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キャズムを超えろ! このページをアンテナに追加 RSSフィード Twitter

2014-06-09

車の写真を美しく撮る方法 その1 〜RAW現像でシャープネス掛けて彩度UP〜

スマホだと違いが分かりにくいのでPC等大画面で見ることをオススメするエントリです

同じ被写体を撮ってるのに、カメラ好きの人のほうが綺麗に撮れて俺はダメダメ....なんて経験はないだろうか。カメラ好きの人はいいレンズを使っているからだ、だから俺も...と、レンズ沼にハマる前に、RAW現像ソフトを試してみてほしい。

特にクルマ写真は色がなかなかいい感じに出ずにくすんで見えることがままある。紺色やワインレッドといったいわゆる"深い"色合いだとなおさらである。これがRAW現像で見違えるので是非試してみてほしい。

RAW現像というと難しいイメージを持つ方が多いが、やることは2つだけ。

1.シャープネスをかける(アンシャープマスク処理)

2.彩度を上げる

以上。勿論、レンズブラーRAWノイズ対策も重要なんで掛ければいいが、とりあえずJPGでしか撮っていない人は黙ってRAWで撮ってシャープネス掛けて彩度UPしてみてほしい。『あ、クルマ雑誌に載ってるアノ色だ!』という感じに、誰でも簡単に仕上げることができるはずだ。

下記2作例を見てみてほしいが(Clickで500pxとFlickrのそれぞれ大きな画像にLink)、RAW現像後の写真のほうが『パキッ!』とシャープで『こってり』と色が乗った写真に見えるはず。高級レンズの売り文句やkakaku.com BBSの書き込みでは、高いレンズを買えばこってりといい色が載ってパキッとシャープな絵が撮れる的なことが書いてあるが、別に安物レンズでもRAWで撮ってシャープネスUP&彩度UPで現像すると相当良くなりまっせ、と。勿論、高級レンズを使ってさらにRAW現像で....とやればもっとレベル高いところまで行けるので高級レンズを否定するわけではない。が、高級レンズRAW処理なし、とそれなりレンズRAW処理あり、だと少なくともクルマ写真だと逆転しかねない。それぐらいクルマ写真には彩度処理とシャープネスが大事だってことでを伝えたかったのだ。

百聞は一見に如かず、下記のサンプルを見てその効果を理解してもらえると嬉しい。


JPEG撮って出し(RAW現像ソフトなし)

IMG_3532

RAWで撮ってRAW現像ソフト使用(彩度UP&シャープネスUP)

Photograph 911 Porche GT3 by Waren Osyo on 500px




JPEG撮って出し(RAW現像ソフトなし)

IMG_9063_DxO


RAWで撮ってRAW現像ソフト使用(彩度UP&シャープネスUP)

Photograph Range Rover Evoque in London by Waren Osyo on 500px

JPEG撮って出し(RAW現像ソフトなし)

3531pre

RAWで撮ってRAW現像ソフト使用(彩度UP&シャープネスUP)

Photograph Untitled by Waren Osyo on 500px

2014-05-25

日本のモバイル決済、本命はSquareから楽天スマートペイに移る、か? 2014年版モバイル決済サービス比較表

mobilepayhment2014

丁度1年ほど前に手数料最安・支払い最速!モバイル決済の本命Squareと、Coiney, PayPal here, 楽天スマートペイとの比較表を作ってみたというエントリーを書いた。

その後、全てのプレイヤーがSquareのぶっ飛んだ手数料と支払いタイミングに合わせこんできたため、2013年後半には4者横並びの図式に近くなった。で、支払いタイミングデフレ(?)争いに参戦しなかったPayPal here、参戦したけど力及ばずやっぱり支払い遅いCoineyCoineyセゾンカードとの提携を発表し、セゾンカードの受付を可能に。そうこうしてるうちに楽天スマートペイが猛攻撃を開始し、JCBAMEXダイナースに加えて日本では馴染みのないDISCOVERまでも取り扱うようになり、実質国内で入手できるほぼ全てのカードが使えるのは楽天スマートペイだけ!という展開に。SquareやPayPalビザマス+AMEXのみ。

引き出し手数料はCoineyだけが都度200円取る方式を継続、ほかは*1全部無料になった。Coineyはちょっとした金額を決済してすぐ引き出すという使い方には向かない、と。

