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キャズムを超えろ! このページをアンテナに追加 RSSフィード Twitter

2014-09-02

ALS IceBucketChallangeがまわってきた...ので、何でこの取組が嫌いなのかちゃんと説明しつつ氷水をかぶる

一緒にビジネスやってる小笠原さんから振られたんでやりたくないけどやらなきゃいけないIce bucket challange, 動画だけ24時間以内に撮影しておいてネタがホットじゃなくなるころにUploadしようと放っておいたら深セン出張やら何やらで結局忘れてそのままにw

やらないことをDisるひともいれば、賛同できないからバトン止めるって方向ですらDisる人もいる。もちろんこの取組み自体をDisる人もいれば、取り組みはいいけど実行してる連中が売名行為だとか企業のプロモーションになってることをDisる人もいてもうカオス。結果として回ってきたらえらい色々悩んで結局どの選択肢を取っても『本来Disられる謂れのない人からDisられる』というとっても困った取り組み。目立たないように、人から嫌われないようにと八方美人を目指して生きている人には世知辛い世の中になったもんです。

もちろんALSをはじめとした難病根治のための寄付をすることはいいことなんですが、チェーンメールで流行った「PAmw-B38」みたいなもので。FacebookALS IceBucketChallangeについて『チェーンメール的なものに加担したくない』と書いたらなぜチェーンメールがだめなのか?というコメントがついたのでそのへんの個人的見解を書いて本エントリーを締めよう。

チェーンメールが社会通念上良くないと言われている一番のポイントは、そこに書かれていることが真実であるなしに関わらず複数人への送信を行うことを強制するよう書かれていることである。その内容が誰かを傷つけるものだったり(例:コスモ石油有害物質騒ぎ)、社会的混乱を巻き起こすものだったり(例:佐賀銀行取り付け騒ぎ)しても、強制されるので仕方なく多人数に拡散してしまう。ALS Ice Bucket Challangeは社会的混乱は起こさないが、誰かを傷つける可能性はなくはない。実際怪我している人もいるわけだし。


とはいえ、今回のALS IceBucketChallangeに限って言えば、これだけ話題になってしまった結果どの選択肢を取ったとしても誰かにDisられる、つまりリアル不幸の手紙状態になっているってことが個人的に一番きつい。バトンが回ってこなければDisられることもなく暮らせていたのに.....という人も多いんじゃなかろうか。で、回ってきた以上はどれかのDisりを受けざるをえないわけなので、選びました。『賛同できないからバトン止めるって方向ですらDisる人』からのDisりは甘んじて受けましょう、と。


ただ、関西人として氷水すら被らず止めるってのは嫌&会社等所属組織のプロモーションに活用してるってDisられるのも嫌、ということで関係ない会社のロゴがどかーんと表示されてるTシャツをきて氷水かぶってみましたよと。強制は前述したとおりよくない連鎖を引き起こすので、やりたい人はコメント欄で立候補してやればいいんじゃないかな、最初の3人まで、とかして。

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2014-06-09

車の写真を美しく撮る方法 その1 〜RAW現像でシャープネス掛けて彩度UP〜

スマホだと違いが分かりにくいのでPC等大画面で見ることをオススメするエントリです

同じ被写体を撮ってるのに、カメラ好きの人のほうが綺麗に撮れて俺はダメダメ....なんて経験はないだろうか。カメラ好きの人はいいレンズを使っているからだ、だから俺も...と、レンズ沼にハマる前に、RAW現像ソフトを試してみてほしい。

特にクルマ写真は色がなかなかいい感じに出ずにくすんで見えることがままある。紺色やワインレッドといったいわゆる"深い"色合いだとなおさらである。これがRAW現像で見違えるので是非試してみてほしい。

RAW現像というと難しいイメージを持つ方が多いが、やることは2つだけ。

1.シャープネスをかける(アンシャープマスク処理)

