水野和夫・萱野稔人 「超マクロ展望 世界経済の真実」 (1)プロローグ

こんにちは。Victoriaです。

さて、先日こちらの本を読んだ時、

デフレの正体  経済は「人口の波」で動く (角川oneテーマ21)

デフレの正体 経済は「人口の波」で動く (角川oneテーマ21)

アマゾンが、
「この本もよくいっしょに購入されています」
といってすすめて来たのがこちら。
超マクロ展望 世界経済の真実 (集英社新書)

超マクロ展望 世界経済の真実 (集英社新書)

Victoria、本を購入する時に、小説だと滅多に外さないんだけど、こういう新書、特に経済書は、あんまり好きで読むわけではないからか、よく外すので、今回も
「せっかく買って、おもしろくなかったらイヤだし・・・」
と思って、リスクをヘッジするために、2冊同時に購入。

アマゾンの手口にまんまとのっただけのような気もするけど・・・

結果 : 正解

「デフレの正体」のほうは、Victoria的にあまりピンと来なかったけど、「超マクロ展望 世界経済の真実」のほうは、むちゃくちゃおもしろかった。

たまには、アマゾンの手口にのってみるもんだ・・・

それでね・・・
どこが、おもしろかったのか、分析してみた。

・歴史分析にもとづいたアプローチがされている。
Victoria、歴史分析という手法が昔から大好き。
・たとえがうまい
たとえば、国家と資本の乖離の話をするときに、やくざ組織の例を出すなど、経済に弱い人にもわかりやすい説明がされている。
・難しい専門用語には、解説つき。
たとえば、「交易条件」という言葉を使って説明される場合、すぐに、その言葉の定義がわかりやすく示される。

この本で語られていることは、以下の通り。
1 資本主義とはそもそもどのようなものか
2 私たちは現在どのような歴史的状況にいるのか。
3 資本主義経済はこれからどこへ行くのか。
4 そのなかで日本経済はどういう方向にむかっていくべきか。

全体として、大変壮大なテーマが語られているわけですが、順を追って実にわかりやすく説明がされています。

そこで、少しずつ、ていねいに内容のまとめをしてみることにしました。

(2)へ続く・・・

Victoriaでした。