ソウゾウリョク

うちの選手に足りないもの、それは「ソウゾウリョク」だと思う。
片仮名にしたのは、想像力imaginationと創造力creativityの二つの意味を込めて。


どういうチームなら勝てるか、勝つチームとはどういうチームなのか、想像する力。これは基本的には強いチームにいたことがあればわかる。強いチームの雰囲気を知っていれば、イメージが湧く。強いチームを経験したことがない人は、人から話を聞いたり、本やあるいは漫画で読んで感じることができる。スラムダンクが必読(と思う)なのはそういうところだと、個人的には思う。俺が一番好きなマンガが柔道部物語なのも、スポーツ漫画ではなくてリアルな「部活漫画」だから。多分。


もうひとつは、イメージしたチームの姿を実現させるための方法を考え、実行する力。たとえば昨日の食事会は、チームとしての一体感が必要だと思ったから企画して楡木に実行をお願いした。言ってしまえば、ミーティングも危機感がチームに必要だと思ったから。



どういうチームにしたいのか?
そのために今何が足りないのか?
何ができるのか?


思考と行動を放棄している人が多すぎる。
主将副将には当然もっと多くを求めたいけれど、ほかの選手はリーダーとコミュニケートして支えていこうという姿勢が足りない。リーダー任せ。


みんないいやつだし素直。けどエゴが足りない。俺は中学の時からチームメイトに嫌われてた。後輩にも慕われてなかった。掲げた目標に足りてないやつは容赦なく糾弾したから。
人に嫌われるのを恐れてるやつが多すぎる。


確かに人のせいにはしてない。けど自分は自分に集中するからおまえは自分のことちゃんとやれよってのは違う。それは他者への無関心。


まあ主将副将が昨日みたいな会の後に、こいつと話したいってやつとサシで飲みに行くような姿を俺は求めたいんだけれど。結局indifference。



自分についていえば、ずっと引っかかっているのは高校の時ほど24時間目標のことを考えていないんじゃないかってこと。
昨日はたまたま高校の県総体の日で、わが母校は男子クォドと女子ダブルで見事優勝しインターハイ出場を決めたらしい。
4年前の俺は、本当にインターハイに出たかった。そればっかり考えてた。4月の県民レガッタで天林に大敗してダブルではもうそれがかなわないと悟った時のあの感覚。そういうのが、今、足りない。



このブログ、どれくらいの人が読んでくれてるのかな。今日は言いたい放題だったから、これを読んで特にチームメイトがどう思うのか知りたい。求コメント。