2.彩度を上げる

以上。勿論、レンズブラーRAWノイズ対策も重要なんで掛ければいいが、とりあえずJPGでしか撮っていない人は黙ってRAWで撮ってシャープネス掛けて彩度UPしてみてほしい。『あ、クルマ雑誌に載ってるアノ色だ!』という感じに、誰でも簡単に仕上げることができるはずだ。

下記2作例を見てみてほしいが(Clickで500pxとFlickrのそれぞれ大きな画像にLink)、RAW現像後の写真のほうが『パキッ!』とシャープで『こってり』と色が乗った写真に見えるはず。高級レンズの売り文句やkakaku.com BBSの書き込みでは、高いレンズを買えばこってりといい色が載ってパキッとシャープな絵が撮れる的なことが書いてあるが、別に安物レンズでもRAWで撮ってシャープネスUP&彩度UPで現像すると相当良くなりまっせ、と。勿論、高級レンズを使ってさらにRAW現像で....とやればもっとレベル高いところまで行けるので高級レンズを否定するわけではない。が、高級レンズRAW処理なし、とそれなりレンズRAW処理あり、だと少なくともクルマ写真だと逆転しかねない。それぐらいクルマ写真には彩度処理とシャープネスが大事だってことでを伝えたかったのだ。

百聞は一見に如かず、下記のサンプルを見てその効果を理解してもらえると嬉しい。


JPEG撮って出し(RAW現像ソフトなし)

IMG_3532

RAWで撮ってRAW現像ソフト使用(彩度UP&シャープネスUP)

Photograph 911 Porche GT3 by Waren Osyo on 500px




JPEG撮って出し(RAW現像ソフトなし)

IMG_9063_DxO


RAWで撮ってRAW現像ソフト使用(彩度UP&シャープネスUP)

Photograph Range Rover Evoque in London by Waren Osyo on 500px

JPEG撮って出し(RAW現像ソフトなし)

3531pre

RAWで撮ってRAW現像ソフト使用(彩度UP&シャープネスUP)

Photograph Untitled by Waren Osyo on 500px

2014-05-25

日本のモバイル決済、本命はSquareから楽天スマートペイに移る、か? 2014年版モバイル決済サービス比較表

mobilepayhment2014

丁度1年ほど前に手数料最安・支払い最速!モバイル決済の本命Squareと、Coiney, PayPal here, 楽天スマートペイとの比較表を作ってみたというエントリーを書いた。

その後、全てのプレイヤーがSquareのぶっ飛んだ手数料と支払いタイミングに合わせこんできたため、2013年後半には4者横並びの図式に近くなった。で、支払いタイミングデフレ(?)争いに参戦しなかったPayPal here、参戦したけど力及ばずやっぱり支払い遅いCoineyCoineyセゾンカードとの提携を発表し、セゾンカードの受付を可能に。そうこうしてるうちに楽天スマートペイが猛攻撃を開始し、JCBAMEXダイナースに加えて日本では馴染みのないDISCOVERまでも取り扱うようになり、実質国内で入手できるほぼ全てのカードが使えるのは楽天スマートペイだけ!という展開に。SquareやPayPalビザマス+AMEXのみ。

引き出し手数料はCoineyだけが都度200円取る方式を継続、ほかは*1全部無料になった。Coineyはちょっとした金額を決済してすぐ引き出すという使い方には向かない、と。

でまぁ結論としては2014年5月現在では楽天スマートペイがめっちゃ使える、という展開だなぁと。手数料の話とかまぁネタとしては面白いんだけど事業者側としてはほぼ誤差範囲みたいな話で、JCBAMEXダイナースが使えるというこの1点のみにおいて楽天スマートペイ最強だなぁと。

*1:指定銀行を使えば

2014-01-15

これがシリコンバレー流か!Anki DRIVEのブースがぶっ飛んでいた@CES2014

Facebookに書きかけていたんだけれど、今年はBlogでしょうもない情報であってもちゃんと発信していこう年間と決めたのでBlogにする。で、Anki DRIVEのブースがスゴかったという話。