でまぁ結論としては2014年5月現在では楽天スマートペイがめっちゃ使える、という展開だなぁと。手数料の話とかまぁネタとしては面白いんだけど事業者側としてはほぼ誤差範囲みたいな話で、JCBAMEXダイナースが使えるというこの1点のみにおいて楽天スマートペイ最強だなぁと。

*1:指定銀行を使えば

2014-01-15

これがシリコンバレー流か!Anki DRIVEのブースがぶっ飛んでいた@CES2014

Facebookに書きかけていたんだけれど、今年はBlogでしょうもない情報であってもちゃんと発信していこう年間と決めたのでBlogにする。で、Anki DRIVEのブースがスゴかったという話。

今年話題になったApp toy(スマホ・PC・タブレット連携玩具)はCES 2014にはほとんど出展してたんじゃないかってほど出ていた。で、WWDCで話題になった(…ってもう半年も前か!!)AIミニカー玩具『Anki DRIVE(アンキドライブ)』もCES 2014のLVCC South Hall Level1にでっかいブースを構えて....いた....んだけどこれがすごい変態的。

ブースは3×3(30ft x 30ft)の9コマという出展料だけで500万円近い場所を取っているのに、写真の通り四方を高い壁で囲んで中に入ることもできない。壁にはさぞかし宣伝文句が書いてあるのかとおもいきや、"Think you can win? It does too"と"It's ALIVE"の文字だけ。で、ブースの外には『俺たちとMeetingしたかったらces@anki.comまで"CES Meeting request"って件名のメールをおくってね』という看板がちょこんと置いてあるだけ。

もう知名度は完璧だから無駄な説明員コストなんて掛けず、Invited onlyで必要な商談だけしようじゃないかというスタイル。これがAppleお墨付きのシリコンバレー流Apptoy start-upのやりかたかぁ、と関心というかびっくりした次第。横綱相撲半端ない


Anki DRIVE CES2014Anki DRIVE CES2014Anki DRIVE CES2014


.....と、ここまで書いて思ったのだけれど、Anki DRIVEは2.4Ghz帯のBluetoothを使っている。実際に遊んでみたがかなりタイミング勝負なところもあって、テンポよく通信できないと結構辛い。CESの会場は世界で一番2.4Gz帯が混線するんじゃないかというほど2.4Ghz帯機器だらけでめちゃくちゃな環境になっているので、もしかするとそれを嫌って実機デモを広く公開しなかったのか? という気がしなくもない。100%の性能を見せられずに(混線のことを知らない素人に)悪い評価を書かれてしまうぐらいなら、クローズドで分かる人にだけ見せるほうがいいんじゃないか、という判断だったとしたらそれはそれで面白い話。真実は闇の中だけれど今度知り合いつながりでAnkiの人と会えたら聞いてみたいと思う。


※どーでもいいけどこの壁つくるだけで100万とか掛かるw

2013-12-29

楽天スマホ用ページのロードが遅いといっている人がいるがAmazonと同等。Zozoはちょっぱや。

FacebookのTimelineに下記のようなBlogエントリがたくさんシェアされていて、マトモそうなIT系企業経営者さんとかがふむふむ顔なコメントをしていたのでちょっと待てや、ってことで計測してみた。結論からいうと下記エントリはスマホ実機での実測に基いていないただの楽天叩き。べっ、別に楽天のことがすっ、好きとかそんなんじゃないからねっ(照

WiFiで見ても楽天スマホでのブラウザの表示速度はめちゃくちゃ遅い。

<中略>

楽天トップページです

50秒かかっても全部読み込めない・・・・突出して遅い。「amazonでは、表示速度が0.1秒遅くなると売上が1%ダウンする」が本当なら500%くらいダウンしてるわ www

なにかスクリプトが動いているのか、CSSの量が半端ないのかがわからないけど、永遠に読み込んでいます。放っておくと3分超えても延々と読み込む。

おおよその部分が読み込まれるのにかかる時間、平均して60秒くらい!!


