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2007年10月23日

やりすぎ 21:47 やりすぎを含むブックマーク

菅直人氏が厚労省に“強行突入”

いくら元大臣でも手順を踏んでから入るべきかと思いますが・・・。

こういうことが発生するようなら、残念ですが警備強化すべきでしょうね。

財務省なんかは担当者とのアポ無しでは絶対に入れてくれないみたいですから(財務省内の郵便局もそういう理由で入れないそうです>郵便局マニアの某君)。

霞ヶ関駅を利用したことがある人なら分かると思いますが、五号館は丸の内線の改札とも直結しているし、一番不審者が侵入する可能性が高い。最近、特に命に関わるシビアな問題が連続している省なのに・・・・。(辻前事務次官のおかげか)中央省庁の中では国民に対して比較的オープンで従順であることはいいことですが、働いている職員の安全は最低限守る必要があると思います。

ただ、一つ思うのは元厚労相なら倉庫は一度や二度は見ているはずではないか?ということです。わざわざこんなことをしなくても、分かると思うのですが。どう考えても単なるパフォーマンスとしか思えません。今回のパフォーマンスで、中央省庁のセキュリティ実態が暴かれてしまったことを考えるとその損失は多大なものです。まったく、野党というものは厄介なことばかりしてくれますねぇ。

もっとも、セキュリティが暴かれるといえば、JR西日本の救急隊員死傷事故で新大阪総合指令所が何度もテレビに映って、場所がばれてしまったこととかありますね。あんなことをすれば、テロの格好のターゲットになりかねないですよ。一応バックアップはあるみたいですけど。かつてJR西の駅員に電車が止まったときに「新大阪から情報は入ってないんですか」と聞くと、「なんで新大阪に指令所があるって知っているの?」と尋ねられたことすらありますから・・・。テレビと新聞を見ていれば分かってしまうんですけれどもね・・・。もう少し、その辺の報道のあり方についても考える必要があるかと思います。

ちなみに僕は信じています。あの問題はおそらく隠蔽ではなくて放置であったこと、それも国会対応等で時間がなかったとか、そういうやむをえない事情があったのであろうことを。原告団の山口氏が「担当者は『書類が雑然と棚の上に積まれていた』と言った」と報道陣に語っています。もし隠蔽するのなら、赤福のように資料を破棄していたはずだと私は思いますし、自主的に職員からそういう情報が上がってくることもなかったと思います。

もちろん、それで国の責任が免れるわけではありませんが、この問題を「職員の怠慢がすべて」と決め付けるのではなく、「中央の人手不足」「構造的問題からくる無駄な仕事の多さ」という深刻な問題にもきちっと焦点をあてて欲しいと考えています。

中央省庁に限りませんが、とかく、今の日本は少子高齢化団塊の世代の大量退職を迎えてどの業界も人手不足ですし、これからもそれは深刻化していくと思います。その一方で、人々は「人手のかかる」安全を強く求めています。これを両立させるのは決して容易なことではありません。

産業構造のあり方も含めて幅広く議論をしなければならない時期がきていると思います。我々の世代が提供できる労力にはやはり限界がありますので。

C.f.

Hepatitis C virus(HCV) is a major cause of liver disease worldwide. Forty thousand new infections of HCV are estimated to occur annually in the United States. Approximately 3.9 million Americans, or 1.8% of the population, hae antibodies against HCV. Fully 70% of these individuals, or 2.7 million, have evidence of chronic infection as determined by the presence of viral DNA in the serum. This makes HCV the most common chronic blood-borne infection and accounts for almost half of all patients in the United States.

...

The major routes of transmission are inoculations and blood transfusions. Intravenous drug use accounts for 60% of cases, transfusions prior to 1991 account for 10%, and hemodialysis patients and health care workers make up less than 5%.

...

Against the background anti-HCV seroprevalence of 1.8% in the United States, the prevalence is higher in house contacts, homosexuals, hemodialysis patients, hemophiliacs, and intravenous drug abusers(the last approaching 50% to 90%).

Robbins and Cotran Pathologic Basis of Diseaseより

あくまでアメリカの話みたいですけど、結構参考にはなります。HCVの怖いところは、Chronic hepatitisがcirrhosisやHepatocellular carcinomaになって、最終的に死にいたることがあるということです。

あと、HCVが発見されたのは確か1988年ということで、新興感染症に分類されている場合も多いです。それ以前は非A非B型肝炎症という原因がよく分からない輸血後感染症として知られていました。

ちなみに先日法医学の教授が授業中に「アルコールを飲みすぎると、××になって○○して畳の周囲が血だらけになる。自分で××と○○を調べてうめてね」というクイズを出されていましたが、cirrhosisになってesophageal varicesになる、ということで合っているかと思います。

どうでもいいことですが、これはエフェソスの遺跡の写真です。頭が蛇になっている女性がいます。

f:id:vvvfigbt:20071024000440j:image

ギリシャ神話ではメドゥーサはガイアの孫で髪が美しい少女神だったのですが、ポセイドンと恋に落ち、アテナ神殿で交わったことによってアテナの怒りを買ってその髪を蛇に変えられてしまいます(髪を自慢したからという説もある)。さらに、メドゥーサが直視したものは全てが石になってしまうという妖怪になってしまいました。さらに、アテナの支援を得たペルセウスによって最後は首をはねられてしまいます。メドゥーサとcirrhosisは実は深い関係があります。

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