しわ寄せ|「建設業法令遵守ガイドライン」を6月にも改定

工期のしわ寄せは「優越的地位の乱用」/法令順守指針を改定へ/国交省

  1. 元請業者が無理な工期で受注して、下請業者に短工期を強いるケース
  2. こうした積み重ねが、作業の錯そうを招き、安全や品質面に悪影響を及ぼしている
  3. 価格の安さだけではなく短工期施工も受注の可否を左右する大きな要素になっている。当初の工期が厳しい上に、途中の工程に遅れが生じると、下請業者に無理を強いる
  4. 元請業者の不十分な施工管理で前工程が遅れ、これによるコスト増を下請業者に負担させている
  5. 設計図書の不備が原因で手戻りが発生し、工程に遅れが出るケース
  6. 手戻りが発生すると、請負側が確保しておいた技術者を予定通りに配置できないといった弊害が生じるほか、後工程の下請業者にもしわ寄せが行く

建設業法令遵守ガイドラインについて−元請負人と下請負人の関係に係る留意点−