引用元:http://www.landerblue.co.jp/blog/?p=10371

楽天ファンというわけじゃないがよくわからない比較・計測で叩くのはよろしくない。実際にiPhone5キャッシュクリア済みSafari楽天スマホ版トップを開いたら(彼がやっているように自宅WiFi環境にて)5秒で開く。読み込み完了まで、というが画像は遅延ロード化されているし、1st viewにある画像は上記5秒のなかでロードし切ってしまう。

Amazon.co.jpで4秒、Zozotownは確かに早くて2-3秒。

D

Keynote MITEで計測しているようだが、スマホ用Viewの遅さをスマホブラウザを完全SimulateしたわけではないPC用ツールで計測されても、ねぇ。というわけでiOS6.1.4のiPhone5内蔵Safariで計測してみましたよと。

結論から言うと楽天はまったく遅くなく、Amazon.co.jpと同等速度。楽天は初回表示時はガイド用ポップアップが出るので、その時間を差し引くとAmazon.co.jpより早いんじゃねというぐらい。Zozotownはぶっちぎりのチョッパヤで楽天Amazonの半分以下の速度でのトップページロード。とはいえ何れも5秒といったところなんでそんなに差はないかなぁ。


というわけでよくわからないツールを使ったネガティブキャンペーンに騙されないようにしましょう、と。遅延ロードをうまく使うなどして、楽天は結構頑張ってると思いますよ。


※彼の言う『商品ページが重い』ってのも割とイミフで10個程度試してみたけど何れも5秒前後でロード完了する。彼が実際に60秒掛かっても開かなかったといっている商品ページがわかれば計測するが、Apple2Appleではない比較をしても意味がないのでやめておくw

計測しました計測しました 2014/06/14 18:10 僕も同じように計測してみましたが楽天は遅いです。
トップページではなく個々の商品ページが1分近くかかります。
ページのロードは終わっているのに商品の写真の欄だけ描画が遅い感じのニュアンスなのですが、今回に限らず毎回同じ現象です。
間違いであるかのように断定的に書いてあったので納得できませんでした。

2013-05-23

手数料最安・支払い最速!モバイル決済の本命Squareと、Coiney, PayPal here, 楽天スマートペイとの比較表を作ってみた

id:KoshianX さんの言葉を借りると『(他サービスと比較して)初期費用ゼロ、手数料最安、支払い最速!』というモバイル決済の本命Squareが本日、日本展開を発表しました。その驚きの支払いタイミングと手数料で業界騒然...とならふでしょう、たぶんw

と言うわけで秒速で他サービスとの比較表を作ってみた。

f:id:wa-ren:20130523173650p:image

でまぁ、何を言いたいのかというとSquare最強ということ。みんな決済手数料に目がいくが、決済手数料を業界最安値である3.25%に抑えつつ、資金繰りが厳しい飲食店なんかに対して翌営業日正午までの支払いとしているのが強烈に強い。この部分は楽天スマートペイも相当頑張っているものの、手数料約5%ってのは流石にねぇ...と。これはなかなかどうして面白いことになりそうですよと。

確かジャック・ドーシーが何かの動画で喋っていたけど、NYCのまちなかに山ほどいるワンボックスカーでホットドッグを作って売ってるような人たちにカード決済使ってもらおうよというようなアプローチで始めたみたいなことを言っていた記憶がある。そういう方々がキャッシュフローに余裕があって別に60日だって支払い待てますよ、なんて感じばかりじゃぁないと思うんですよね。つまり、今日の売上で明日の仕入れをする、というような小売業界の一部にあたって(まぁその割合は比較的大きいはずなんですが)はSquare強烈に強そうだなぁと。また、そもそもそういった人たちをターゲットにしてきたからこそのこういう仕様なんでしょうなぁと。身近な業界で言えば、激安家電やガジェットを売ってる店なんかもそう。支払いタイミングってほんとこういった薄利多売な商売においては重要なんです。

ちなみにSquareが強いのは、Star製のレシートプリンターやキャッシュドロワーとも連携していて、スマレジとかユビレジが取ろうとしてたあたりもまとめてかっさらって行こうとしてること。Coiney楽天は追い追いこの辺やってこうとしていたんだろうけど、今からやると結構ビハインドするしこりゃ大変、と。Coineyは昨晩APIオープンを発表していたけれど、このへんのハード連携やりたくても時間がないor工数がないとかで仕方ないからAPIつまりパッシブ連携なのかなーとか勘ぐってしまったり。Coineyやってる皆さんは起業家仲間なので頑張ってもらいたいのですが...。

と言うわけでこわーい奴らが攻めて来たよ、しかも三井住友銀行が10億円も突っ込んでケツ持ちしてますよと言う始末。そこは国内に投資しようよと言いたくなりますがまぁ気持ちはわからんでもなく、何だかなぁというあたりで結論なく筆を置きたいと思います。むむーん

