「まこりんのわがままなご意見」in はてな 2019-04-30T13:34:17+09:00 wagamamakorin Hatena::Blog hatenablog://blog/17680117126980214135 和田アキ子「パークアベニュー7.PM」 hatenablog://entry/17680117127094954292 2019-04-30T13:34:17+09:00 2019-04-30T13:34:17+09:00 和田アキ子で一枚をあげるとしたら、これ。78年発表の10周年を記念したアルバム。78年の和田アキ子といえば前年に離婚、またこの年の3月には「うわさのチャンネル」降板により日本テレビと数年間断絶、さらにこの年を最後に紅白歌合戦からしばらく落選するなど、公私共にツキに見放され始めてきた時期。 しかし、和田アキ子は、ここで歌手としてぐっと踏ん張って、いい仕事をしている。テレビの枠の中で演じていた「ゴッド姉ちゃん」「女番長」といったレッテルを取り去り、さり気なくいい歌を聞かせる和田アキ子の姿がここにはある。「いろいろあったけれども、私は歌手。歌で頑張る」そんな腹の座った彼女の姿からは艶っぽさすら感じる… <p><a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%CF%C2%C5%C4%A5%A2%A5%AD%BB%D2">和田アキ子</a>で一枚をあげるとしたら、これ。78年発表の10周年を記念したアルバム。<br />78年の<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%CF%C2%C5%C4%A5%A2%A5%AD%BB%D2">和田アキ子</a>といえば前年に離婚、またこの年の3月には「うわさのチャンネル」降板により<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C6%FC%CB%DC%A5%C6%A5%EC%A5%D3">日本テレビ</a>と数年間断絶、さらにこの年を最後に<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B9%C8%C7%F2%B2%CE%B9%E7%C0%EF">紅白歌合戦</a><a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A4%AB%A4%E9%A4%B7">からし</a>ばらく落選するなど、公私共にツキに見放され始めてきた時期。</p> <p>しかし、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%CF%C2%C5%C4%A5%A2%A5%AD%BB%D2">和田アキ子</a>は、ここで歌手としてぐっと踏ん張って、いい仕事をしている。テレビの枠の中で演じていた「ゴッド姉ちゃん」「女番長」といったレッテルを取り去り、さり気なくいい歌を聞かせる<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%CF%C2%C5%C4%A5%A2%A5%AD%BB%D2">和田アキ子</a>の姿がここにはある。「いろいろあったけれども、私は歌手。歌で頑張る」そんな腹の座った彼女の姿からは艶っぽさすら感じる。じっくりと、しっとりと、成熟してゆく<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%CF%C2%C5%C4%A5%A2%A5%AD%BB%D2">和田アキ子</a>。</p> <p>季節は秋から冬。時間は黄昏時から真夜中。場所はニューヨーク。舞台の真ん中には中年のとば口に差し掛かり、ちょっとばかり生活ずれした一人の無名のクラブシンガー、といったところか。作家陣は<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C8%AC%B3%D1">八角</a>朋子、いまむられいこ、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%CE%B5%BA%EA%B9%A7%CF%A9">竜崎孝路</a>など、若き日の<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C4%B9%CC%E7">長門</a>大幸もタイトル曲をはじめ2曲担当している。</p> <p>ピアノの物悲しい旋律から始まる1曲目「初秋」で、あ、この<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%CF%C2%C5%C4%A5%A2%A5%AD%BB%D2">和田アキ子</a>は、あの<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%CF%C2%C5%C4%A5%A2%A5%AD%BB%D2">和田アキ子</a>ではないんだな、ということがすぐわかる。<br />「真夜中」は夜更けの小さなモ<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%CE%A5%ED">ノロ</a>ーグが切ない。「あなたにすがりたい」しかし彼女はそれがいえない。タイトル曲「パークアベニュー7.PM」はジャズ的なソフィスケートを感じさせ、黒っぽさと歌<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%CD%D8%B6%CA">謡曲</a>のいいさじ加減が<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%CF%C2%C5%C4%A5%A2%A5%AD%BB%D2">和田アキ子</a>ならではという一品。「恋に溺れたい、いい女になりたい」女としての側面でここでもも押していく。<br />ラストを飾るのは「コーラス・ガール」。不器用な生き方しかできない歌のヒロインが<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%CF%C2%C5%C4%A5%A2%A5%AD%BB%D2">和田アキ子</a>の姿と<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C6%F3%BD%C5%BC%CC%A4%B7">二重写し</a>になる名曲だ。