の仙台が攻撃でほとんど持ち味を出せなかったが、守備で気をつけていたところは?三浦監督:「結果が示しているとおり、得点を取っているのは、フェルナンジーニョ、梁のセットプレー、それから中原のヘディング。ここがポイントだった。そこを自由にさせなかったということに尽きると思う」
結局2トップを抑えるには中原のポストを潰せばよいし、後方からのビルドアップはリャンを警戒さえすれば問題ないと。つまりは、まんまと術中にはまったわけだ。
課題2:ビルドアップが出来ない:ボランチ編
仙台のボランチは千葉と富田。前者はスペースのカバーが持ち味のMF、後者はボール奪取能力に優れたMF。両者ともに守備的な部分で評価を受けているのですが、攻撃面では持ち味がいまいち。
二人共にパス精度はさほど高くなく、千葉はミスが多いのが気になるし、富田はパス判断に難あり。素早い展開が必要な時に適切なパスコースを見つけられない事が度々見られます。この試合に関してはタイミング良いパスも何度か見せていたものの、判断ミス的なプレーはそれ以上に見られました。そんな富田について河北の記事にはこんな話も。
後半43分、中央で富田がボールを持つと、出し所がなくDFにバックパス。サポーターが珍しくブーイングする光景が、チームの苦しさを際立たせた。
J2時代にも富田は何度かバックパスでブーイングを浴びています。バックパスといっても、バルサのような積極的なバックパスではなく、苦し紛れのバックパス。GKやDF陣がロングフィードを蹴らざるを得ない理由の一つは、中央でボールを受けてさばけない彼らにも問題があるからではないでしょうか。
課題3:定食大好き手倉森監督の采配
これまでの手倉森監督はどんな相手だろうと成熟度を優先してメンバーを固定的に闘うやり方:いわゆるテグ定食を好んでいます。しかし、中盤でボールを繋ぎにくるチームには善戦するのに対し、ロングボールを蹴るチームに苦戦するのは明らかに戦術的な欠陥があるから。それは前述したビルドアップの選択肢が限られている現状に原因があるのではないでしょうか。ビルドアップの選択肢を用意出来ないのは、監督の指導が足りない事が最大の要因のような気がします。
それから選手起用。FWフェルナンジーニョからMF太田投入後、MFリャンからFW中島投入。更にFW中原からFW平瀬投入と言う事で、相変わらずボールを出す選手に手を入れません。カウンターサッカーを徹底するならそれでもいいでしょうが、この試合ではまともにボールが前線に供給されない展開で、前ばかり変えて(しかも同じポジションに多少タイプの違う選手をいれた程度で)効果があるのか疑問。交代の順序も謎(素直にFWとFWを交代しないのは何故だろう)。
OMF・FWの個性を活かせる闘いを目指してほしい
攻撃面に目を映すと、関口、太田、中原、フェル、リャンとそれぞれの個性を活かせれば活路は見いだせるメンバーはいると思う。それだけに、中盤より後方からの組立が出来ないと機能不全に。結果、前線のタレントも自分の仕事を全う出来ないという悪循環。関口のドリブル、リャンのスルーパスも活かせないのでは、仙台の攻撃力も魅力も半減というもの。
改善策としては、自分たちの闘い方を貫けば勝てるような状況ではないので、相手に応じて監督は戦術を練らねばいけないでしょう。特に単調なビルドアップは要改善。その上で現状を変えるべく人の入れ替えも考える必要が出てくると思います。
例えばCBは広大から鎌田にするとか、ボランチ二人のうち、1人を攻撃的なパスを出せるヨシキや斉藤さんに変えるなど工夫が必要でしょう。
また、攻撃のタレントでは太田が良い動きを引き続き見せていること、平瀬が復活しコンディションが上向きな事が好材料と考えると、彼らを如何にしてうまく使うかが好転する鍵となるかもしれません。ちなみに太田と中島は動きがかぶるので、併用しない方が良いかも。
次節は湘南。田原という屈強なポストプレーヤーもいるし、何しろ監督はあの反町監督。穴は徹底的に突いてくるでしょう。それでも手倉森監督が対策を講じ、人をうまく使いこなせれば、きっと光明は見えてくるはずです。いや、見えなければなりません。今節のような闘いをJ1ですべきではないし、誰もこんな試合を見たくないのですから。