今年話題になったApp toy(スマホ・PC・タブレット連携玩具)はCES 2014にはほとんど出展してたんじゃないかってほど出ていた。で、WWDCで話題になった(…ってもう半年も前か!!)AIミニカー玩具『Anki DRIVE(アンキドライブ)』もCES 2014のLVCC South Hall Level1にでっかいブースを構えて....いた....んだけどこれがすごい変態的。

ブースは3×3(30ft x 30ft)の9コマという出展料だけで500万円近い場所を取っているのに、写真の通り四方を高い壁で囲んで中に入ることもできない。壁にはさぞかし宣伝文句が書いてあるのかとおもいきや、"Think you can win? It does too"と"It's ALIVE"の文字だけ。で、ブースの外には『俺たちとMeetingしたかったらces@anki.comまで"CES Meeting request"って件名のメールをおくってね』という看板がちょこんと置いてあるだけ。

もう知名度は完璧だから無駄な説明員コストなんて掛けず、Invited onlyで必要な商談だけしようじゃないかというスタイル。これがAppleお墨付きのシリコンバレー流Apptoy start-upのやりかたかぁ、と関心というかびっくりした次第。横綱相撲感半端ない。


Anki DRIVE CES2014Anki DRIVE CES2014Anki DRIVE CES2014


.....と、ここまで書いて思ったのだけれど、Anki DRIVEは2.4Ghz帯のBluetoothを使っている。実際に遊んでみたがかなりタイミング勝負なところもあって、テンポよく通信できないと結構辛い。CESの会場は世界で一番2.4Gz帯が混線するんじゃないかというほど2.4Ghz帯機器だらけでめちゃくちゃな環境になっているので、もしかするとそれを嫌って実機デモを広く公開しなかったのか? という気がしなくもない。100%の性能を見せられずに(混線のことを知らない素人に)悪い評価を書かれてしまうぐらいなら、クローズドで分かる人にだけ見せるほうがいいんじゃないか、という判断だったとしたらそれはそれで面白い話。真実は闇の中だけれど今度知り合いつながりでAnkiの人と会えたら聞いてみたいと思う。


※どーでもいいけどこの壁つくるだけで100万とか掛かるw

2013-12-29

楽天スマホ用ページのロードが遅いといっている人がいるがAmazonと同等。Zozoはちょっぱや。

FacebookのTimelineに下記のようなBlogエントリがたくさんシェアされていて、マトモそうなIT系企業経営者さんとかがふむふむ顔なコメントをしていたのでちょっと待てや、ってことで計測してみた。結論からいうと下記エントリはスマホ実機での実測に基いていないただの楽天叩き。べっ、別に楽天のことがすっ、好きとかそんなんじゃないからねっ(照

WiFiで見ても楽天スマホでのブラウザの表示速度はめちゃくちゃ遅い。

<中略>

楽天トップページです

50秒かかっても全部読み込めない・・・・突出して遅い。「amazonでは、表示速度が0.1秒遅くなると売上が1%ダウンする」が本当なら500%くらいダウンしてるわ www

なにかスクリプトが動いているのか、CSSの量が半端ないのかがわからないけど、永遠に読み込んでいます。放っておくと3分超えても延々と読み込む。

おおよその部分が読み込まれるのにかかる時間、平均して60秒くらい!!


引用元:http://www.landerblue.co.jp/blog/?p=10371

楽天ファンというわけじゃないがよくわからない比較・計測で叩くのはよろしくない。実際にiPhone5キャッシュクリア済みSafari楽天スマホ版トップを開いたら(彼がやっているように自宅WiFi環境にて)5秒で開く。読み込み完了まで、というが画像は遅延ロード化されているし、1st viewにある画像は上記5秒のなかでロードし切ってしまう。

Amazon.co.jpで4秒、Zozotownは確かに早くて2-3秒。

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Keynote MITEで計測しているようだが、スマホ用Viewの遅さをスマホブラウザを完全SimulateしたわけではないPC用ツールで計測されても、ねぇ。というわけでiOS6.1.4のiPhone5内蔵Safariで計測してみましたよと。

