形骸化したG7

皆さんもご存知のとおり先日伊勢・志摩においてG7各国首脳が集まり世界の主要問題等について話し合われたわけですが、会議終了後に出された声明では「各地の金融特区に潜むアングラマネーの取り締まり」と先日のパナマ文書への危機対応、と首脳各位の自身の保身でしかなかった訳でありまして意味の良くわからない曖昧かつ一般的なものでしかありませんでした。


このように世界はもはや、G7各国(日、米、英、仏、独、伊、加)の首脳だけで話していても重要事項を話し合うことが出来ず世界をリードできていない様子は明らかです。


つまり、結局は皆で集まって、おいしいものを食べ、観光して楽しんで終わっただけ、
ではいったいこのサミットにいくらの経費をかけたのでしょうか、
このサミットでは予算総額600億円、警備費だけでも350億円以上をかけています。これだけの成果に対して何という税金の無駄遣いでしょうか、
なんら成果も出せないサミットなどもうやめてその経費で貧困を救った方がよほどましです。
皆さん、そう思わないのでしょうか、
思わなければ愚かの極みであります。


では実際はこのサミットでは何が話されたのでしょうか?
実際の会議の場はブラックボックスと化しており、テレビカメラや音声の中継も入れません。
偉そうに、特権を利用しているわけなのです。
入ってきた情報によれば、本当はそこでは欧米の倒産問題、特に米国破産問題について話されたということです。


例えば原油に関してはもうすでに米ドルで取引している国は欧米傘下にある25か国だけであるといいます。
ではユーロで取引しているのか、というとそれももはや信用されていないらしいです。
原油安に関してはロックフェラーが許可しなければこんな安値が一年以上も長く続くわけがないのですが、それも原油などの資源輸出が国家予算の大半を形成するロシアの特にプーチンを引き下ろそうという魂胆であるようなのであります。
パナマ文書公開の事件でもプーチンや中国首脳の側近の名が挙がっていました。
ようするにすべては仕組まれているのです。


5月2日に米国自治領であるプエルトリコの発行する政府開発銀行債、約4億ドルが償還できずに債務不履行になりました。プエルトリコは米経済と結びつきが深くいわば1つの州のようなものでここが債務不履行を出して、それを本国の米国が面倒見きれなかったということは米国本体が破綻したのと同じ意味を持ちます。
それなのにまだ米国債を買おうという国も企業も、個人も何を考えているのでしょうか?


米国本国では軍のトップ、統合参謀本部議長のジョセフ・ダンフォードを筆頭とした新アメリカ権力が(米国ではすでに大統領が国のトップではない、オバマ氏はもう単なる広報官と化している)こうしたアメリカの危機的状況にどう対応するかを連日話し合っているということです。


またハッカー集団アノニマスが欧米主要中央銀行に集中サイバー攻撃を仕掛け、既にアメリカ、イギリス、フランスなどの20か国以上の中央銀行にDOS攻撃を仕掛けサーバーダウンを完了させているようです。


日本ではこんなことはみじんも報道されません。
マスコミが世界の闇の権力に買収され報道管制が敷かれていることの良い証明であります。

結局、先日のG7では主要通貨のなかでまともなのは日本円、イギリスポンドカナダドルだけだと結論が出たようです。
ですがその直後にイギリスがEU離脱に追い込まれ、ポンドにも赤信号が出てしまいました。
まさに何しに集まったのかという結果です。


皆さんはどのように考えますでしょうか、