代々木忠「つながる」 (5)愛とセックスは別物

こんにちは。Victoriaです。

つながる

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代々木忠「つながる」に登場する女性たちは、
監督の「ザ・面接」シリーズに出演したAV女優たちなので、
平均値よりは恋愛経験豊富、
セックス体験も多いはず。






それでも、








「恋愛できない女たち」







がたくさんいて、








恋愛する力=相手の痛みや喜びを察したり、慈しむ能力








がないために、
恋愛しているようで、
実際は満たされない関係しか築けていない子が多いと監督は述べている。








監督によると、
セックスには、






1 相手と心からつながるセックス
2 セックスのように見えて、実は相手の身体を使ったオナニー







の二種類があり、
2の場合、
自分の妄想と肉体的な刺激だけでイこうとするから、
テクニックに走るようになって、
終わった後、
満たされた感がなく、







「しょせん、セックスなんて、性欲処理でしょ?」







なんて、
投げやりになったり・・・







・・・


本書のクライマックスは、








セックス=愛か?







という問いに監督が答えているところで、







愛とセックスは同義ではないし、
愛はセックスの中に含まれたり含まれなかったりする要素のひとつでもない。







じゃあ、
セックスって何?







セックスは本能で欲情して、
今、目の前にいる相手とつながりたいと思う「瞬間恋愛指数」に突き動かされてするもの。







うん、
恋愛するっていうのも、
なかなか難しいよね・・・








恋愛してるつもりでも、
相手に執着してるだけってことに気づかない場合もあるし、







とりあえずセックスしてつながる相手が欲しくて、
ホントは寂しい自分の気持ちを封印しちゃうってこともあるし・・・







たぶん、
愛っていうのは、
思ったほど簡単に見つかるものではなく、







今、欲しい、
何が何でも欲しい・・・なんて、
思っている人のところには、
なかなかやって来なくて、







恋愛対象に限らず、
いろんな方面に向かって、
愛を放出している人のところに、
いつの間にか降りてくるというようなもので、








コンビニで、
お菓子買うような感覚で、







「これが欲しい」
「あんなのがいい」






なんて、
注文したり、
選んだりできないものなんだと思う。








だから、
ものすごく月並みなんだけど、







小さな気配り、
何気ない優しさから始めて、
だんだん自分のまわりに愛の輪を広げ、
自分自身も幸せを実感できるような生活を積み重ねていくことで、








赤い糸で結ばれた相手とのめぐり逢いが、
ある日突然やってくるんじゃないかな?








そこに、
セックスがいいとか悪いとかの判断はなくて、








むしろ、
この人とずっといっしょにいたい、







この人とつながりたいという気持ちが先にあって、







その後に、
オーガズムがついてくる・・・









・・・ということで、本日の結論 :







本当に気持ちのいいセックスは、
忘れたころにやってくる








Victoriaでした。



・・・


今回で、代々木忠「つながる」は終わりです。
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