フォント変更の謎に終止符

最近フォント変更を行うと、標準ブラウザの文字が化けたり、謎な動作をすることがわかってきたので、徹底的に解明しました。(ひまですね・・・自分)
結論から言うと、Symbianから提供されているFreeType.dllはM1000にマッチしない。
どういうことかというと、こういうことです。

標準のブラウザはSmanで変更したフォントにかかわらず、内蔵ROM(a:)にあるHGGothicBを採用するようですが、なぜかごらんの通り半角文字のある特定のポイント数の文字が化けてしまいます(つまり標準のフォントのくせにぶっ飛んでいるということです(笑))(SNesもぶっとんでます(笑))この悪さをしているのはSymbianから落としてきた、FreeType.dllです。(Smanを入れると同時に入ります)
よく考えると、標準ブラウザはTrueTypeフォントを使っているわけで、フォント変更の為に新たにFreeTypeを入れる必要性はないわけですね。実はa:\system\fontsに入っているFreetype.dllはM1000用にカスタマイズされた究極(?)のFreeTypeだったのです(笑)
で、Symbianから落としてきた(またはSmanでインスコされた)、FreeType.dllをアンインスコしてリブートすると、a:のFreeTypeが有効になり、工場出荷状態(?)になります。そうすると・・・

ちゃんと表示されていますね。
以前、FreeTypeをアンインスコするとフォントがぶっ飛ぶとレポートしましたが、実際には標準のFreeTypeが有効になり、フォントは標準FreeTypeにマッチしていなかった。ということになります。
M+1VM+IPAG circleですと、次のように

太字もしっかり表現され、メール未読も判別できますね。(M+1VM+IPAG circleは半角ユがおかしくなってしまうのが残念;;)
まとめると・・・
M1000にはTrueType表示を実現するFreeType.dllが標準で入っている。
 太字表示にも対応している。
 が、すべての文字を正しく表示できるフォントは異様に少ない。
Symbianから落としてきたFreeType(Smanをインスコすると同時にインスコされます)は
 太字には対応していない。ですのでメール未読がわからない。(英字フォントなどで一部対応しているものもあるが、日本語フォントは皆無)
 正しく表示できるフォントの種類は多い。
 標準ブラウザの特定ポイント数などは化けてしまう。
 入力変換時の反転文字が化けるときもあるようです。(一度目撃)
 つまり標準HGGothicBを使っているアプリは化ける可能性がある。
③現在のところ、標準FreeType+標準HGGothicBが最強です。変わったフォントを使いたいのですが、本来の機能がスポイルされてしまっては本末転倒ですしね。
初心者の方にはサッパリ?かもしれませんがそういうことなんです(笑)