Nintendo DS Liteの盛り上がりにZERO3の盛り上がりを重ね見る

本日(っていってももう3/3だが...)Nintendo DS Liteが発売された。何というか、その昔のドラクエ発売日みたいな盛り上がりを見せていた模様。


Impressの記事によると、600人もの行列が出来ていた店舗もあったようだ。


参照元http://www.watch.impress.co.jp/game/docs/20060302/dslite.htm


で、注目したのはこちらのデータ。
過去30日 ヤフオクで落札されたDS Liteの相場」である。

※後日見たらよぅわからんようなデータになってる可能性があるので、
 Web魚拓を取っておいた → http://symy.jp/?ex_dslite



つか4万円って...定価の倍超え...。
数百人並んでヤフオクで定価超えといえば、で思い出したのがコレ


ちょうど定価の2倍ぐらいがMAX。
なるほどそんなもんか。


だがよくよく見てみると10万円や8万円での購入者は稀で、大半のユーザーは定価の1.3割り増し程度となる65000円以下での購入だ(白ロム状態だと定価5万)。ここでDS Liteのデータを見てみると、実に120人前後ものユーザが定価の1.7倍近い28000円以上で落札していることがわかる。


Whole new modelではない、車でいうところのマイナーチェンジモデルにもかかわらずこの値のつきかた、只者ではない!...何てことは発売前からわかってたんだが、やっぱりすごいねDSブーム、という立証。


あと、Yahoo Auctionという転売に最適な場所が提供されてしまったことによる、転売目的での入手困難となるであろう商品の業者(or 暇人)による確保が常態化してしまっていることにも注目したい*1。先に出したオークション履歴から、出品者の評価欄を見ていただければわかるが、(無用なトラブルの種になるので敢えてどのIDの誰とはここで名指ししないが)常日頃から転売を糧としているであろう出品者が多数見つかる。限定版グッズ、人気同人誌などはどちらも入手困難な品の良い例である。


勿論従来からダフ屋は存在していたし、限定グッズを確保して不当に売りさばく輩も少なからず存在した。だが、販売可能なルートが限定されること、そして何より重要なのは入手してから転売完了までのタイムラグがリスクとして存在していたことが多少なりともブレーキとして作用していたと想像する。


YahooAuctionという「誰もが一度はチェックする」「出品から転売完了までのタイムラグが最短1日」のサービス出現によって、手に入りにくいモノはより手に入りにくくなり、もしかしたら手にはいっていたかもしれないモノがオークション画面に高額で並べられるという状況は、手間暇を掛けて転売厨と戦う時間もなければ、定価の倍額で買い取る財力(厨に屈する屈辱を笑って乗り越えられる甲斐性!?)もない雇われの身には厳しい世の中になったものである。


で、自分の肩書きがそれを助長するかのような「インターネットサービスプロデューサー」だったりするもんだから余計に複雑な気持ちになるわけだ。






で、お前はDS Liteどうしたんだって!?
午前休取って、穴場と思って目をつけてた糞小せぇ個人営業のゲーム屋に並びに行ったら


「諸事情により3月下旬迄休業」



orz


いやモウ、これほどorzがしっくりはまるシチュエーションもそうそう無い。慌てて他店舗を回るも時既に遅し...。結局買えませんでしたとさ。

*1:念のため注釈を入れておくが、別にこれがまずい事で、やめなければいけない、やってる奴は糞だ、などと言うつもりは毛頭ない。問題発生源は需要を満たすだけの商品を出せない発売元であり、こういった手段による流通を防ぎたければ抽選販売するなり何なりの手を使えばよろしい。...というのが建前。そりゃぁ個人的にはムカツクが、一番喫煙席に近い禁煙席で煙たがるのに近い感覚である。直接的には喫煙者に嫌悪感を抱くが根本原因は禁煙席と喫煙席の間にシールドを設けなかった店舗側の問題だ、というわけ。