<br />ペドロ・アンド・カプリシャス「ジョニーへの伝言」、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C3%E6%C8%F8%A5%DF%A5%A8">中尾ミエ</a>「片思い」、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BE%AE%C0%EE%C3%CE%BB%D2">小川知子</a>「<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%C9%A5%E9%A5%A4%A5%D6%A5%A4%A5%F3">ドライブイン</a>物語」、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B9%E2%B6%B6%BF%BF%CD%FC%BB%D2">高橋真梨子</a>「もしかしたら」などの一群にあるといえる、70年代という時代の空気だからこそ生まれた、空の高く、思いの大きなスケール感のある佳曲、この一曲だけでもこのアルバムは聴く価値がある。</p> wagamamakorin 今井美樹「Dialogue -Miki Imai Sings Yuming Classics-」 hatenablog://entry/17680117127092934590 2019-04-29T23:29:46+09:00 2019-04-29T23:32:08+09:00 2013年10月発売。今井美樹によるユーミン限定カバーアルバム。深みと凄みがある。今井美樹のオリジナルに対する愛と敬意、またそれを咀嚼し自らの血肉しきったところに彼女のボーカリストとしての才能を感じずにはいられない。冒頭は「卒業写真」や「中央フリーウェイ」など、公式見解的な曲が並ぶが、後半から次第にディープに、曲順で言えば「人魚になりたい」以降が、今井美樹が一番愛するユーミンの世界であり、自らのものとしたしたい世界なのだろう。ユーミンがはじめてポップスフィールドに持ち込んだ、社会人の女性の恋愛模様とその繊細な心の襞……「retour」までの初期今井美樹の世界のお手本となったのがここなのだろうが… <p><a href="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51g5%2BfjMkXL._SL75_.jpg" class="http-image" target="_blank"><img class="http-image" src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51g5%2BfjMkXL._SL75_.jpg" alt="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51g5%2BfjMkXL._SL75_.jpg" /></a></p> <div class="image-container ">2013年10月発売。<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BA%A3%B0%E6%C8%FE%BC%F9">今井美樹</a>による<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%E6%A1%BC%A5%DF%A5%F3">ユーミン</a>限定カバーアルバム。深みと凄みがある。<br /><a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BA%A3%B0%E6%C8%FE%BC%F9">今井美樹</a>のオリジナルに対する愛と敬意、またそれを咀嚼し自らの血肉しきったところに彼女のボー<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%AB%A5%EA%A5%B9%A5%C8">カリスト</a>としての才能を感じずにはいられない。<br />冒頭は「卒業写真」や「中央フリーウェイ」など、公式見解的な曲が並ぶが、後半から次第にディープに、曲順で言えば「人魚になりたい」以降が、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BA%A3%B0%E6%C8%FE%BC%F9">今井美樹</a>が一番愛する<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%E6%A1%BC%A5%DF%A5%F3">ユーミン</a>の世界であり、自らのものとしたしたい世界なのだろう。<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%E6%A1%BC%A5%DF%A5%F3">ユーミン</a>がはじめてポップスフィールドに持ち込んだ、社会人の女性の<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%CE%F8%B0%A6%CC%CF%CD%CD">恋愛模様</a>とその繊細な心の襞……「retour」までの初期<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BA%A3%B0%E6%C8%FE%BC%F9">今井美樹</a>の世界のお手本となったのがここなのだろうが、それを<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BA%A3%B0%E6%C8%FE%BC%F9">今井美樹</a>は「そう、これ、わかる」心の奥でうなずくように歌っている。</div> <div class="image-container "><br />白眉なのが「霧雨で見えない」。裏になにか悲しいドラマがあるのは明白なのだが、具体的な何かを<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%E6%A1%BC%A5%DF%A5%F3">ユーミン</a>は描写しない。大きな余白がこの詩にはある。