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2007年09月19日

個人向け国債 02:06 個人向け国債を含むブックマーク

経団連ができるだけはやく債務比率をGDP比100%に抑えるよう提言したらしいですが・・・

国の長期債務残高削減に数値目標を、経団連が提言

さて、郵政民営化後の国債の買い手と目される「個人向け国債」ですが、5年固定金利タイプで利率が1.15%程度ということであまり売れ行きは良くないようです。それよりも地方債の方が1.5%以上と利率が良いものが多いらしく、そちらは売れているのだとか。ただし、個人向け国債は変動金利タイプでは1年後から、固定金利タイプでは2年後から中途解約が出来ますが、地方債は市場で売却しないといけないため変動リスクがあるという違いはあります。

で、個人向け国債はだいたい毎年数兆円規模ということであまり大きいものではありません。国債の殆んどは金融機関とか機関投資家が買っています。さてどうなるのやら

サブプライム問題のおかげで長期金利は低下気味だったり、家計の金融資産が過去最高になったりと一見安心できそうにも思えるのですが、経済ホメオスターシスは一度崩れるとpositive feedback的に破綻してしまうので非常に怖いところです。まぁ、病気と一緒ですね。よく考えたら財政問題にしても医療崩壊にしても「社会の病気」なわけですよ。それを分野横断的に治そうとする専門の医者がいてもいいような気はするんですけどね。官僚政治家?いや〜、そこまでの能力とやる気がある人はなかなかいないような気がします。そもそもこういう現象を「病気」という認識を持っている人がどれくらいいるか・・・・。

結局誰が得をしたのか 12:22 結局誰が得をしたのかを含むブックマーク

国債発行残高は恐ろしい額になっているわけですが、国債を発行して歳出を大きくするということが一体どういうことなのか、かなり緻密さにかけるところはあるのですが、おおざっぱに説明してみたいと思います。

まず、前提として国債の95%は日本の金融機関機関投資家、個人が所有しています。金融機関国債を買う原資はその多くが銀行の預金であったり、利用者から徴収した保険料であったりするわけです。したがって、金融機関の持分も実質は国民、特に銀行や保険会社などに多額の金を入れている富裕層の持ち物であると解釈することが出来ます。国債の債権は日本の富裕層が持っているのです。

で、国債を発行して政府は何にそれを使っているか・・・橋や道路と言ったインフラの中で何十年経っても便利に使えるようなものであれば、それは子孫に対する投資をしたことになります。しかし、何十年先には誰も通るヒトもいないような橋や道路であれば、それはカネをドブにすてたものと同じようなものです。同様に社会保障について考えてみます。老人が現役時代に積み立てた額(とその利息)以上の年金を老人に支払うと政府から新たに老人の家計に金が横流れすることになります。国債による日本政府の負債は日本の老人の資産へと化けているのです。

大雑把だと批判を受けそうですが、結論。

国債発行の問題点は日本政府国債という債務を負うと同時に、その分が日本の老人富裕層資産として化けているという不思議な現象にある。しかも富裕層の老人たちの中には自分たちが作った借金で得た資産にもかかわらず、その資産を海外で使い倒して子孫に残さないでおこうとするものすらいる。国債は将来の世代がいずれ返さなければならないものであるがゆえに、これはまさに老人富裕層が将来の世代に二重のツケを残しているのである。

さらに国債には利息が発生する。この利息の支払いは納税者からの税金や新たな国債発行をもって補われている。国債を買えるのは基本的に富裕層であるから、税金を使って国債の利息がまかなわれているということは、非富裕層から富裕層への再分配が行われていることに他ならない。格差の拡大が国債の発行によってもたらされることになる。

貧しい若者→富める老人

この大きなカネの流れと格差の拡大は国債発行を抑制しない限りはおさまることはないだろう。

私は日本の財政再建と格差の是正のためにいくつかの提言をしたい

最後の項目について補足をしておきますと、少子化という流れをきちんと見ると、地方や僻地を重視する必要性は全くないことが分かります。もちろん、地方でも県庁所在地と言った中核都市に対してはより積極的にインフラ投資をして、多極分散化をすることが必要でしょう。しかし、高齢化も進み、人口密度が非常に低いような地域に対してこれ以上のインフラ投資をすることは、国債という将来の子孫に残したツケで得た金をドブに捨てるのと全く同じことです。何十年先の日本人はそのインフラを使わないでしょうからね。均衡ある国土の発展は明らかに間違った政策です。貧困層富裕層の格差の是正は必要ですが、地方と都市の格差の是正は全く必要ありません。不満があれば都市に移住すればいい。別に遠く離れた東京大阪といった大都会にくる必要はありません。近くの地方中核都市に行けばいいのです。その準備として大都市や地方中核都市には積極的なインフラ投資が必要です。いままでがおかしかったのです。人が少ない地方にそれに見合わないほどの多額の投資をしていたのです。

自民党総裁選、見ていると「地方への配慮」ばかりが強調されています。これが「地方中核都市への配慮」であれば文句はないのですが、どうしようもない過疎地域に配慮するとなれば自民党はさらに将来に対するツケを増やす政治をしていることになります。もともと、参院選というのは一票の格差が大きいのが特徴です。地方の不満は増幅されて結果に出やすい。そのことをきちんと認識しておかないと、地方を救って国自体がつぶれるという全く本末転倒なことになりかねません。もう一度言います。

貧困層富裕層格差是正は必要だが、地方と都市(地方中核都市を含む)の格差是正は必要ない

スズメ 23:29 スズメを含むブックマーク

「日勤教育」は不必要、JR西に賠償命令…運転士1人勝訴

賠償云々以前に、戒告とかならともかく、これで日勤教育されたらたまったもんじゃないですね。遵法闘争だったのなら別でしょうが。

かつて京急かどこかで犬を見つけて緊急停止して警笛を鳴らし、徐行をして追っ払おうとしたものの、犬がどんどん前方に逃げてしまい、結局ノロノロ運転にならざるをえなくなって電車が5分近く遅れてしまったことがあったそうです。その運転士は犬で電車を遅らせたと処分対象になりましたが、後でそのときの乗客がお客様センターに賞賛の手紙を送付し、逆に表彰されることになったそうです。