Hatena::ブログ(Diary)

vegefarm ヒポクラ・タイムズ

ベジファームのウェブサイトは↓

http://www.vegefarm-organic.com/

2016-03-28

オーガニック的かどうか?を考えるとき

有機農業」「オーガニック」と聞いて何を思いうかべますか?

安心、安全、環境に優しい・・・色々聞こえてきます。

私の思う、一番シンプルな回答は、できるだけ「持続可能を目指した」農業・人間の営みです。

「持続可能」とは、ずっと続けていけるということ。

「ずっと」というのは、地球と人が滅びない限りです。


 農業だけでなく、私たちの生活は太陽と地球にあるものだけでできています。

地球には無数の生き物が暮らしていて、すばらしい循環システムが備わっています。

生き物は命が終わると植物や他の動物の栄養になり、あたらしい命が生まれます。

その再生産されるシステムを崩さず利用していくことが持続可能と言えます。


肥料を大量に使って負荷をかけたり、農薬で循環システムの一部である生き物を減らしたりするのは持続不可能な農業ですね。

 地球がうまく回っているということは、そこに住む人間にとっても大事なことなんです。

 こう考えると、安心、安全という言葉は人間にとっての言葉だけではなく、地球にとって、ともいえないでしょうか。

オーガニックは、地球と人間を一つと考える、ここから始まりまる。ような気がするんですけど、みなさんどう思いますか?

2014-05-17

おいしいなっぱって?

このところ汗ばむ日がつづきますね。露地のなっぱは終盤を迎えております。

今年もたくさんいただきました。

見よ!この小松菜を!

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ことしの春でいちばんイイ!と思った菜っ葉です。

すごいおいしそー!

きれいー!(基本自分でつくって自分で褒めます。)

この小松菜はお彼岸前ごろに蒔きました。栃木壬生町では寒さの底はとっくに過ぎたけど、まだまだ冬服をしまえないくらいの気温のころです。

まだ寒いので、寒冷紗という被覆資材やビニールトンネルで保温し、4月下旬に食べられる大きさになります。

ベジファームで美味しい野菜とは、「すくすく育ったやさい」または、「素直に育ったやさい」と言い表されます。

意味わかんないですよね。。。

菜っ葉で例えると、

1.適度にやわらかい

・とり時を逃すと繊維が固めになってしまいます。また、土に肥料窒素)が少なくても成長が鈍り固くなりやすいです。

・密植(隣との間が狭く混んでいる状態)し過ぎるとやわらかくなりますが、味が淡白すぎ、病気にもなりやすいです。

2.緑が濃すぎない

窒素肥料が多すぎると早く育ちますが、緑色が濃くなって、味にえぐ味がでます。反対に少なすぎると、すぐ黄色くなってしまいます。

・被服資材を長くかけすぎると日照がたりないので、光合成が少ない分、色が薄すく軟弱に育ちます。味も物足りません。

3.虫の害が多くない

よく、虫に食べられているのは美味しい証拠といいますが、一概には言えません。野菜にあった時期に栽培されていないと虫の害が多いですし、何らかの理由で弱っているするときも虫がつきやすいです。

・まだ小さいときに食べられると、変形して育ったり、固くなりやすいです。(ベジで「いじけてる」と言います。)

アブラムシが多いと、小松菜が抵抗しようとして葉が縮れたり、固くなりがちです。味もいまいちです。

※もちろん虫に食べられて穴が開いていても美味しい菜っ葉もたくさんあります。やさいが元気そうなので見た目でわかります。


・・・簡単にまとめると、健康に育った野菜ということでしょうか。

(ちなみにベジファームでは、うまく育っていない様子を「いじけてる」と言います。)


春のなっぱの、特に露地の旬は短いです。

写真は雨上がりの朝で、水分をすって夜のうちにスッと成長したところなので、ほんとにすごく一瞬のおいしさです。

しかし、小松菜などアブラナ科の作物は寒さに強く、真冬でも外で生きられます。

秋は秋、冬は冬、春は春、その時々で甘みや味の濃さがかわり、別々の美味しさがあります。なっぱが季節を感じて蓄える栄養を変えたり、体を鍛えるからです。

そして同じ種を使っても、土や作り手が違えば、その味は無二のもの。

特別なことをしなくても、その時々の菜っぱがいろいろ楽しませてくれてます。

こんなことを楽しめる食卓、ぜいたくだなぁと思います。

az

2014-03-14

ニンジンspにまつわるあれこれ

この前やっとすべての包装が終わりほっとしました。

(表題の「sp」はスペシャルではなくスプレッドの略です。)

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今回ニンジンspを作ることになった発端は、単純に、

人参が美味ししかも大量にできてしまったから!

しかしこの人参ジャムはベジファームが法人化するずっと以前から存在していました。

のぶこさんがすりおろして手づくりでつくったことがあると聞いて、

私たちも作りたい!とikとazが考案しました。

すりおろさずに、人参を蒸して滑らかな食感にして、レモンをたっぷり加えてオレンジのようなさわやかな味・・・

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いつか商品化したいなぁとひそかに思い続けて早8年!?(さだかでない)

そして今年の人参出来!これはチャンス!とベジファームで話合い、色々な方に相談しました。

人参ジャム商品化するに辺り、ジャムだけではもったいない。ベジの人参の可能性はもっとあるはず!という声があがり、

reikoさんが外国のレシピを参考に、でも全くベジに合った「ニンジンバター」というアイデアを生み出し、

黄色人参に日のめを浴びせたい、というazがピンときて「ニンジンラム」をつくりました。

パッケージは、ベジファームらしくてこのスプレッド達に似合ったものをと考えました。

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冷蔵庫のドアポケットで迷子にならないよう蓋にシールを貼り、消費期限も分かりやすくしました。

