チェーン点滴...

5月11日　入院12日目

早朝5時くらいに、検温と血圧チェック。
今朝は日付が変わる前から、気持ち良く眠っていたのに、二度寝が出来ないような、
中途半端な時間に起こされてしまった...

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まるで夕陽のような色をして朝陽が昇って来た。
今日は暑くなりそう。
病室で寝ていられるこちらには、あまり関係無いけれど...

6時少し過ぎに、Tan が一旦帰宅。
居ない間に、iPad に必要なアプリを DL。
ついでに Twitter や Instagram を覗いたり、画像をアップしたり、いろいろと。
ネットのために廊下に出るコトは、もうほとんど無くなった。
こういうのを環境の劇的な変化って言うんだろうな...

8時半頃にシーツ交換。
ほぼ毎日、それもほぼ同じ時間に換えに来てくれている。
９時には看護婦巡回。
何だか飲み屋のお姉さんがお見舞いに来たような、いつもと違う雰囲気が...

10時ちょっと過ぎに、Tan が戻って来た。

10時半頃になって、この病院で最初の主治医だった女医さんの回診。
執刀医代理3になるのかな？
かなりしっかりした縫合部のチェックと問診。
そして、縫合部が早く治るよう、点滴にビタミンなどを加えるようナースに指示。
前に来た代理1&2とは、随分と違う対応...

執刀医代理3が帰った後で、血液検査用の血を抜かれる。
ちょっと痛かった...

12時少し前、椅子に座ってiPadで遊んでいたら、でっかい点滴が来た。

容量は1000ccで、60cc/hの流入量は機械で管理。
終わるのは約17時間後で、明日の早朝4〜5時くらいと、今迄でいちばん長い...

昼寝していたけれど、トイレに行きたくなって、目が覚める。
連続して水分を入れているから、頻繁に行きたくなるのは当たり前。
で、これがまだ12時間以上続く...

17時くらいに、Tan が一旦帰宅。
ちょっと大きなアプリをインストールするのに、iPadを持って帰ってしまったので、
ネットをしたいのなら、また廊下に出ないと...

ちょっと廊下でネット。
点滴スタンドのせいで、何時ものように椅子を持って行けないから、立ちっ放し。
なので、すぐに疲れて退散。
iPad が戻って来るまでは、大人しくしていよう...

21時少し過ぎ、思いっきり眠ってたけれど、点滴の準備で起こされた。
2本同時に出来るよう、点滴の注入口に切り替え式のノズルを追加。
そして、いつもの化膿止め (多分) の点滴。

22時半くらいに、いつもの点滴が終了。
でっかい方は残り約420cc。
半分以上は落ちているけれど、それでもあと7時間くらい...

5月12日　入院13日目

午前1時過ぎまで、2時間近くiPadで遊んでた。
環境が快適だから、そのくらいの時間はあっという間だし、疲れもほとんど無い。
まだ遊んでいたかったけど、そろそろ休まないと...

直後に看護婦巡回。
でっかい点滴の落ち具合をチェックしに来たらしい。

　
4時頃に、またトイレに行きたくて目が覚めた
でっかい点滴は残り90cc、後1時間半くらい。
当然二度寝...

5時半過ぎ、でっかい点滴の終了アラームに起こされる。
これでようやく点滴から開放されて、自由の身になれると喜んだのもつかの間で、
全く同じ新しいのが運ばれて来た。
またこのでっかいのと、約17時間の付き合いが始まった...

今朝も朝陽がきれいそう
でも、点滴に繋がれた今の状態ぢゃ、ベランダに出るのも面倒で...

ちょっと廊下に出て、メールを送信して、メモを iCloud に同期させる。
どちらもネット接続が必要だから、最低1日1回は、廊下に出なくちゃいけない。
で、メールを送信して iCloud の同期が終わったら iPad の方へ移動。
当たり前だけど快適さが全然違う...

流入量管理の機械から、いきなり大きなアラーム。
ナースを呼んだらすぐ収まったけれど、けっこうビックリした。
流入が一時的に止まって、それを知らせていたらしい...

何故か iPad がきちんと充電されていない。
ちゃんと充電器に繋いであるのに、使っていると残量が減って行くような状態。
繋いである充電器も、かなり熱を持っている。
まだ買ったばかりなのに、何処かおかしいんだろうか。
修理とかになったらイヤだな...

16時頃、Tan が iPad を持って一旦帰宅。
 家で充電してみるらしい。
それで上手く行かなければ、販売店に持ち込んで、最悪修理ってコトかも...

流入量管理の機械から、また大きなアラーム。
今回も、ナースを呼んだらすぐに収まったけれど、けっこう心臓に悪い...

20時くらいに Tan が戻って来た。
iPadの充電は、家で付属の充電器を使うと、問題無く出来たらしい。
新しいiPad用充電器を見てみると、出力などの規格が少し変わっている。
要は、付属の充電器を使わないとダメってコトみたい...

お留守番ばかりで、あまり遊んでもらえず、ちょっと拗ねている三毛さん...

21時少し過ぎに看護婦巡回。
でっかい点滴は、まだ追加があるという、全く嬉しくないお知らせ...

22時半くらいに、でっかい点滴の終了アラーム。
でも、まだ少し残っているからと、時間延長に...

23時半、でっかい点滴は、終了アラームが鳴る前に、追加の3本目にバトンタッチ。
こいつとの付き合いは明日の午後4時半くらいまで...

5月13日　入院14日目

朝5時半頃、トイレに行きたくて目が覚める。
昨夜から、メールの送信も iPad で遊ぶのも忘れて、ずっと眠ってた。
でっかい点滴は、残り約600ccで、あと10時間くらい...

