Victoriaの日記 このページをアンテナに追加 RSSフィード Twitter

2010-04-10

堤未果著「アメリカから自由が消える」

こんばんは。victoria007です。

堤未果さんの新刊が出ました。

アメリカから<自由>が消える (扶桑社新書)

アメリカから<自由>が消える (扶桑社新書)

9.11以降、アメリカが「テロとの戦い」のために、急激に変わり始めた実態がレポートされています。

恐ろしい内容です。

ぜひ一読をおすすめします。

アメリカがどう変わりつつあるか、主な点について要約してみたいと思います。

<要約>

1 搭乗拒否リストにのる恐怖

空港で突然足止めされ、自分が搭乗拒否リストに載せられていることに始めて気づくという事件が続出している。理由は本人には知らされないが、テロリストと同姓同名だというだけでリストに載せられた子どもの例も報告されている。一度載せられると、リストから外してもらう手だてがなく、飛行機に二度と乗れないだけでなく、就職もできないなど、大きな影響が出始めている。

2 乗客を裸にする「ミリ波スキャナー」

アメリカ国内の空港ではすでに「ミリ波レントゲンによるレントゲンスキャナー」が導入されている。早い話が、空港職員にヌード写真を見られるわけである。多くの人がプライバシーの侵害だと反対しているが、スキャナーの数はどんどん増えている。

3 すべては「愛国者法」から始まった

アメリカ国内で監視カメラや搭乗拒否リスト、空港のセキュリティチェックなどがエスカレートした背景には、9.11の同時テロ後に成立した「愛国者法」がある。

この法は、国内でやりとりされる電話、メール、ファックス、インターネットなどの全通信を政府が監視する体制をつくるもととなった。つまり、アメリカは今戦時下の緊張状態にあるのである。

4 「言論の自由」はどこへ行ったのか

2010年2月26日CNNが行った世論調査の結果、アメリカ国民の56%が「政府の介入が国民の自由とそれに関わるさまざまな権利を脅かすレベルに達している」と感じていることがわかった。

愛国者法」の撤廃を求める草の根運動が広がっているが、どうなるのであろうか。

<感想>

アメリカへの旅行が大変不便になったことは感じていました。

「ミリ波スキャナー」で撮られた映像はすぐに破棄することになっていますが、実際は人気俳優の全裸画像が空港職員の間で出回るなど、危惧されたプライバシーの侵害が起こりつつあるようです。

ほかにも恐ろしい事例がたくさんのっています。

読後感はどーんと暗くなりますが、知っておくべき事実だと思います。

堤未果さんの「ルポ貧困大国アメリカ」についてはこちら。

堤未果著「ルポ貧困大国アメリカ2」 第4章 刑務所という名の巨大労働市場 - Victoriaの日記

堤未果著「ルポ貧困大国アメリカ2」 第3章 医療改革 VS. 医産複合体 - Victoriaの日記

堤未果著「ルポ貧困大国アメリカ2」 第2章 崩壊する社会保障が高齢者と若者を襲う - Victoriaの日記

堤未果著「ルポ貧困大国アメリカ2」 第一章 公教育が借金地獄に変わる - Victoriaの日記

堤未果「ルポ貧困大国アメリカ2」 - Victoriaの日記

victoria007でした。

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