雑誌の特大号

 本日に「群像」10月号創刊70周年記念号「群像短編名作選」が届きました。
もうちょっと早くに手にすることができるはずでしたが、予定がかわりまして、本日
郵便で届きました。これは、すごいボリューム(804ページ)のものでありまして、
これは長く楽しむことができそうです。

群像 2016年 10 月号 [雑誌]

群像 2016年 10 月号 [雑誌]

 この号の新聞広告を見たときに、すぐに思いだしたのは、ずいぶんと昔にでた雑誌
の臨時増刊号でありました。今回の「群像」と並べて写真をとってみましたが、厚さ
だけでは負けないことであります。

 刊行の古い順でいきますと、1988(昭和63)年小説新潮5月臨時増刊「文庫で読め
ない昭和名作短編小説」であります。編集協力 荒川洋治、AD 平野甲賀とありま
す。430ページ、730円です。

 文庫で読めないとありますが、これについては「収録作品30篇は、昭和63年1月1日
の現在で、文庫版が絶版・品切れになっているもの、及び文庫化されていないものか
ら選んで再録いたしました。」と編集部の記にありました。
 これが小説新潮の別冊ででるというのが驚きです。その時代の小説新潮の読者が
よほど高級であったということでしょう。
 もう一冊は、1989(平成元)年3月「オール讀物 100回記念 直木賞受賞傑作短編
35」とあります。748ページ 950円。

 ほんとこれもすごく中身が濃いものであります。これらにどんな作品が収録されて
いるのかですが、良く出来ているのですよ。