[rakuten:book:13693675:detail]

2013-03-04

サブブランドとメインブランドの狭間で 〜どうしてPanasonicはeneloopブランドをぶっ壊したのか〜

まず、本エントリーの執筆にあたってPanasonic関係者1名たりとも話を聞いていないので、すべて推測と妄想と予想で書かれている空想科学読本みたいなもんだと思って読んでほしい。

元ネタはこのへん『新しいeneloopのロゴデザインが酷すぎると話題に痛いニュース)』など多数。

パナのブランドまわり予備知識はこっちで。

で、まとめBlog界隈や観測範囲のヲチャー達の論点はだいたい一致していて

  1. eneloopというすごくいいブランドがあったのにこれを蔑ろにするとは何事だ
  2. eneloopという定着したブランドを捨てると売上悪化するだろうが
  3. パッケージのデザインがかっこわるくなった
  4. 買収しました自慢みたいに感じるよね

えーと、まぁ4は論外として1と2、ちょい3について。

サブブランドって本来的には使い方がすごくむずかしい。このBlogを読んでくださるようなアイアムビジネスマーン(シャキーン) アイライクニッケーイ(ジャキーン)みたいな人は全日本人の多数派ではない。いまや単三形ニッケル水素電池なんてものは中学生からシニアまで誰もが買う、歯磨き粉や整髪料レベルの商品カテゴリになったと言える時代。そんな一般的な顧客からみて、eneloop三洋電機が結びついている人は少数派だったろう。笑い話だが、Panasonicが出していたコブラトップっつぅ超絶懐かしいラジカセを中学・高校時代愛用していたけれど、まさかそれが松下電器産業株式会社の製品だなんて大学二回生になるまで知らなかったからねw まぁ個人的な無知の話はさておき、あそこまでブランドネームを前面に押し出すと、本当に誰が作っているかわからなくなり、ブランドだけが独り歩きしていって当該商品カテゴリはものすごく強化されるんだけれど、コングロマリット的超大企業でやってる意味がなくなる。つまり、eneloopが売れまくって認知されまくった結果、GOPANが売れる、Gorillaが売れるという話になってほしいわけである。

確かに定着したブランドを差し替えると変えると顧客が離れる可能性はいくばくかある。しかし、圧倒的な市場シェアを握ってしまった後であれば、これを変えてメインブランドの訴求に使ってやろうというのはなかなか良い方法ではあるのだ。圧倒的シェアを持っているということは市場の大半がブランド名なんてどうでもいいと思って買っている層であり、パッケージデザインで半ば自動的にかごに入れるぐらいとなっているはずだからだ。

わかりやすい話で例えよう。今日から平和堂のロゴがヨークマートのロゴに変わったとして、これは嫌だから、これは疑わしいから他の店(イオン等)に行こう、とはならない。ちなみに小ネタだが、平和堂ヨークマートセブン&アイHD)のロゴは酷似していてどちらもスーパーマーケットなのだが、平和堂セブン&アイHDの傘下企業ではなく、れっきとした独立企業である。


読者の皆さんが当事者にならないと話が理解しづらいというのなら、逆パターンをイメージしてみるといい。いつも使っているトマトケチャップ、どこの会社が作っているか知っているだろうか? 『デルモンテ!』と答えた人はeneloop三洋電機が結びつかない人と(食品業界においては)同レベルだ。パッケージをよーく見てみると、キッコーマンと書いてあるはず。でも、デルモンテトマトケチャップのパッケージがデザインそのまま文字だけ明日からキッコーマントマトケチャップに変わっても、多分人は気づかずいつものデルモンテだと思って買う。普及したブランドとはそういうものだ。トマトケチャップにおいてはカゴメとハインツがいるので話がややこしくなるが、実質的にデルモンテトマトケチャップが日本国内シェア90%というような状況であれば、上述した例は説得力があるはずだ。eneloopはいま、そういう状況なのである。

デルモンテトマトケチャップキッコーマントマトケチャップに名称変更してその他キッコーマン商品のブランド強化に寄与させる、ということができないのは、トマトケチャップ市場に強大なライバルが2社いるからに他ならない。デルモンテ名を捨てた瞬間にケチャップ市場でのシェアを大きく失う可能性があるからだ。しかし、eneloopにはその可能性がほとんどない。なぜならばほぼ1社独占といえるほどの市場シェアを誇っているからだ。であれば、変更して他ブランドに良い影響を与えてやったほうが得というわけ。


