ブックオフだけではなく、久しぶりに普通の新刊も買いました。
まず一冊は、次のものです。
- 作者: 松本輝夫
- 出版社/メーカー: 平凡社
- 発売日: 2014/05/15
- メディア: 新書
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自分で購入したのは、ただ一冊「極楽ですか」という晩年にかかれたもののみで
あります。
- 作者: 谷川雁
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 1992/06
- メディア: 単行本
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ますが、60年代後半からは株式会社テックという会社に関わり、そこで組合つぶしを
主導したと叩かれていたのが記憶に残っています。テックというのは、どのような会社
であったのかと思っていました。
これだけでは、この本を購入しなかったでしょう。
最近は、なによりも矢川澄子さんとのつながりで谷川雁さんに関心がいっています。
この本に、矢川澄子さんはほとんど名前があがってこないのですが、目についたのは、
この一カ所です。
「75年3月、かって『試行』を一緒に起こした三名のうちの一人でもあった村上一郎が
自刃した際の通夜の晩のこと。埴谷雄高や吉本隆明らと十年ぶりに再会し、二次会は
夜中の三時すぎまで続いたのだが、その飲み会が解散した際、松本健一に対して、
『ぼくは会社の車を待たせてあるから一緒に乗っていかないか』と誘って同乗させてく
れたという(『谷川雁革命伝説』)』・・・・個人的な通夜参加に運転手付きの社用車
で参加した挙句、延々と夜中の三時すぎまで待機させておくなんて経営者の風上にも
おけないではないかと。しかも矢川澄子(翻訳家。雁を『神様』と敬愛して後に黒姫の
雁宅の近くに移住)の年譜をみると、松本健一をどこかで降ろしたあとには、なんと
明け方彼女宅にも押し掛けているのだから公私混同の極みだ。」
矢川澄子さんの年譜というのは、「ユリイカ」臨時増刊号「総特集 矢川澄子」に
あるものでしょう。
ユリイカ2002年10月臨時増刊号 総特集=矢川澄子 不滅の少女
- 出版社/メーカー: 青土社
- 発売日: 2002/10/01
- メディア: ムック
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来訪」とだけあります。これをみるだけでは、明け方の来訪とはわからないのですが、
この時、矢川さんは45歳でありました。