しかし<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BA%A3%B0%E6%C8%FE%BC%F9">今井美樹</a>は、ファンゆえの妄想力でそれを補完し、女優力でそれを演じてしまう。<br />東京、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D9%A5%A4%A5%A8%A5%EA%A5%A2">ベイエリア</a>の住宅地。霧雨の降る夜。運河の掛かる橋。その先、マンションの一室を<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BA%A3%B0%E6%C8%FE%BC%F9">今井美樹</a>は見ている。かつて愛した男の暮らす一室。他の誰かと幸せな暮らしをしている彼。もう会わないと誓った探さないと誓った、なのに……。霧雨に濡れそぼりながら一点を彼女は見ている。90年代の不倫騒動で図らずも業の深い女性だと知れ渡ってしまった彼女の、真骨頂たる世界だ。</div> <div class="image-container "><br />ある面では可愛らしいリボンに包まれ、ある面で生血がドロドロと溢れ、それが<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%E6%A1%BC%A5%DF%A5%F3">ユーミン</a>の描いた大人の女性の恋愛世界だが、そのダークサイドをもをすくい取り、歌唱においては<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%E6%A1%BC%A5%DF%A5%F3">ユーミン</a>以上に表現している。<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%E6%A1%BC%A5%DF%A5%F3">ユーミン</a>のソングライティングの素晴らしさ、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BA%A3%B0%E6%C8%FE%BC%F9">今井美樹</a>のボーカルの魅力、どちらも再認識させてくれる良盤だ。</div> wagamamakorin 「はてなブログ」に引っ越し hatenablog://entry/17680117126990921234 2019-03-10T14:05:12+09:00 2019-03-10T14:05:12+09:00 長らくお世話になっていた「はてなダイアリー」のサービスが「はてなブログ」に統合のうえ、2019年2月で終了するという。4年前に大病して以来、web運営に対するモチベーションが下がり、こちらもほとんど稼働しておらず、このまま眠らせておこうか……とも考えたが、なんだかここですべてを捨ててしまうのももったいないような気がして、ひとまず「はてなブログ」に引っ越しをした。 初心に帰って、よしなしごとからまた書きはじめてみたいと思う。 <p>長らくお世話になっていた「<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A4%CF%A4%C6%A4%CA%A5%C0%A5%A4%A5%A2%A5%EA%A1%BC">はてなダイアリー</a>」のサービスが「<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A4%CF%A4%C6%A4%CA%A5%D6%A5%ED%A5%B0">はてなブログ</a>」に統合のうえ、2019年2月で終了するという。<br />4年前に大病して以来、web運営に対するモチベーションが下がり、こちらもほとんど稼働しておらず、このまま眠らせておこうか……とも考えたが、なんだかここですべてを捨ててしまうのももったいないような気がして、ひとまず「<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A4%CF%A4%C6%A4%CA%A5%D6%A5%ED%A5%B0">はてなブログ</a>」に引っ越しをした。</p> <p>初心に帰って、よしなしごとからまた書きはじめてみたいと思う。</p> wagamamakorin 郷ひろみ 「スーパードライブ」 (79年12月発表) hatenablog://entry/17680117126980216946 2017-02-18T00:00:00+09:00 2019-02-25T22:33:17+09:00 ニューヨーク録音。79-80年はジュディオング、久保田早紀と海外旅情戦略を敷いていたCBSソニー酒井班。 ひろみにはアメリカ・ニューヨークをあてがう。これがドンハマり。ターニングポイントとなった一枚であり、アルバム曲でありながらベスト盤収録曲やライブ披露の多い曲が目立つ。ニューヨークを舞台とした歌謡アルバムとしては、中森明菜の「CRIMSON」と双璧だ。 以後、ひろみはプライベートでも、結婚だ離婚だと何かあるたびにNYに足を運ぶことになる。サウンドはディスコ路線、全編曲が萩田光雄で、作曲も数曲も担当しており、サウンドプロデューサー的ポジションだ。萩田のサウンドメイクの幅広さに舌を巻く作品でもあ… <p>ニューヨーク録音。79-80年はジュディオング、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B5%D7%CA%DD%C5%C4%C1%E1%B5%AA">久保田早紀</a>と海外旅情戦略を敷いていた<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/CBS%A5%BD%A5%CB%A1%BC">CBSソニー</a>酒井班。<br /> ひろみには<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A2%A5%E1%A5%EA">アメリ</a>カ・ニューヨークをあてがう。これがドンハマり。ターニングポイントとなった一枚であり、アルバム曲でありながらベスト盤収録曲やライブ披露の多い曲が目立つ。ニューヨークを舞台とした歌謡アルバムとしては、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C3%E6%BF%B9%CC%C0%BA%DA">中森明菜</a>の「CRIMSON」と双璧だ。