結論から言うと楽天はまったく遅くなく、Amazon.co.jpと同等速度。楽天は初回表示時はガイド用ポップアップが出るので、その時間を差し引くとAmazon.co.jpより早いんじゃねというぐらい。Zozotownはぶっちぎりのチョッパヤで楽天Amazonの半分以下の速度でのトップページロード。とはいえ何れも5秒といったところなんでそんなに差はないかなぁ。


というわけでよくわからないツールを使ったネガティブキャンペーンに騙されないようにしましょう、と。遅延ロードをうまく使うなどして、楽天は結構頑張ってると思いますよ。


※彼の言う『商品ページが重い』ってのも割とイミフで10個程度試してみたけど何れも5秒前後でロード完了する。彼が実際に60秒掛かっても開かなかったといっている商品ページがわかれば計測するが、Apple2Appleではない比較をしても意味がないのでやめておくw

計測しました計測しました 2014/06/14 18:10 僕も同じように計測してみましたが楽天は遅いです。
トップページではなく個々の商品ページが1分近くかかります。
ページのロードは終わっているのに商品の写真の欄だけ描画が遅い感じのニュアンスなのですが、今回に限らず毎回同じ現象です。
間違いであるかのように断定的に書いてあったので納得できませんでした。

2013-05-23

手数料最安・支払い最速!モバイル決済の本命Squareと、Coiney, PayPal here, 楽天スマートペイとの比較表を作ってみた

id:KoshianX さんの言葉を借りると『(他サービスと比較して)初期費用ゼロ、手数料最安、支払い最速!』というモバイル決済の本命Squareが本日、日本展開を発表しました。その驚きの支払いタイミングと手数料で業界騒然...とならふでしょう、たぶんw

と言うわけで秒速で他サービスとの比較表を作ってみた。

f:id:wa-ren:20130523173650p:image

でまぁ、何を言いたいのかというとSquare最強ということ。みんな決済手数料に目がいくが、決済手数料を業界最安値である3.25%に抑えつつ、資金繰りが厳しい飲食店なんかに対して翌営業日正午までの支払いとしているのが強烈に強い。この部分は楽天スマートペイも相当頑張っているものの、手数料約5%ってのは流石にねぇ...と。これはなかなかどうして面白いことになりそうですよと。

確かジャック・ドーシーが何かの動画で喋っていたけど、NYCのまちなかに山ほどいるワンボックスカーでホットドッグを作って売ってるような人たちにカード決済使ってもらおうよというようなアプローチで始めたみたいなことを言っていた記憶がある。そういう方々がキャッシュフローに余裕があって別に60日だって支払い待てますよ、なんて感じばかりじゃぁないと思うんですよね。つまり、今日の売上で明日の仕入れをする、というような小売業界の一部にあたって(まぁその割合は比較的大きいはずなんですが)はSquare強烈に強そうだなぁと。また、そもそもそういった人たちをターゲットにしてきたからこそのこういう仕様なんでしょうなぁと。身近な業界で言えば、激安家電やガジェットを売ってる店なんかもそう。支払いタイミングってほんとこういった薄利多売な商売においては重要なんです。

ちなみにSquareが強いのは、Star製のレシートプリンターやキャッシュドロワーとも連携していて、スマレジとかユビレジが取ろうとしてたあたりもまとめてかっさらって行こうとしてること。Coiney楽天は追い追いこの辺やってこうとしていたんだろうけど、今からやると結構ビハインドするしこりゃ大変、と。Coineyは昨晩APIオープンを発表していたけれど、このへんのハード連携やりたくても時間がないor工数がないとかで仕方ないからAPIつまりパッシブ連携なのかなーとか勘ぐってしまったり。Coineyやってる皆さんは起業家仲間なので頑張ってもらいたいのですが...。