結果、至る所でPanasonic柄の電池が目撃されるようになり、ブランドが刷り込まれ、そこまで深く調べて買おうということのない商品を買うときにPanasonic製なら安心かなとか、よくわからない、なんとなくな理由によりPanasonic製を選ぶ人が増えてくれる。その"なんとなく"はなるたけサブブランドを抑えてメーカー名を全面に出したコモディティプロダクトが醸造してくれるというわけ。なので、一般的にはコモディティ品ほどサブブランドを避ける方向に行く。ニッケル水素電池って5年前はまだまだコモディティになってはかったのでサブブランドありだったのだろうが、今の普及具合を見るともうその時期は終わったのかなと読む。単にブランド統廃合の手間かかっただけなのかもしれんけどさw

そういう意味....つまり、サブブランドが爆発的に普及して市場を寡占してしまったらメインブランド名に戻して他商品への+α効果を期待する、というアクションが一般的だとすれば、モバイルブースターをやめてパナソニックモバイル電源ってしたのはちょいとだけ早すぎた気もしますが、英断だったのかなーという気はする。あの件について、業界人は名前がダサいよねという話にはなるんですが、それは先の例に出したデルモンテトマトケチャップキッコーマンになったらきっとみんなダサいというでしょw それといっしょかなと。 



もっとも、そういう世界は徐々に狭くなってきている。少しでも調べれば豊富に情報が出てくる時代となり、何となくのブランドイメージでものを買う文化は縮小傾向だ。だからこそ、こういう仕事をやっているのであるw

おまけ: LUMIXPanasonicでは異色中の異色

そうそう、一応これ書いておこう。私の知る限り、Panasonicロゴよりサブブランドやプロダクトネームが大きく、目立つよう表示されている商品は今のところLUMIX系だけである。結構面白いので調べてみるとよい。ちなみに国内有名カメラメーカーの製品で前面にメーカー名が出ていないのはリコーのGRとPanasonicLumix系のみである。リコーGXRでは前面メーカーロゴを復活させていることから、全モデルでサブブランドのみを前面表記しているのはPanasonicだけということになる。だからどーしたという話だけれどw

おまけ2: ソニーのバイオ&エクスペリア系サブブランドについて

ソニーがバイオをサブブランドと設定しているのかプロダクトネームと設定しているのかは知らないが、ここでは仮にサブブランドと呼ぼう。

ソニーモバイル機器まわりのサブブランドは結構色々あってヲチしていて面白い。ノートPCを中心としたブランドとして知られるが実は1号機はAV編集用デスクトップPCだ。家庭用PC/AT互換機参入、ってことで付けられたサブブランドだったわけだが、その後ノートPC中心とするサブブランドとして確立。一昨年から携帯電話ブランドのXPERIAが合流した中でiPadショックが起き、さぁこれからはタブレットもやらにゃいかんぞとなったとき、気合が入りすぎたのか、『ソニータブレット』として驚きのソニーブランドでの展開を開始。

ちなみに商品名にソニーって入ってるソニー商品って実はめっちゃ少ないのでは?

まぁそれぐらい気合入れて飛び出したソニータブレットの結果がいまいちだったのかどうかは知るよしもないが、翌年モデルから『XPERIAタブレット』にまさかの名称変更。最初は某通信キャリアさんとのお上同士の話し合いでメーカー名を製品に入れるのはやめてくれ的な話だったりしたのかなーとか勘ぐっていたんですが、海外の展示会でもSony tabletの名称をやめてXperia tabletというものだから、これはやっぱりブランド設定で何かあったなと。まぁ平易に勘ぐるならうまくいかんかったんでしょうねと。さっきのeneloopの話とは逆方向ですが、大きな会社であればあるほど本体ブランドで攻めるというのは商品のカラーが薄まることになる。当然、大きな会社とは様々な商品を出していることが多く、様々な他商品のイメージからユーザが勝手に商品のイメージをつくりあげてしまう。

