Les Etrangers du Bois de Boulogne

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02_06_Sun 2005

[]レイクサイド マーダーケース

 フィクションの縫合がほどけて隙間から現実が顔をのぞかせるとき、そんなときほど醜い瞬間はないだろうと思う。語られることを一方的に放棄されてどん底の気分に。パトリス・ルコントとかフランソワ・オゾンの目を背けたくなるような醜さの原因はそれなんだ。これとは状況が変わって、現実の方からフィクションに襲いかかるような瞬間というのがあったりする。安全に保護された120分なら120分のパッケージを外部から突き破って来るような禍々しい現実が。役所広司薬師丸ひろ子が別荘の私室で口論するシークエンスは、二人に現実が襲いかかり、案の定現実的になってとっても恐ろしい。誰だって現実的にしようと思えばするけれど、現実とは違うものを見るために映画を見たりする人に気を使うし、現実の襲撃と現実の露呈(ルコント、オゾン)は紙一重だから、ほとんど映画作家は遠慮する。フィクションのモラルみたいなものかしら。それを破ることは場合によって許されたり許されなかったりするのだろうけれど、本作にあっては許されると思う。光を明滅させたりふり動かしたり、音楽をつけるだけで観客を操れることを自覚して実践する本作は、無邪気にも偽物(フィクション)であることに開きなおりきっている。そんな無邪気さに免じて禍々しい現実の闖入も許したいと思う。 なんにしても、人物を鋭くたたずませるフルショットがため息が出るほど濃厚で、力強いんす。

[]高校の同窓

 同じ高校出身で現在仙台に暮らす友人とおよそ2年ぶりの再会。恵比寿で焼肉。いろいろと楽しく会話。

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