と言うわけでこわーい奴らが攻めて来たよ、しかも三井住友銀行が10億円も突っ込んでケツ持ちしてますよと言う始末。そこは国内に投資しようよと言いたくなりますがまぁ気持ちはわからんでもなく、何だかなぁというあたりで結論なく筆を置きたいと思います。むむーん

2013-03-04

サブブランドとメインブランドの狭間で 〜どうしてPanasonicはeneloopブランドをぶっ壊したのか〜

まず、本エントリーの執筆にあたってPanasonic関係者1名たりとも話を聞いていないので、すべて推測と妄想と予想で書かれている空想科学読本みたいなもんだと思って読んでほしい。

元ネタはこのへん『新しいeneloopのロゴデザインが酷すぎると話題に痛いニュース)』など多数。

パナのブランドまわり予備知識はこっちで。

で、まとめBlog界隈や観測範囲のヲチャー達の論点はだいたい一致していて

  1. eneloopというすごくいいブランドがあったのにこれを蔑ろにするとは何事だ
  2. eneloopという定着したブランドを捨てると売上悪化するだろうが
  3. パッケージのデザインがかっこわるくなった
  4. 買収しました自慢みたいに感じるよね

えーと、まぁ4は論外として1と2、ちょい3について。

サブブランドって本来的には使い方がすごくむずかしい。このBlogを読んでくださるようなアイアムビジネスマーン(シャキーン) アイライクニッケーイ(ジャキーン)みたいな人は全日本人の多数派ではない。いまや単三形ニッケル水素電池なんてものは中学生からシニアまで誰もが買う、歯磨き粉や整髪料レベルの商品カテゴリになったと言える時代。そんな一般的な顧客からみて、eneloop三洋電機が結びついている人は少数派だったろう。笑い話だが、Panasonicが出していたコブラトップっつぅ超絶懐かしいラジカセを中学・高校時代愛用していたけれど、まさかそれが松下電器産業株式会社の製品だなんて大学二回生になるまで知らなかったからねw まぁ個人的な無知の話はさておき、あそこまでブランドネームを前面に押し出すと、本当に誰が作っているかわからなくなり、ブランドだけが独り歩きしていって当該商品カテゴリはものすごく強化されるんだけれど、コングロマリット的超大企業でやってる意味がなくなる。つまり、eneloopが売れまくって認知されまくった結果、GOPANが売れる、Gorillaが売れるという話になってほしいわけである。

確かに定着したブランドを差し替えると変えると顧客が離れる可能性はいくばくかある。しかし、圧倒的な市場シェアを握ってしまった後であれば、これを変えてメインブランドの訴求に使ってやろうというのはなかなか良い方法ではあるのだ。圧倒的シェアを持っているということは市場の大半がブランド名なんてどうでもいいと思って買っている層であり、パッケージデザインで半ば自動的にかごに入れるぐらいとなっているはずだからだ。

わかりやすい話で例えよう。今日から平和堂のロゴがヨークマートのロゴに変わったとして、これは嫌だから、これは疑わしいから他の店(イオン等)に行こう、とはならない。ちなみに小ネタだが、平和堂ヨークマートセブン&アイHD)のロゴは酷似していてどちらもスーパーマーケットなのだが、平和堂セブン&アイHDの傘下企業ではなく、れっきとした独立企業である。


読者の皆さんが当事者にならないと話が理解しづらいというのなら、逆パターンをイメージしてみるといい。いつも使っているトマトケチャップ、どこの会社が作っているか知っているだろうか? 『デルモンテ!』と答えた人はeneloop三洋電機が結びつかない人と(食品業界においては)同レベルだ。パッケージをよーく見てみると、キッコーマンと書いてあるはず。でも、デルモンテトマトケチャップのパッケージがデザインそのまま文字だけ明日からキッコーマントマトケチャップに変わっても、多分人は気づかずいつものデルモンテだと思って買う。普及したブランドとはそういうものだ。トマトケチャップにおいてはカゴメとハインツがいるので話がややこしくなるが、実質的にデルモンテトマトケチャップが日本国内シェア90%というような状況であれば、上述した例は説得力があるはずだ。eneloopはいま、そういう状況なのである。