<br /> 以後、ひろみはプライベートでも、結婚だ離婚だと何かあるたびにNYに足を運ぶことになる。</p><p><a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%B5%A5%A6%A5%F3%A5%C9">サウンド</a>はディスコ路線、全編曲が<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C7%EB%C5%C4%B8%F7%CD%BA">萩田光雄</a>で、作曲も数曲も担当しており、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%B5%A5%A6%A5%F3%A5%C9">サウンド</a>プロデューサー的ポジションだ。萩田の<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%B5%A5%A6%A5%F3%A5%C9">サウンド</a>メイクの幅広さに舌を巻く作品でもある。他作曲は、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%CE%D3%C5%AF%BB%CA">林哲司</a>、菅原進、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%CB%A7%CC%EE%C6%A3%B4%DD">芳野藤丸</a>、網倉一也。演奏は当地の24丁目バンド。作詞は<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%CE%B5%BF%BF%C3%CE%BB%D2">竜真知子</a>と岡田富美子で分担し、これは女の描く男のハードボイルドといったところだろうか。<br /> アルバムとしては、同じく酒井班の<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BB%B3%B8%FD%C9%B4%B7%C3">山口百恵</a>のロンドン録音「ゴールデンフライト」、ロス録音「L.A. Blue」と同工だが、どんな<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%B5%A5%A6%A5%F3%A5%C9">サウンド</a>あてがおうと内省的でしっとりとあやしい東洋の歌謡の世界に深々とおちていく百恵に対して、ひろみはあっけらかんと洋楽化してしまう。<br /> 以降のひろみのアルバム「Magic」「PLASTIC GENERATION」「<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A2%A5%B9%A5%D5%A5%A1%A5%EB%A5%C8">アスファルト</a>ヒーロー」はこのアルバムの延長、4部作といってもいいひろみ和製洋楽化路線の名盤群だ。</p><p>【刺さる一曲】<br /> 「Wanna be true」……冒頭「乾いた雨が落ちてきた」。この掴みで想像力が一気に広がる。乾いた雨って何? 歌は都会の青年の孤独と焦燥の世界。「ひとり暮らしはまるでガム/すっかり飽きてしまったよ」吐き捨てるように歌うひろみ。つのる焦燥はサビの「Wanna be true」の咆哮で爆発する。スリリング。作詞・岡田富美子、作編曲・<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C7%EB%C5%C4%B8%F7%CD%BA">萩田光雄</a>。<br /> 「哀愁ニューヨーク」……ひろみ版「<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BE%A1%BC%EA%A4%CB%A4%B7%A4%E4%A4%AC%A4%EC">勝手にしやがれ</a>」。恋人との別れの朝。女はシャワーを浴び、朝食を摂り、キスひとつでさっそうと部屋を出て行く。もう二度とここには戻らない。男は残された手編みのセーターに苦笑する。前しか見ない女と後ろ向きの男の対比。「二人の暮らしは<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A4%A5%AB">イカ</a>したアドリブ/気づいた時にすべてが終わっていた」男のセンチメンタルがしみったれないのはひろみの声の力による所が大きい。作詞・岡田富美子、作曲・菅原進、編曲・<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C7%EB%C5%C4%B8%F7%CD%BA">萩田光雄</a>。<br /> 「LONELY NIGHT」……アルバムを象徴するラストナンバー。痩せた月、霧雨、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A2%A5%B9%A5%D5%A5%A1%A5%EB%A5%C8">アスファルト</a>を叩く靴音、見慣れた寂しい夜更けの街、淋しくなんかないと強がる女と<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%AB%A5%B5%A5%CE%A5%D0">カサノバ</a>気取る男。孤独を慰めあうこともできず、夜はただ更けていく。歌と対峙するようなスリリングなストリングスがまさに萩田節。作詞・<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%CE%B5%BF%BF%C3%CE%BB%D2">竜真知子</a>、作編曲・<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C7%EB%C5%C4%B8%F7%CD%BA">萩田光雄</a>。</p> wagamamakorin 中森明菜「unfixable」 hatenablog://entry/17680117126980216967 2015-09-30T00:00:00+09:00 2019-02-25T22:33:18+09:00 unfixable(初回限定盤)(DVD付)アーティスト: 中森明菜出版社/メーカー: Universal Music =music=発売日: 2015/09/30メディア: CDこの商品を含むブログ (3件) を見る 歌詞の面で言えば、これ30年目の「飾りじゃないのよ涙は」だな。