暗闇のほとりで

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2016-12-31

今年もいろいろと読んだり観たりしたので、印象に残ったものを列記しておく。

→過去の振り返り。2015年 / 2014年 / 2013年 / 2012年 / 2011年 / 2010年

【 小説 】

読了冊数 : 15冊

野坂昭如『エロ事師たち』エロ事師たち (新潮文庫)

佐藤正午『永遠の1/2』永遠の1/2 (集英社文庫)

伊井直行『さして重要でない一日』さして重要でない一日 (講談社文庫)さして重要でない一日 (講談社文芸文庫)

小島信夫『美濃』美濃 (講談社文芸文庫)

打海文三『時には懺悔を』時には懺悔を (角川文庫)

冲方丁テスタメントシュピーゲル3』上巻テスタメントシュピーゲル3 上 (角川スニーカー文庫)

小島信夫『美濃』の読書体験がものすごすぎて、これこそが小説なんじゃないか…!?と盲目的な考えになった時があったほど。小説なのか身辺雑記なのか親愛なる人へ宛てた長いながい手紙なのか……何年か過ぎたら、また読みかえして、この『美濃』というとてつもない作品に打ちのめされたい。

野坂昭如『エロ事師たち』のラストでの小説が去っていく呆然とした感、佐藤正午『永遠の1/2』の微かな違和が積み重なる様が淡々と描く手つきの良さ、伊井直行『さして重要でない一日』の表題作でもっとつづきを読みたいと思った気持ち、打海文三『時には懺悔を』でのモチーフへの真摯なアプローチ、冲方丁テスタメントシュピーゲル3』上巻の読む者をクライマックスへ叩き込まむ圧倒的なグルーヴ……、小説を読んでいて良かったなと思う時がいくつもあって、また来年も、それを得たいので、読んでいこう。


【 書籍 】

読了冊数 : 17冊

中原昌也中原昌也の人生相談 悩んでるうちが花なのよ党宣言』中原昌也の人生相談 悩んでるうちが花なのよ党宣言

団鬼六『真剣師 小池重明』真剣師小池重明 (幻冬舎アウトロー文庫)

磯崎憲一郎 / 保坂和志 / 横尾忠則『アトリエ会議』アトリエ会議

倉田英之『倉本 倉田の蔵出し』倉本 倉田の蔵出し

伊井直行『会社員とは何者か? 会社員小説をめぐって』会社員とは何者か? 会社員小説をめぐって

・若林正恭『完全版 社会人大学人見知り学部 卒業見込』完全版 社会人大学人見知り学部 卒業見込 (角川文庫)

磯崎憲一郎 / 保坂和志 / 横尾忠則『アトリエ会議』での取り留めのない会話のなかからひょいと真理が投げ込まれる様がスリリングで、この構えがない( ように思える )会話をもっともっと読みたい。そして、何度も読みかえしている。


【 マンガ 】

読了冊数 : 87冊

・赤坂アカ「かぐや様は告らせたい 〜天才たちの恋愛頭脳戦〜」1〜3巻かぐや様は告らせたい 1 ~天才たちの恋愛頭脳戦~ (ヤングジャンプコミックス)かぐや様は告らせたい 2 ~天才たちの恋愛頭脳戦~ (ヤングジャンプコミックス)かぐや様は告らせたい 3 ~天才たちの恋愛頭脳戦~ (ヤングジャンプコミックス)

水木しげる「総員玉砕せよ!」総員玉砕せよ! (講談社文庫)

・縁山「それでもめる子」それでもめる子 (WANIMAGAZINE COMICS SPECIAL)

・オダトモヒト「古見さんは、コミュ症です。」1〜2巻古見さんは、コミュ症です。 1 (少年サンデーコミックス)古見さんは、コミュ症です。 2 (少年サンデーコミックス)

弐瓶勉BIOMEGA」全6巻BIOMEGA 1 (ヤングジャンプコミックス)BIOMEGA 2 (ヤングジャンプコミックス)BIOMEGA 3 (ヤングジャンプコミックス)BIOMEGA 4 (ヤングジャンプコミックス)BIOMEGA 5 (ヤングジャンプコミックス)BIOMEGA 6 (ヤングジャンプコミックス)

・ストロマ「スターマイン」7巻スターマイン: 7 (4コマKINGSぱれっとコミックス)

・オジロマコト「猫のお寺の知恩さん」1〜2巻猫のお寺の知恩さん(1) (ビッグコミックス)猫のお寺の知恩さん(2) (ビッグコミックス)

saxyun「超常探偵X」1巻超常探偵X 1<超常探偵X> (電撃コミックスNEXT)

ニイマルユウ「春までは」

・幾花にいろ「視野」「寄辺」

赤坂アカ「かぐや様は告らせたい 〜天才たちの恋愛頭脳戦〜」は久々に新刊が待ち遠しく感じるマンガで、出会えて良かった。サブタイトルは今のところ大仰というか飾りみたいな感じだけれど、果たして輝く時はあるのか。

幾花にいろのエロマンガを読むことが今一番のしあわせかもしれんな。「快楽天」での10月末発売掲載の「視野」、最新号掲載の「寄辺」の、エロいことをやる導入から締めまでの説得力がマンガから充分に伝わってきて、この作者のマンガを読んでいきたい気持ちが強くなるのだった。好きなことはやりてーからやってんだよなー。そこを言葉に、マンガに表現できる人はこの上なく頼もしいのです。


【 アニメ 】

・「田中くんはいつもけだるげ田中くんはいつもけだるげ 1 (特装限定版) [Blu-ray]

・「あんハピ♪あんハピ♪ 第1巻 [Blu-ray]