デルモンテトマトケチャップキッコーマントマトケチャップに名称変更してその他キッコーマン商品のブランド強化に寄与させる、ということができないのは、トマトケチャップ市場に強大なライバルが2社いるからに他ならない。デルモンテ名を捨てた瞬間にケチャップ市場でのシェアを大きく失う可能性があるからだ。しかし、eneloopにはその可能性がほとんどない。なぜならばほぼ1社独占といえるほどの市場シェアを誇っているからだ。であれば、変更して他ブランドに良い影響を与えてやったほうが得というわけ。


結果、至る所でPanasonic柄の電池が目撃されるようになり、ブランドが刷り込まれ、そこまで深く調べて買おうということのない商品を買うときにPanasonic製なら安心かなとか、よくわからない、なんとなくな理由によりPanasonic製を選ぶ人が増えてくれる。その"なんとなく"はなるたけサブブランドを抑えてメーカー名を全面に出したコモディティプロダクトが醸造してくれるというわけ。なので、一般的にはコモディティ品ほどサブブランドを避ける方向に行く。ニッケル水素電池って5年前はまだまだコモディティになってはかったのでサブブランドありだったのだろうが、今の普及具合を見るともうその時期は終わったのかなと読む。単にブランド統廃合の手間かかっただけなのかもしれんけどさw

そういう意味....つまり、サブブランドが爆発的に普及して市場を寡占してしまったらメインブランド名に戻して他商品への+α効果を期待する、というアクションが一般的だとすれば、モバイルブースターをやめてパナソニックモバイル電源ってしたのはちょいとだけ早すぎた気もしますが、英断だったのかなーという気はする。あの件について、業界人は名前がダサいよねという話にはなるんですが、それは先の例に出したデルモンテトマトケチャップキッコーマンになったらきっとみんなダサいというでしょw それといっしょかなと。 



もっとも、そういう世界は徐々に狭くなってきている。少しでも調べれば豊富に情報が出てくる時代となり、何となくのブランドイメージでものを買う文化は縮小傾向だ。だからこそ、こういう仕事をやっているのであるw

おまけ: LUMIXPanasonicでは異色中の異色

そうそう、一応これ書いておこう。私の知る限り、Panasonicロゴよりサブブランドやプロダクトネームが大きく、目立つよう表示されている商品は今のところLUMIX系だけである。結構面白いので調べてみるとよい。ちなみに国内有名カメラメーカーの製品で前面にメーカー名が出ていないのはリコーのGRとPanasonicLumix系のみである。リコーGXRでは前面メーカーロゴを復活させていることから、全モデルでサブブランドのみを前面表記しているのはPanasonicだけということになる。だからどーしたという話だけれどw

おまけ2: ソニーのバイオ&エクスペリア系サブブランドについて

ソニーがバイオをサブブランドと設定しているのかプロダクトネームと設定しているのかは知らないが、ここでは仮にサブブランドと呼ぼう。

ソニーモバイル機器まわりのサブブランドは結構色々あってヲチしていて面白い。ノートPCを中心としたブランドとして知られるが実は1号機はAV編集用デスクトップPCだ。家庭用PC/AT互換機参入、ってことで付けられたサブブランドだったわけだが、その後ノートPC中心とするサブブランドとして確立。一昨年から携帯電話ブランドのXPERIAが合流した中でiPadショックが起き、さぁこれからはタブレットもやらにゃいかんぞとなったとき、気合が入りすぎたのか、『ソニータブレット』として驚きのソニーブランドでの展開を開始。

ちなみに商品名にソニーって入ってるソニー商品って実はめっちゃ少ないのでは?