ふたりきりの車内での一幕に男女の関係が隠喩されている。明菜は好きな男とのドライブでも、つねにサスペンスフルだ。 今回はこう。車上のある一組の男女。男が車を運転し、女は助手席にいる。男の運転は荒っぽい、どうやら頭に血が上っているようだ。 信号を無視してアクセルベタ踏みし続ける男に、女は思わずサイドブレーキを引く。おいお… <p><div class="hatena-asin-detail"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B013FIVPKC/hatena-blog-22/"><img src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/5187oI1nbOL._SL160_.jpg" class="hatena-asin-detail-image" alt="unfixable(初回限定盤)(DVD付)" title="unfixable(初回限定盤)(DVD付)"></a><div class="hatena-asin-detail-info"><p class="hatena-asin-detail-title"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B013FIVPKC/hatena-blog-22/">unfixable(初回限定盤)(DVD付)</a></p><ul><li><span class="hatena-asin-detail-label">アーティスト:</span> <a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C3%E6%BF%B9%CC%C0%BA%DA">中森明菜</a></li><li><span class="hatena-asin-detail-label">出版社/メーカー:</span> <a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/Universal%20Music">Universal Music</a> =music=</li><li><span class="hatena-asin-detail-label">発売日:</span> 2015/09/30</li><li><span class="hatena-asin-detail-label">メディア:</span> CD</li><li><a href="http://d.hatena.ne.jp/asin/B013FIVPKC/hatena-blog-22" target="_blank">この商品を含むブログ (3件) を見る</a></li></ul></div><div class="hatena-asin-detail-foot"></div></div> 歌詞の面で言えば、これ30年目の「飾りじゃないのよ涙は」だな。ふたりきりの車内での一幕に男女の関係が隠喩されている。明菜は好きな男とのドライブでも、つねにサスペンスフルだ。<br />  今回はこう。車上のある一組の男女。男が車を運転し、女は助手席にいる。男の運転は荒っぽい、どうやら頭に血が上っているようだ。<br />  信号を無視してアクセルベタ踏みし続ける男に、女は思わず<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%B5%A5%A4%A5%C9%A5%D6%A5%EC%A1%BC%A5%AD">サイドブレーキ</a>を引く。おいおい、これ下手したらクルマがスピンするぞ。もしかしたらスピンしたかもしれない。緊張感ある一瞬。<br />  我を忘れて「unfixable」になっている男、それを女は冷徹な眼差しで見つめている。女はその時、男の腹の底を見る。将来を確かめ合ったはずの男女のバッドコミュニケーション。このまま「unfixable」で突き進めば、破滅してしまうのかもしれない。 <br />  しかし女は「わたしはfixable」そう確信している。昔の明菜なら、ヤバめの男に引きずられて心中する筋立てとなるところだが、今の明菜は違う。ここがポイント。生命力があるのだ。<br />  彼女は男とやり直すのか、あるいは男を捨てて自分だけでやっていくのか、それは明示されていない。ともあれ、そこにあるのが、クールで芯のある、そして何よりも、生き強い女の姿であることに変わりはない。<br />  もしこの擬似洋楽路線に、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B0%C2%BC%BC%C6%E0%C8%FE%B7%C3">安室奈美恵</a>のモノマネ?と思うファンがいたとしたら、明菜をしっかり聞いてなかった証拠だからね、反省しなさい。今回はざっくり言えば「不思議」+「Crosss my <a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/palm">palm</a>」+「Diva」。20歳過ぎから今までずっと明菜の音楽でやりたいことのどまんなか本流だからね。</p> wagamamakorin 位打ちと佐野研二郎 hatenablog://entry/17680117126980216999 2015-09-02T00:00:00+09:00 2019-02-25T22:33:19+09:00 「位打ち」という言葉がある。貴族や王族が、身分の下の者に身分不相応な地位を与え、自滅に追いやる手段のことを言う。 後白河法皇が、壇ノ浦の戦いでの勝利の後の源義経に従五位下検非違使少尉を与えたのが典型である。以降の彼の転落は、今更語るまでもない。 人は誰しもおのれの器というものがあり、それ以上のものを注げば必ず溢れるわけだが、だからといって、すぐさまその器を大きくしようとしても、それは様々な知見や心の成長とともにゆるやかに大きくなるものであるから、かなわぬ話である。その時はただそのまま零すしかない。 