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2007-06-27

XBOX360 vs AppleTV リビングルームを巡る戦い 〜先行し有利なMS,追いきれず劣勢のApple〜

FPNで「たった20ドルで、Xbox360をApple TVにしてしまう方法(注:Macユーザ向け)」なんてエントリが上がっていたが....

それ、Windows機ならタダでできますから!

はてブ等のソーシャルメディアをチェックしている方には釈迦に説法だろうが、OrbやTVersityなどWindows機をXBOX360サーバにする無料のソフトが存在し、人気を博している*1。もっと根本的な話をすると、Windows VISTA(或いはWindows UpdateしたXP)とXBOX360を組み合わせれば、これら追加ソフトのインストールすらせず、上記エントリで触れられているような使い方*2ができてしまう。

MascOSXを使っていない?そりゃ残念だね。新しい物はいつもMacOSXからなんだよ。Windowsもいつかでると思うけどね。かっこいいMacBookもかなり安い上に、Windowsインストールできるし、中古もいいのが出てるしMacOSX初めてみたら?

とのたまわれているが、まったく逆である。XBOX360でPC内のメディアファイルを再生したいと思ったとき、MacOSなんぞに乗り換えることは実現をより困難にするだけ。お金もかかる。

繰り返すが、Windows VISTA or XPなら無料でカンタンにXBOX360からPC内の映像・写真・動画を再生することができる。くれぐれも誤解してMacに乗り換えたりしないようにご注意いただきたい。この目的以外でMacがいいというなら止めはしないが、あくまでこの目的を達成することだけを考えるとWindows機からMacに乗り換えるメリットは一切なく、デメリットは山盛りだ。

注意されたし。


※あんまり他人のエントリのあら探しをするのは好きじゃないのだが、明らかに間違っているというか偏見に満ちた意見が掲載されていたので。FPNには私も投稿させていただいているので、見るに見かねて。

家電メーカー的な観点からの状況分析

さて、他人のエントリのあら捜しをしていてもしょうがないので、家電メーカー社員的観点からApple TV+Mac vs XBOX360Windowsのネタに言及しておこう。

増田氏のエントリーではMacいいよMac最高新しいことはすべてMacからはじまる...という論調だが、ことリビングCEとPC間の連携においてはWindows + XBOX360という組み合わせが先行し、Appleが対抗製品として後追いで投入したのがAppleTVである(Jobsが認めるかどうかは別にしてww)。

遡ること2年、Windows Media Center Edition + MediaCenter対応CE機器で2005年に取っ掛かりを作り、2006年にWMP11+XBOX360で流れに乗り、2007年になってからはVISTAで追い討ちをかける、という流れでMicrosoftの攻勢は続いている。MediaCenterEditionの頃はそりゃぁもう誰がこんなの買うんだよ、誰がクライアント機器(対応TVとかSTBとか)出すんだよってな温度感でこりゃぁMS失敗したなぁとあ誰もが思ったものだが、めげずに開発を継続,自社ハードウェアであるXBOXをしっかりと成熟させたうえでVISTAと組み合わせ、今まさに花開かんとする所まで来ることができた。おまけにもともとのOSシェアの高さも相まって、Windows側はフリーソフト類(orb,tversity等)も充実している、というのが現状だ。

対するApple陣は何も手を打てず、遅れに遅れてやっとこさ2007年3月にApple TVをリリースできたばかり。打てなかったのか、打とうとしなかったのかはわからないが、Appleが市場参入したのが、ワールドワイドでのXBOX360出荷台数が1000万台を超えた後だったことだけは確かだ。

北米,欧州でのXBOX360の好調な売れ行きとVISTAの順調な普及、さらにはシュリンク版新XBOX360発売秒読みのニュース等を見るにつけ、MacOS+AppleTVという組み合わせは今後も劣勢必至の流れであると私は見る。Apple側はApple TVからYouTubeを直接閲覧する機能(詳細レビューはこちら)やMac経由とはいえiTuneStoreの品揃えなどで追撃体制を取るものの、PCのある所まで行かなきゃ買えないIR式リモコン故に反応が悪い(無線にするとさらにコストが上がってXBOXとの差が開く)など、XBOX Liveに比べて後発にもかかわらず負けている要素がたくさんある。

刺激的な書き方をすれば、Appleは何か次の一手を打たなければリビングルーム争いで敗退することが火を見るよりも明らかな状況なのである。私のような若輩者ですらそのように分析してしまうのだから、Appleエンジニアらは今まさに次の一手を必至で開発しているところだろう。iPhone連携なのか、新iPod連携なのか、はたまたAppleTVのファームVersionUPなのか、Apple TV2なのかはわからないが、ミラクル一手を見せてくれることを楽しみに待ちたい。


一社独占勝利というのはいち消費者として面白くないものだから。

*1:結構古いソフトなのだが、ここ最近急に国内のBlogで取り上げられるようになったのは、PS3DLNAに対応させるファームの配布が開始されたからだろう

*2:PC上にある動画・音楽・写真をXBOX360LAN経由ストリーミング再生すること

furasuke21furasuke21 2007/06/28 00:54 xbox360はネットワーク強いんですね。
Appleがどういう策をとってくるか見ものですね。

アウトビアンキアウトビアンキ 2007/07/11 22:30 ただハードのスペックうんぬんじゃなくて、人を虜にしてしまうのがMacのすごいところでもありますよね。iPodもデジタルプレーヤーとしてはけして早い参入ではなかったわけですし。。。

Mac信者でも何でもないですが、新し目のデバイスを普及させるには「シンプルで分かりやすい」ってキーワードは大事かと思います。

とかくこんなジャンルのものを考えてる人達はハイテクオタクな方々が多く暴走しがちですし。

ホント早く某家電連合のTVネット端末みたいに「こういうことできるから便利でしょ?さあさあみんな使って!」っていう技術の押し売りがダメなことに気づいてもらいたいものです。

palXpalX 2007/08/26 18:26  そうなると気になるのは、HD DVDとの連携や棲み分けだ。この点について、ムーア氏はかなりコンサバな考え方であるようだ。「正直、ダウンロード販売は未来のモデルだと思う。5年、あるいは10年かかるかも知れません。でも、15年ほど前のことを思い出してみてほしいんですが、約1MBのデータが入らないフロッピーディスクを、僕たちは使っていたじゃないですか。光ディスクをみて、『げ、あんなもの使ってたんだ』と思う日が来るだろうな、とは思う。でもそれは、やっぱり遠い先の話。日本やシンガポール、韓国などの、すばらしくブロードバンド回線の発達した国々では、実現の日も近いかも知れないが、アメリカでは、まだまだでしょう」。

http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20070712/rt036.htm

10年後にはアクトビラが統一規格として君臨してるでしょうね(今でも統一規格だけど)。
けっきょく独自規格じゃ主流にはなれない。itsもCD市場の1割を大きく超えることはないでしょう。

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