本日の書店で

 本日は車にのって、文庫本を買いにいきました。新潮文庫のお目当ての新刊を購入
するために車で移動しなくてはいけないとは、つらい時代となったものです。
 この本屋さんは、町の本屋さんが大型店のなかでやっているこじんまりとした店
ですが、特に目利きの店員さんがいるわけではないものの、けっこう思いがけない
本が入荷して、市内の他の店とは一線を画しています。
 この本屋さんは、中央社から本を入れていますので、ここが力を入れているので
はないかと思います。市内には以前、中央社が大変肩入れしていた書店があったの
ですが、そこが破綻してしまったので、それにかわって、この町で一押しの本屋と
なっているのでしょう。
 本屋さんが姿を消していくのですから、本の卸屋さんは取引先がなくなってしま
うということになります。本の卸屋さんは、小さな書店の経営不振の影響をまとも
に受けていますが、こうした仕組みはなくなってもかまわないのかな。
 ということで、本日やっと次のものを購入することができました。

僕の名はアラム (新潮文庫)

僕の名はアラム (新潮文庫)

結婚式のメンバー (新潮文庫)

結婚式のメンバー (新潮文庫)

 当方にとっては、サローヤンの「My Name is Aram」の新訳がでたというのは、
事件でありますが、さて、これはどうでありましょう。大変楽しみなことであり
ます。
 この店では、欲しいなと思う本を何冊も手に取ることができました。
昭和にサヨウナラ

昭和にサヨウナラ

 「en-taxi」に連載していたものをまとめたとあります。連載中に目にしている
はずですが、単行本とするにあたって二章追加したとありました。本日は見送り
としましたが、気になる本です。
「私」を受け容れて生きる―父と母の娘―

「私」を受け容れて生きる―父と母の娘―

 新潮「波」に連載されていたものがまとまって一冊となりました。
「父と母の娘」とあって、ほっとすることです。末盛さんは、早くに先のご主人を
亡くされて、それから編集者、出版社代表をされたのですが、ずいぶんたってから
若い頃にカトリック学生会で一緒に活動した方と再婚されたのですが、その方が
「書物への愛 フィロビブロン」を翻訳された人と知って驚きました。
フィロビブロン―書物への愛 (1972年)

フィロビブロン―書物への愛 (1972年)

 物好きな当方は、「書物への愛」の大阪フォルム画廊版を注文して購入したこ
とがあったのでした。