まだ経験の浅い未熟な者――つまり小さな器に、過大な権限や職責を与え、多くの人の嫉妬と注目を集めて… <p> 「位打ち」という言葉がある。貴族や王族が、身分の下の者に身分不相応な地位を与え、自滅に追いやる手段のことを言う。<br />  <a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B8%E5%C7%F2%B2%CF%CB%A1%B9%C4">後白河法皇</a>が、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C3%C5%A5%CE%B1%BA%A4%CE%C0%EF%A4%A4">壇ノ浦の戦い</a>での勝利の後の<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B8%BB%B5%C1%B7%D0">源義経</a>に<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BD%BE%B8%DE%B0%CC%B2%BC">従五位下</a><a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B8%A1%C8%F3%B0%E3%BB%C8">検非違使</a>少尉を与えたのが典型である。以降の彼の転落は、今更語るまでもない。<br />  人は誰しもおのれの器というものがあり、それ以上のものを注げば必ず溢れるわけだが、だからといって、すぐさまその器を大きくしようとしても、それは様々な知見や心の成長とともにゆるやかに大きくなるものであるから、かなわぬ話である。その時はただそのまま零すしかない。<br />  まだ経験の浅い未熟な者――つまり小さな器に、過大な権限や職責を与え、多くの人の嫉妬と注目を集めておき、その水が零れた後には、その失態をあざ笑い、精神的・社会的に追い落とす。それが位打ちである。<br />  しかし、相手を陥れるために仕組んだ位打ちを目下の者が見事こなしてしまったならどうか、これはつまり抜擢であり、彼は一躍時の人、スターとなるわけである。<br />  俗にいう「ピンチをチャンスとした」となるわけだが、これ逆もまた真であって「チャンスはピンチ」ともなる。<br />  全く善意でもって、周囲が大抜擢によるスターを――新たな神輿を仕立てるつもりでいたのが、当の彼がその地位に耐えうることが出来ず早々自滅してしまったらどうか。つまり意図せず周囲は彼を位打ちしたことになる。<br />  良かれと思ってドームコンサート、良かれと思って映画主役、良かれと思って<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C8%F4%A4%D3%B5%E9">飛び級</a>、良かれと思ってコンテスト優勝、良かれと思って大規模融資、良かれと思って支店長、エトセトラエトセトラ。<br />  逆手となって位打ちとなるものが、最近非常に多いような気がする。少し前では韓流ブームがそうだった。<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BA%B4%CC%EE%B8%A6%C6%F3%CF%BA">佐野研二郎</a>の一件もそのひとつという気がする。<br />  今回の件、オリンピックのエンブレムのデザイナーという大抜擢をきっかけとして、彼を大々的に売りだし、ブランド化させようという代理店的な企みが根底にあったのではなかろうか。<br />  彼の様々な<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%D1%F7%C0%E0">剽窃</a>も、デザイン業界のみの有名人であったなら、おそらくここまで暴露されることはなかったろう。しかし、彼もまた<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B5%C1%B7%D0">義経</a>となる道を選んでしまった。<br />  もし身に余る栄誉が与えられたと思ったなら、細心の注意を払うべきである。相手に悪意があろうとなかろうと、それは自らを滅せしめる罠となるかもしれないのだから。</p> wagamamakorin 年末年始の明菜様の件/「歌姫4」のジャケット hatenablog://entry/17680117126980217021 2015-01-12T00:00:00+09:00 2019-02-25T22:33:19+09:00 歌姫4 -My Eggs Benedict- (初回限定盤)(DVD付)アーティスト: 中森明菜出版社/メーカー: Universal Music =music=発売日: 2015/01/28メディア: CDこの商品を含むブログ (4件) を見るあけおめ。 今年の年末年始は、完全に明菜祭りになりましたね。 放送二日前に紅白歌合戦サプライズ出演決定、大晦日当日の新曲「Rojo -Tierra-」先行配信、んでいざ放映されたら「明菜どうなの?」と各所で侃々諤々。 twitterでも言ったけれども、わたしは、歌は大丈夫、テレビとか舞台に出るにはまだ慣れが要るかなと、明菜は昔っから緊張しいだけれども、… <p><div class="hatena-asin-detail"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00QMZDTNC/hatena-blog-22/"><img src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/61S5PgoQO4L._SL160_.jpg" class="hatena-asin-detail-image" alt="歌姫4 -My Eggs Benedict- (初回限定盤)(DVD付)" title="歌姫4 -My Eggs Benedict- (初回限定盤)(DVD付)"></a><div class="hatena-asin-detail-info"><p class="hatena-asin-detail-title"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00QMZDTNC/hatena-blog-22/">歌姫4 -My Eggs