・「ばくおん!!」ばくおん! !  第1巻(初回限定版)(イベントチケット優先販売抽選申込券封入) [Blu-ray]

・「GJ部GJ 部 Vol.1 [Blu-ray]

・「三者三様」三者三葉 Vol.1(初回生産限定版)(イベントチケット優先販売申込み券付き) [Blu-ray]

・「ステラのまほうステラのまほう 第1巻( イベントチケット優先販売申込券&抽選会参加券付 ) [Blu-ray]

レコーダー等でよく観返した作品を挙げた。「田中くんはいつもけだるげ」と「GJ部」は朝出かける前の準備の時につけっぱなしにしていて、とても重宝している。2期があると良いなあ。


○まとめ

読んだもの、観たものの数は年々減っていることを、一年の振り返りの度に意識する。が、意識的にその数を増やすことはもうせず、一作一作に当たって何を思ったか、という考えを深める方に行っているともまた思う。いろんなものに多く出会いたい気持ちはずっと持ちつつ、それでいいのだと。そんなわけで何年もの宿題になっている舞城王太郎ディスコ探偵水曜日』とガルシア・マルケス百年の孤独』を読みはじめることが、来年の目標にしておこう。

生きているといろいろなことがあるけれど、今年も本当にそうだった。健康であること、徐々に衰退していくことに向き合う、寄り添うこと……来年もしっかり生きよう。それを支えてくれることの一面に、小説やマンガを読むこと、アニメを観ることにある。……これから何を読もうかな。良いお年を。

2016-02-07

雑記


 それなりに忙しくてあまり読書は進まず。津村記久子『二度寝とは、遠くにありて想うもの』二度寝とは、遠くにありて想うものから「溺れる乗客は藁をもつかむ」のエッセイ群を読み、著者の抱く問題意識へのアプローチと今この時の解を現す思考に、ちょっと息が詰まりそうになる。切実に思えつつ、思考を辿った先の己の形を肯定するきらいが強いようにも感じて( これは読んだ時の自分の心境が大きく影響していると思うので、時を置いて読み直せば、また違う印象を持つはず )、エッセイ群のタイトルに得心が行く。生きることに真面目でありつづけること、その偉大さは様々な面を見せる、という印象もある。また読みすすめていく。

2016-01-30

雑記


 1日休み。競馬を観るのも準メインを前に寝落ちして、ヒーターの前で毛布をひっかぶって日が暮れる。

 食べる量は木曜日から増えだし、土曜がピーク、月曜でリセットしてまた木曜へ、という波で、徐々に体重は減っている。今度の健康診断では去年より10キロ減っている状態になっておきたい。なので明日はウォーキングしつつ、スーパーへ缶コーヒーの買い込みだ。ココアの粉末も買おう。

 三浦靖冬「薄花少女」3巻薄花少女 3 (サンデーGXコミックス)を読みおえ、団鬼六『真剣師 小池重明』と金井美恵子『夜になっても遊びつづけろ (金井美恵子エッセイ・コレクション[1964−2013] 』から「若者は無言のノンを言う」を読みすすめ、ゴージャス宝田「キャノン先生トばしすぎ ぜんぶ射精し!!」から同人誌掲載分を読む。「キャノン先生〜」は初回限定版を持っているので、お目当ては同人誌掲載分で、特に「あくまでパクるとゆうのなら女エロマンガ家には女エロマンガ家のカタのつけかたがあります!」を読み、もちろんここでも「トばしすぎ」なのであった……せ、正義、か。

 種々の才能を触れる度に、凡人としてできることは今考えていることを書き出してあとから顧みることくらいじゃねえかなと考える。現実的な視座を持っておもしろいことを成す人は興味対象への己の意見を表にすることに、熱情が滾って躊躇がない、その様がやたら眩しいのだ。

2016-01-29

雑記


 今日はなんだかいろいろあった。本当にいろいろ、社交辞令を鵜呑みにしないくらいの頭はあるにせよ、手を繰り出さなければ先は無く…経験がものを言うんだなやっぱり。

 団鬼六『真剣師 小池重明』真剣師小池重明 (幻冬舎アウトロー文庫)を読みはじめる。おもしろいノンフィクション-というか評伝-が読めることのよろこびを噛み締めながら、ページをめくっていく。流浪、転々たる生活の様に、どうしようもねえ人だなあと思うも、目が離せない気持ちを追憶する不思議こそ、人を魅せる才能なのかと考える。読みおえたくないな……さて、つづきを読もう。

2016-01-28

雑記


 仕事にしても日常にしても、いろいろとがんばらねえとなー、と人と話す度に思い、また明日へぶつかっていこうと思える、ここは忘れない根っこのところだ、と考えて今のところを生きている。つまるところ、明日も働いて美味しいものを食べて飲んで、まったりしたい……。

 カツヲ「ひとりぼっちの○○生活」2巻ひとりぼっちの○○生活(2)<ひとりぼっちの○○生活> (電撃コミックスNEXT)を読みおえ、「名は体を表す」をど直球の威力で繰り出してくる技は2巻でも健在で、本当に、倉井佳子さんの過去は一体何があったんだろうか…?ぼっちとソトカの師弟関係から友達へと変わっていく様が、愛らしさいっぱいで良かったなあ。3巻も楽しみだ。もっとつづいてほしい!

 アニメは「おしえて!ギャル子ちゃん」第1話や「この素晴らしい世界に祝福を!」第2話を観たり、当たりの作品を観ることが出来てうれしい。

 
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ここは、更新間隔がえらく適当なダイアリーです。小説やマンガを読んだりアニメを観たりしています。