ソニーといえばオーディオ機器という感じのユーザからは、『ソニータブレットってんだから、音にこだわってるんでしょ?』という感じで。そういう方向でハードルを上げて商品を見に行って、そこが拘られてなければ落胆してしまう。本当はソニーといえばレコーダー、というユーザの心を掴みたくて作ってDLNAまわり作りこんだのに!!という裏があったとしても、前述のユーザには伝わらない。で、肝心のレコーダーのユーザーはレコーダーのブランドを冠してないが故に目にも止めてもらえず二兎を追って両方外した的なことになりうる。だったらスゴ録タブレットとかにすればよかったじゃない!というのが現状で、Xperiaブランドで再出発となったんだろうなぁと。あ、レコーダーユーザー向けに作ったとかは例え話で勿論嘘っぱちですよw DLNA周り頑張って作りこんでいたのはしっているけど、あくまでオマケって感じだったし。

eneloopの事例に近いけれど、ちょっと違うところでSonyは最近この業界では珍しい『サブブランドやーんぴ』をやった。それが例に出したレコーダーだ。10年ぐらい続けたスゴ録というサブブランドをやめて、『ソニーブルーレイ』に帰ってきた。これはちょっと面白い流れ。ちなみにレコーダー業界では、TOSHIBAもバルディアをやめてつい最近『レグザブルーレイ』に名称変更した。こちらはサブブランドをやめたのではなく、ブランド名変更である。レグザブランドとの相乗効果を狙ったものと思われる。

どうしてソニー無印に戻ってきたのか? は色々と思うところはある。でも、スゴ録は以前からすごく違和感があるサブブランドで、商品にロゴが付かなかったんですよね。そりゃ、日本語はかっこ悪いでしょ、という話なんだけれども。あれだけスゴ録!ってCM打ってたのに商品にロゴなしってのも珍しいケースでしたなぁと。


ちなみにシャープはそもそもDVDレコーダー時代、HDD/DVD時代で出遅れ、AQUOSブルーレイから実質参入してきたようなものだが未だAQUOSブランドで統一のまま。

PanasonicDVD時代の頭はサブブランドなしとし、HDD/DVD時代最初はHS系の名前だったがすぐDIGAとし、テレビのVIErAと併存を現状も維持。

東芝はRD→VARDIA→REGZAレコーダと迷走している感じ。

ソニーClip-onという名機に続く無印(RDR)・スゴ録PSXCoCoonの怒涛4並列時代を過ぎたらスゴ録だけが生き残ってその後"ソニーブルーレイ"へ。

まとめ

サブブランドなし時代→サブブランド時代→→→またまたサブブランドやめる時代、って流れなのかなーと。ソニーのレコーダーはまさにその流れを通しでやった感じ。SANYOからパナソニックに変わったので違和感あはるが、SANYO電池eneloop→SANYO電池(社名変わったんでPanasonic電池だけど)となっただけで、この業界よくある話じゃないのさ?というのが個人的な感想である。個人的にはPanasonicがひっそりとD-Snapブランド最後の一品であるポータブルオーディオプレイヤーをディスコンとし、数十年続いたポータブルオーディオプレイヤーを商品群から外したのが残念でならない。最初はカメラだったのにいつのまにかオーディオ機器のブランドになっていた変態プロダクトネームだったのになぁ、D-Snap(www


2013-01-29

エレベーターの閉じる/開くボタンのUI改善 〜日本マーケット向けの決定打は『ひらく』ボタンの撤廃だ〜

fladdictさんところで話題になっていた『エレベーターの閉じる/開くボタン、間違って押す。あそこのUIはよくない』という話。いろんな人を巻き込んで、こういうUIなら閉じる/開くを押し間違えないぞ、というUIアイディアコンテスト状態に。なんて面白いことやってるんだ俺も混ぜろ!ってことで考えてみたのだけれど、どうにもデザインを提案しているみなさんの方向性が皆して『ひらくボタンを目立たせよう、大きくしよう』という方向に。詳細はこちらのNAVERまとめ参照

........なんでやねん!と。100回言いたい。

何十年と使い込まれたエレベーターを見て、とじるボタンのほうが明らかに押されまくって印刷がかすれたり、傷だらけになったりしているのをみんな知ってるだろうに。ひらくボタンは緊急性が高いから目立たせようという話なんだろうけど、だったら故障時の緊急呼び出しボタン(係員と電話するアレ)のほうが100倍緊急性が高かろう。