Benedict- (初回限定盤)(DVD付)</a></p><ul><li><span class="hatena-asin-detail-label">アーティスト:</span> <a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C3%E6%BF%B9%CC%C0%BA%DA">中森明菜</a></li><li><span class="hatena-asin-detail-label">出版社/メーカー:</span> <a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/Universal%20Music">Universal Music</a> =music=</li><li><span class="hatena-asin-detail-label">発売日:</span> 2015/01/28</li><li><span class="hatena-asin-detail-label">メディア:</span> CD</li><li><a href="http://d.hatena.ne.jp/asin/B00QMZDTNC/hatena-blog-22" target="_blank">この商品を含むブログ (4件) を見る</a></li></ul></div><div class="hatena-asin-detail-foot"></div></div>あけおめ。<br /> 今年の年末年始は、完全に明菜祭りになりましたね。<br /> 放送二日前に<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B9%C8%C7%F2%B2%CE%B9%E7%C0%EF">紅白歌合戦</a>サプライズ出演決定、大<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B3%A2%C6%FC">晦日</a>当日の新曲「Rojo -Tierra-」先行配信、んでいざ放映されたら「明菜どうなの?」と各所で侃々諤々。<br /> <a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/twitter">twitter</a>でも言ったけれども、わたしは、歌は大丈夫、テレビとか舞台に出るにはまだ慣れが要るかなと、明菜は昔っから緊張しいだけれども、それがちょっと今回はさすがにきついかな、と。そんな印象(あ、あそこは赤のジャケットは着たほうが良かったかもよ、明菜様)。<br /> とはいえ、この明菜の紅白に長年のファンの間でも賛否分かれたりして。メディアではまだ病が重い説とか、あれは口パクだったとか、都内で録画したとか、またまた<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%B4%A5%B7%A5%C3%A5%D7%BB%EF">ゴシップ誌</a>が調子に乗り出す始末。<br /> んで、ここで<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/NHK">NHK</a>が緊急<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%B9%A5%DA%A5%B7%A5%E3">スペシャ</a>ル「<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C3%E6%BF%B9%CC%C0%BA%DA">中森明菜</a> 歌姫復活」放送ですよ。映ったのはロスで全然元気な明菜様ですよ。精力的にレコーディングして衣装選びしてっていう。マジ、あのゴシップはなんだったのか。<br /> そして「スタンダードナンバー」「長い間」の歌唱に感涙。さらにさらに放送翌日に「歌姫4」から「スタンダードナンバー」「長い間」先行配信開始って。もうね、明菜と<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/NHK">NHK</a>とユニバーサルに周りは完全に踊らされまくりですよ。<br /> 悪いけれども、明菜ファン装ってイモを引いた人、今回多かったんじゃないかな。明菜がどういう人かよく観察している真のファンならわかるけれども、本気でない人、邪心がある人は馬脚現れたと思う。今回の件、どこの誰が何を言ったか、色々覚えておくといいと思うよ。<br /> いや、こんなに戦略完璧に来るとは思わなかった、マジで。軍師いるね、絶対。</p><p>――と、して明菜にしてやられまくりな二週間ですが、「歌姫4」と「Rojo -Tierra-」のジャケットも告知ということで見てみたわけですが、「歌姫4」のジャケ写、これ本気?<br /> この溢るる高速のサービスエリアで売っているコンピレーション感。……しかし、ここで<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%C7%A5%A3%A5%B9%A4%EB">ディスる</a>のは。<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B9%A6%CC%C0%A4%CE%E6%AB">孔明の罠</a>か。今回色々仕掛けてっからなぁ。<br /> 多分、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A8%A5%C3%A5%B0%A5%D9%A5%CD%A5%C7%A5%A3%A5%AF%A5%C8">エッグベネディクト</a>の写真を使うというのは明菜のア<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A4%A5%C7%A5%A2">イデア</a>と予想。<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A1%D6%B2%CE%C9%B1%A1%D7">「歌姫」</a>で駄菓子をジャケット写真で使ったような感じでっていう、あれに近い。<br /> 写真ももしかしたら、明菜が撮影したものかもしれない。写真とるの趣味だしね。