まぁそれぐらい気合入れて飛び出したソニータブレットの結果がいまいちだったのかどうかは知るよしもないが、翌年モデルから『XPERIAタブレット』にまさかの名称変更。最初は某通信キャリアさんとのお上同士の話し合いでメーカー名を製品に入れるのはやめてくれ的な話だったりしたのかなーとか勘ぐっていたんですが、海外の展示会でもSony tabletの名称をやめてXperia tabletというものだから、これはやっぱりブランド設定で何かあったなと。まぁ平易に勘ぐるならうまくいかんかったんでしょうねと。さっきのeneloopの話とは逆方向ですが、大きな会社であればあるほど本体ブランドで攻めるというのは商品のカラーが薄まることになる。当然、大きな会社とは様々な商品を出していることが多く、様々な他商品のイメージからユーザが勝手に商品のイメージをつくりあげてしまう。

ソニーといえばオーディオ機器という感じのユーザからは、『ソニータブレットってんだから、音にこだわってるんでしょ?』という感じで。そういう方向でハードルを上げて商品を見に行って、そこが拘られてなければ落胆してしまう。本当はソニーといえばレコーダー、というユーザの心を掴みたくて作ってDLNAまわり作りこんだのに!!という裏があったとしても、前述のユーザには伝わらない。で、肝心のレコーダーのユーザーはレコーダーのブランドを冠してないが故に目にも止めてもらえず二兎を追って両方外した的なことになりうる。だったらスゴ録タブレットとかにすればよかったじゃない!というのが現状で、Xperiaブランドで再出発となったんだろうなぁと。あ、レコーダーユーザー向けに作ったとかは例え話で勿論嘘っぱちですよw DLNA周り頑張って作りこんでいたのはしっているけど、あくまでオマケって感じだったし。

eneloopの事例に近いけれど、ちょっと違うところでSonyは最近この業界では珍しい『サブブランドやーんぴ』をやった。それが例に出したレコーダーだ。10年ぐらい続けたスゴ録というサブブランドをやめて、『ソニーブルーレイ』に帰ってきた。これはちょっと面白い流れ。ちなみにレコーダー業界では、TOSHIBAもバルディアをやめてつい最近『レグザブルーレイ』に名称変更した。こちらはサブブランドをやめたのではなく、ブランド名変更である。レグザブランドとの相乗効果を狙ったものと思われる。

どうしてソニー無印に戻ってきたのか? は色々と思うところはある。でも、スゴ録は以前からすごく違和感があるサブブランドで、商品にロゴが付かなかったんですよね。そりゃ、日本語はかっこ悪いでしょ、という話なんだけれども。あれだけスゴ録!ってCM打ってたのに商品にロゴなしってのも珍しいケースでしたなぁと。


ちなみにシャープはそもそもDVDレコーダー時代、HDD/DVD時代で出遅れ、AQUOSブルーレイから実質参入してきたようなものだが未だAQUOSブランドで統一のまま。

PanasonicDVD時代の頭はサブブランドなしとし、HDD/DVD時代最初はHS系の名前だったがすぐDIGAとし、テレビのVIErAと併存を現状も維持。

東芝はRD→VARDIA→REGZAレコーダと迷走している感じ。

ソニーClip-onという名機に続く無印(RDR)・スゴ録PSXCoCoonの怒涛4並列時代を過ぎたらスゴ録だけが生き残ってその後"ソニーブルーレイ"へ。

まとめ

サブブランドなし時代→サブブランド時代→→→またまたサブブランドやめる時代、って流れなのかなーと。ソニーのレコーダーはまさにその流れを通しでやった感じ。SANYOからパナソニックに変わったので違和感あはるが、SANYO電池eneloop→SANYO電池(社名変わったんでPanasonic電池だけど)となっただけで、この業界よくある話じゃないのさ?というのが個人的な感想である。個人的にはPanasonicがひっそりとD-Snapブランド最後の一品であるポータブルオーディオプレイヤーをディスコンとし、数十年続いたポータブルオーディオプレイヤーを商品群から外したのが残念でならない。最初はカメラだったのにいつのまにかオーディオ機器のブランドになっていた変態プロダクトネームだったのになぁ、D-Snap(www