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3種並べて試食すると個性があって、それぞれ楽しいです。

やはり当初からの「ニンジンジャム」がおいしいなぁ。ヨーグルトにたっぷり入れたい。

「ニンジンバター」はピーナッツの甘塩っぱさが、クラッカーに塗ってワインのおつまみにも合いそう。

「ニンジンラム」はそのままでも美味しい、夏はバニラアイスに混ぜたい。すこし大人の味。

食べた感想はレシピブログでヤマコさんが紹介してくれています。

http://vegefarm.cooklog.net/%E4%BA%BA%E5%8F%82/20140306#ps

ニンジンジャムのドーナツも食べてみたいなぁ。。

ご感想、食べ方の提案、おまちしております!


az

2014-01-04

2014の挨拶といるある

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あけましておめでとうございます。

前回更新から半年近く経ってしまいました。今年はもう少しアップしていきたいと思います!

昨年のベジファームは一人旅立って新しい研修生を迎えたり、有機JASを再び取得したり、いるあるイベントを開始したり、地域の耕作放棄地復元に着手したりと色々ありましたが、個人的には感謝をたくさんできた一年だとおもいます。

新しいことを始めたり、困難なことを感じたり、失敗をしてしまった時などあらゆる場面で、見守ってくださるお客様や取引先、担当者さん、友人、スタッフみんなの親族の方々、皆さんの理解や応援あっての私達なんだなぁということをしみじみ感じました。

感謝の気持ちをまだ表しきれてはないと思いますが、みなさんの期待に応えられるよう、また何かのかたちで恩返しできるようがんばってまいりますので、これからもどうぞ宜しくお願い致します。

さて、「いるある」についてです。

昨年は「たのしいカレーのつくりかた」をテーマに1年を通してお米、じゃが芋、玉ねぎ、人参をつくりつつ、田んぼの生き物調査、農村野鳥観察をして、畑や周りにいる生き物を見て観察。そしてファイナルにカレーを作りました。

今年は「仮)ダイレクトに食べよう感じよう」です。

「いるいる!あるある!」のコンセプトは、畑や田んぼ、身の周りに植物、動物、昆虫、微生物の存在を体感で感じよう。というものです。

もともとは、どうしたら昔のひとの様に自然との一体感がもてるのだろう?どうしたら人と自然の関係に対して選択を迫られた時に当たり前に間違わない答えを選べる考えがもてるだろう?と頭をぐるぐるめぐらしていて、わかんないけどきっと野菜をつくっている私達にできることはこんなことだ!という思いつきが始まりでした。

どうせやるんなら、わたしたちにとっても面白いのがいいな。

生き物、土、太陽…すべてが私達の食べていくこと生きていくことにつながってる、というよりそのまんまいっしょの世界なんだ。ということも知って欲しいけど、心底それがわかるのは私達農業者にとってもむずかしいこと。これらが失くなったらやばいなぁと思えれば上出来。後々必要なときに考える材料になればなと思っています。

2014年は、食べます!作って見て、採って食べます!

こんな単純なことうれしいことが体験できないなんてもったいないと思うからです。農作業の大変さもこれがあるからこそ。生きてる野菜からしか感じられない楽しさを味わってほしいです!

もちろん野鳥観察や生き物調査もやりますよ〜。子ども達はもちろん親御さんもスタッフも楽しみで外せないんです。今年もかっぱに先生お願いする予定です。

長くなりましたが、今年もどうぞよろしくお願いします!

ベジファームを代表して、

az

2013-07-14

有機のこと

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先日ある人と話していてショートニングが体に良くないと言われているのはなぜなんだろう?

という話がでました。

ショートニングマーガリンに含まれるトランス脂肪酸は自然界には存在しません。

海外では食品中の含有比率に割合に規制がかけられていたり、表示の義務があったりする国があります。

日本では表示義務などはなく、一部の企業が低減に取り組んではいるものの、お菓子類によく入っているのは裏ラベルをみればわかりますし、サクッと揚がるということで揚げ油に使用されている場合があるそうです。

(注:トランス脂肪酸の含有率は製品によって異なり、トランス脂肪酸フリーのマーガリンショートニングもあり、ちょっと高価です。)



これはちょっと置いておいて、気になったのは、

お話した相手が、結局、人工的に作った食品が、健康の害がない、もしくは自然のものと同じレベルならいいんじゃないかと言ったとことです。

びっくりです。

有機農業も、慣行農業も、出来たものが一緒ならどっちでもいい、そういう考え方なのかな・・・・・、と。

有機を選ぶ人の「こだわりすぎる姿勢」について、

「そんなに怖がらなくても大丈夫」、「そのほうがストレスだ」

という人は大勢いると思いますし、

その気持ちは分からなくもありません。

しかしオーガニック=ストイックという印象が強いのが残念です。。。


こだわりすぎるのと、本来のオーガニックはまったく違うものだと思います。

オーガニックは、むしろ受け入れる、おおらかな気持ちのものだと思います。

ただし受け入れるのは経済的価値観とか、化学的なもの、人為的なものではなく、

天候などによる生産量・味・形の不安定さや、動植物との共存などです。


出来たものが同じでも、作られる過程が違うということは世の中への影響が違います。精神的なもの、文化も変わってきますよね。

こういったことが、言われればわかるけど、とっさには思い浮かばないのは、やはり生産と消費が遠く離れているからでしょうか。



経済、健康、嗜好、自然など、いくつかの価値観をそれぞれの割合で持っていて、選択自由な世の中です。

でも、生産現場を見ればどっちを食べたいと思うかはまた変わってくるんだろうなと思います。


ik