ギターのおはなし

メタル番長にZAZENを無理矢理きいてもらったお話の続き。
ZAZENをかけた途端黙り込んでしまった番長。ホントに黙ったまんま固まってしまったので、「ダメですか?止めときます?」って尋ねると番長はおっしゃいました。「いや、大丈夫なんですけど…」大丈夫だけどナニ?「…いやね、理解出来ないんですよ」なんでこんな音か、ってこと??「いやそれもだけど、どうやって弾いてるのかもわからない…」…ほほう。俺ふだんこんなんばっか聴いてるんでコレがフツウだと思ってますが。「ええ!そうなんですか?」はい。「……」←ずっと脳内でシュミレーションしてらっしゃる模様 (COLD BEATを聴きながら)このリフとか吉兼さん目えつむって弾いてらっしゃいますよ。「…ライブでもコレちゃんと弾けてるんですか?」はい。てかライブはこれより数段弾けてると…あとギターだけじゃなくてベースのひともドラムの人も大暴れで。「…うわー。わかんねーわー。(遠い目)」…あああああ。番長!番長!
番長曰く彼のなかのギター概念から大きく外れてたそうな。ギターって奥が深いですねえ、としみじみ語るふたり。そういえば。6本の狂った鋼の振動を聴きながら「ああ、コレはいっぱいアームを使ってらっしゃいますね」という話になり。いるいろアームの使い方のお話を伺っておったのですが。「僕はあんまつかわないんですよね。アーム使うとねえ、すぐチューニング狂うんですよ」そういうもんなんですか?「メーカーによるんですけどね、フェンダーとかすぐ狂うらしいですよ」えええええええええ?よ、よ、よ、吉兼さんはストラト使いですよ!「ええ?そうなんですか。じゃあめっちゃ狂ってると思いますよ」……そうなのかあ。でもたしか吉兼さんはザゼンボ放送局で例の黒いストラト(購入直後に破壊&修復)はアームをグッてやっただけでチューニングが合うっておっしゃってた気がしたけども。そうなのかあ。何だろう。じゃああのストラトは奇跡??
最終的にはこのバンドは凄いですねえ、ってことでご納得されてたんですが、不思議で不思議でならなかったそうな。オイラも「へえ。前知識なくて聴くとそういうもんなんだなあ」と思って楽しかったですよ。
その後番長にシンフォニック・メタルについてのレクチャーやら、BURRN!は実はアメリカのハードコアよりなのでヨーロッパ・メタルの扱いがよくない(番長はジャーマン好き)とかふだん聞けないメタルのお話を聞いてまたそれも大変面白く。ブラインド・ガーディアン(人気者)を聴かせてもらって「ああ、コレは魔法使いのでてくる音楽ですね」(←RPGの後ろで流れてそう、の意)っていうたら「そう!それですよ○○さん!」って大変喜ばれていてよろしかったです。たまには普段聴かないモノを聴くのも楽しいですね。うん。楽しかったわあ。(自己満足)