「本の雑誌」8月号

 本日の午前に庭仕事をしておりましたら、「本の雑誌」8月号が届きました。すぐに
目を通したといいたいところですが、庭仕事は佳境にはいっていましたので、まずは
区切りがつくところまで作業を継続です。

本の雑誌421号2018年8月号

本の雑誌421号2018年8月号

 午後に開封して「本の雑誌」を確認してみましたら、今回の特集は「消えた出版社
を探せ!」であります。「消えた出版社!」といえば、残っている出版社のほうが
ずっと少ないわけですから、ほとんどは消えてしまったのだよね。
 もちろん、特集は一部に人たちに強く支持されながらも、惜しまれて(または知ら
ないうちに)消えた出版社のことです。
今回の特集には、当方の友人の友人がやっていた一人出版社などは登場するはずもな
しであります。
 特集の頭に置かれているのは、高崎俊夫さんと坪内祐三さんの対談であります。
対談の口切りで、坪内さんが「僕と高崎さんは四歳違いなんですが、その四歳の差で
も見てきた風景がちょっと違いますよね」といっています。
 消えた出版社でありますので、この場合の風景というのを書店の本のながめと解釈
すれば、当方は坪内さんよりも七歳くらい年長でありますので、田舎に暮らしていた
とはいえ、本屋に足を運ぶようになったのは1969年のことで、その時代の町の本屋と
いえば、すこし気が利いたところは、みんな今でいうところのセレクトショップみた
いな雰囲気でありましたね。特に学生時代を過ごした京都の街の本屋は。
(今月の「本の雑誌」には、「70年代京都の書店を懐かしむ」という堀井憲一郎さん
の文章があり、ほんと懐かしい店ばかり。)
 「消えた出版社」といっても、当方の世代にとっては、ほとんどなじみの版元ばか
りでありまして、そんなにマニアックなところはでていないようです。
このところの拙ブログの話題でいきますと、垂水書房の名前があがってもよかったの
になと思うのですが、これを話題としたのは、今はなきEDIがだしていた「サンパン」
でありましたか。そういえば「EDI」もあがってもよかったかな。