そもそも根本的な話として、ひらくボタンはどういう時に使うのか? それは閉まりかけのドアに無理に入り込もうとする人を助けてあげるときや、先に入った人が後からくる人のために開けて待っているというシチュエーション。でもそれって、エレベーター利用者全体のUXを悪化させていると思うわけですよ。そもそも駆け込み乗車(乗籠?)は危険だからやるべきじゃぁない。また、Aさんが先に入って、歩みの遅いBさんのために開けたまま状態を延長することは他の階で待つユーザのUXを悪化させる。ひらくボタンが存在することによって悪化するUXはもっとある。駆け込み乗車しようとするCさんを先に乗った(こちらも急いでいる)Aさん見限るケースもそうだ。Cさんとしては『あ、あいつひらくボタンを押さずに俺を見捨てやがったな』と感じるし、Aさんとしても『もしAさんが間に合ったら、ここでひらくボタンを押さなかった私を恨むだろう。でも私だって急いでいるからあなたを待ちたくはないのだ....』と心おだやかではなくなるはずだ。


そこで、最高の解決策として『ひらく』ボタンを撤廃してしまう。こうすることで、AさんBさんの事例はそもそも存在しえなくなる。Aさん+Cさんの例においてCさんは恨む対象がなくなるし、Aさんも『Cさんを助ける手段がないからしょうがないよね』となる。いいことじゃないかと。


そんなことより何より、大多数の『とじる』ボタンを押すユーザ、という立場にたったとき現状のUI設計はだめすぎる。閉じるボタンを押してから閉まり始めるまでのタイムラグがユーザーを不快にし、結果として『とじる』ボタンを連打しながら『ちっ、おせぇなぁ....』と感じてしまう。これはよくないUX。


というわけで、急いでいる状況でエレベーターにのって1秒でも早く目的階にたどり着きたいという多数派日本人のためのUI設計してみた。

エレベーターの閉じるボタンUI改善案



このUI設計は下記のような流れで行われた。まず、現状の洗い出し。

  1. とじるボタンとひらくボタンを押し間違える(fladdictさんの元ネタで、最重要な要改善UXと設定)
  2. とじるボタン/ひらくボタンの場所がわかりにくく、認識して押すまでに1テンポ遅れて不快
  3. とじるボタンを押してからドアが閉まり始めるまでにラグがあり、何度も押してしまう(イライラする)
  4. 自分は急ぎたいが、駆け込み客のためにひらくボタンを押さないと悪者扱いされる恐れ

そこから改善案を出していく。まずはUIを作る前に何をするかのリスト出し。

  1. とじるボタンを目立たせる
  2. ひらくボタンを撤廃
  3. とじるボタンを押したことを明確にフィードバック
  4. ボタン操作から操作完了までの間に時間がかかる処理は、残り時間を明示

守るべき実装仕様を確認し、齟齬がないか確認。

  1. 日本語が読めない・色弱視力が弱い・車椅子といったハンディキャッパーにとってのUX悪化がないか → ひらく撤廃はむしろシンプルで良い方向
  2. 危険性はないか → 駆け込み乗車は危険。このUIは駆け込みを抑止する。挟まる人が居ても怪我はしないようエレベータ側にFailSafeが仕込まれている

実際のUIに落としこみ、確認....という感じか。階間移動中に閉じるボタンをinactive状態で保持するかどうかは結構悩ましい。一応ドア閉まりきったらactiveに戻す仕様で作ったけれど、目的階についてドア開ききるまではinactiveのままというほうがフレンドリーかなぁとは思った。ここは微調整のエリアですな。

lionel_messilionel_messi 2013/01/30 15:37 確かに全開状態で「開」を押す状況もありますね。

2通りだけというのはちょっと強引でした。んじゃー「開」を押したあと、そのまま押し続けたら全開を保てるでどうでしょう。これって今の動作とほぼ同じじゃないですか?

ちなみにランプ表示を推したのは、やっぱり分かりやすいからです。ドアや扉っていう表示だけだと、全開の時にドアがどっちを求められてるか、自分がどっちを求めてるか分からないですし。
「閉」ボタンを押す直前に自動的に閉まり始めると開く動作になってしまうというのも、ほんの少し表示を早く切り替えればいいかと。つまり閉まりはじめる少し前に(ほんの一瞬早く)「開」が表示されればいいのでは?
その表示や動き始めてるドアに気づかないのはそれはミスということで。

コスト度外視ですみませんが。