今日のチェンマイは晴れ。
少し靄っているけれど、陽射しは強そう。
カメラを持ち、点滴スタンドを連れて、ベランダに出てみる。

でも、あまりに暑いので、写真を撮ったらすぐに退散...

ちょっと廊下に出て、メールの送信と iCloud の同期。
それから iPad の方へ移動。

でっかい点滴は残り約500cc、あと8時間半と少し...

10時を少し過ぎた頃に、執刀医代理3と言うか、最初の主治医の回診。
いろいろされたりさせられたりで、痛かったり苦しかったり。
中の破れた部分からは、まだけっこう漏れているみたいで、このでっかい点滴から、
いつ開放されるのかよく判らない。
今回の入院、やはり長引きそうな悪寒が...

 iPad で、ちょっと調べ物をしていた。
数の制限は有るものの、iPod の Safari とは違って、タブが使えるので便利。
けっこう効率良く調べられる。

16時半頃、でっかい点滴の、大きな終了アラーム。
やれやれようやく終わった...　と思っていたら、4本目が運ばれて来た。
ただ、針を刺した腕が、ちょっと腫れているので、開始は少し遅れるみたい。
っていつまで待てばいいんだろう...

17時少し過ぎに、点滴用の針の位置移動。
今回は右手の甲に挿されてしまった。
何かと不便な場所だけれど、あちこち血管が硬くなって、ここしか無かったので...
そして、ようやくでっかい点滴の開始。
また約17時間の付き合いが始まった...

17時半頃に、Tan が一旦帰宅。
今日は日本の母の日だから、途中の花市で花を買って、母に渡してくれるみたい。

今日は、F1スペインGP の決勝。
ネットでの中継、事前に調べた通りにやってみたけれど、全く視られない。
どうも iPad では無理と言うか、対応していないらしい。
結局 Twitter の TL と ESPN で、大体の途中経過と結果を追うコトにする。

で、マルドナドが初優勝してしまうという、とんでもない結果。
5レースで5人のウィナーに、5つのコンストラクターと、今年はかなりの混戦。
おもしろいのか、おもしろくないのか、まだ判断がつきかねるけれど...

21時半頃に、流入量管理の機械から、また大きなアラーム。
ナースに解除してもらって、ついでに解除のし方を教えてもらった。
次からは自分で止めてやる...

22時ちょっと過ぎにガーゼ交換。
そして、例のミルクの代わりに、パンプキンミルクが運ばれて来た。
にんじんミルクぢゃなくてよかった...

5月14日　入院１５日目

何度もトイレに行きたくなって目が覚める。
水分を入れ続けているから、頻繁に行きたくなるのは、当然と言えば当然だけれど、
ゆっくり眠っていられないのは、けっこう辛いものがある...

今朝のチェンマイは晴れ。

少し靄っているけれど、朝陽はすごく眩しいし、ドイステープも見えている。
また今日も暑くなりそう...

6時半頃に看護婦巡回
また何処かのチーママのような雰囲気のナースが来た

でっかい点滴は残り約210cc、あと３時間半くらいだけど、もう追加は無いよね...

今日は執刀医の帰国日。
到着時間は判らないけれど、早ければ今日中に顔を出してくれそう。
遅くても、明日の夕方までには、顔を出してくれるはず。
まぁ、顔を出してくれたコトで、傷の治りが早まるってワケぢゃないけど...

10時少し前に、でっかい点滴の大きな終了アラーム。
今回の追加は無く、これでこの鬱陶しい点滴から、ようやく解放される...

15時半、歩いて Suandok の放射線科へ。
病棟から出るのは2週間ぶりで、外の空気が妙に新鮮に感じられる。
思いっきり吸い込んだら、噎せ返りそうな空気だけれど...

放射線科で受付を済ませたら、診察開始まで、持って行った iPad で遊ぶ。
こういう場所でも、何の問題も無く使えてしまう 4G モデルは、やっぱり便利だし、
買ったのは大正解だった。

16時、時間通りに診察開始。
ウチの診察順は4番だから、そんなに待たなくてもいいはず。
ところで、ここの放射線科だけれど、若い女医さんは妙に派手な人が多い。
と言うか、まるで何処かのお店のチーママみたいな雰囲気の人ばかり。
で、若い男の医者の方は、オカマさんや、それっぽい感じの人が多い。
何かお互いを呼び合うものでもあるんだろうか...
ちなみにウチの主治医は、下町の佃煮屋の若女将のような感じ。
そして年配の男の医者はと言うと、窓際族っぽいのばかりだったり...

診察は、最初の人に時間がかかり、40分くらい待って、ようやく名前を呼ばれる。
ウチは簡単な問診だけ。
この傷 (縫合部) の状態では、放射線治療はもちろん、抗癌剤治療も無理との事で、
どちらの治療も、また2週間延期になった。
でも、果たして後2週間で、この首の穴が、きっちり塞がるんだろうか...

17時少し過ぎに、歩いて病室に戻る。
治療が延期になったから、またカレンダーを書き換えておかないと。

18時ちょっと過ぎに、ベランダに出てみると、ちょうど夕陽の前に大きな雲が...

21時過ぎに、Tanに手伝ってもらって、2週間ぶりのシャワー。
首の周りはまだ洗えないし、鼻のチューブがあるから顔は拭くだけ。
でも、身体は石鹸で洗って、お湯で流して、かなりすっきりした。
出来ればシャンプーもしたいけど、それは首の傷が、ちゃんと治ってからだな...

ブログ その83