<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BF%A9%A4%D9%A5%ED%A5%B0">食べログ</a>的な感じで「可愛い〜」パシャリ。ありうる。<br /> とはいえ書体やその配置などの細かいデザインは、これ、さすがに明菜の意見ではないよね。よね。<br /> <span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><a href="http://f.hatena.ne.jp/wagamamakorin/20150112150459" class="hatena-fotolife" itemprop="url"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/w/wagamamakorin/20150112/20150112150459.jpg" alt="f:id:wagamamakorin:20150112150459j:image:w200:left" title="f:id:wagamamakorin:20150112150459j:image:w200:left" class="hatena-fotolife hatena-image-left" style="width:200px" itemprop="image"></a></span><br /> ←<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A8%A5%C3%A5%B0%A5%D9%A5%CD%A5%C7%A5%A3%A5%AF%A5%C8">エッグベネディクト</a>の写真を使うにしても、歌姫シリーズなら、こうだろ。ひさしぶりに偽ジャケット作ってみた。<br /> 歌姫シリーズのジャケットはやっぱり陽水さんの題字ありきでしょ。</p><p>とはいえ。このカフェに流れるコンピレーション風ジャケット、何か種明かしがあるのか、ないのか。<br /> <a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/NHK">NHK</a>ドキュメントで録音風景のあった<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B7%AC%C5%C4%B2%C2%CD%B4">桑田佳祐</a>「<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C7%F2%A4%A4%CE%F8%BF%CD%A4%BF%A4%C1">白い恋人たち</a>」が曲目に入っていない所含めて、気になる所。今年はまだまだ明菜様に振り回されそうです。<br /> あ、ちなみに「Rojo -Tierra-」の方は明菜らしいなと。明菜はアートっちいぼやっとしてて何写っているのかわかんない写真、よくジャケットに使うもんね。</p> wagamamakorin 戻ってきました。/明菜様復活 hatenablog://entry/17680117126980217071 2014-12-26T00:00:00+09:00 2019-02-25T22:33:20+09:00 約二ヶ月のご無沙汰です。まこりんです。 Twitterをご覧の方はご存知かと思いますが、この二ヶ月倒れてました。 病名・脳出血。発症は10/26午前六時頃。吃驚したよぅ、寝起き、立ち上がろうとしたら立ち上がれないでやんの。 ああ、これはアレか西城秀樹が罹ったというアレだよな。ピーンと来ましたね、ええ。 このまま意識無くしたら死ぬかもなぁと、とお〜い気持ちになりながら、救急搬送され、んでまぁ色々ありーの、退院が11/28。 まぁ、一ヶ月も入院していたので人間として使い物になるはずもなく、日常生活を送る体力・気力を養うのにまた一と月、現在は左半身麻痺からのリハビリを通院で行っとります。 なんとかこ… <p>約二ヶ月のご無沙汰です。まこりんです。<br /> <a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/Twitter">Twitter</a>をご覧の方はご存知かと思いますが、この二ヶ月倒れてました。<br /> 病名・<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C7%BE%BD%D0%B7%EC">脳出血</a>。発症は10/26午前六時頃。吃驚したよぅ、寝起き、立ち上がろうとしたら立ち上がれないでやんの。<br /> ああ、これはアレか<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C0%BE%BE%EB%BD%A8%BC%F9">西城秀樹</a>が罹ったというアレだよな。ピーンと来ましたね、ええ。<br /> このまま意識無くしたら死ぬかもなぁと、とお〜い気持ちになりながら、救急搬送され、んでまぁ色々ありーの、退院が11/28。<br /> まぁ、一ヶ月も入院していたので人間として使い物になるはずもなく、日常生活を送る体力・気力を養うのにまた一と月、現在は左半身麻痺からのリハビリを通院で行っとります。<br /> なんとかこちらにもご報告できるかなあと思ったので戻ってきましたよ。と。<br /> 左手の麻痺が一番強くでたので、今も<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%BF%A5%C3%A5%C1%A5%BF%A5%A4%A5%D4%A5%F3%A5%B0">タッチタイピング</a>がしんどいのですが、足とかしゃべりとかはそれなりに回復してる感じ?どうかな?ラッシュの<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BF%B7%BD%C9%B1%D8">新宿駅</a>とかも、気合で何とかこなせるようになりました。<br /> 皆さんも塩分の摂り過ぎには気をつけましょうね。一度罹ると再発の恐怖に怯えながら恐る恐る生活するようになっちゃうし、汁物料理楽しめなくなりますよ?<br /> ――という、割とどうでもいい私的報告はいいとして。</p><p>明菜ですよ、明菜様ですよ。ついに復活の狼煙、上がりましたね。<br /> 着うたで新曲「Rojo -Tierra- 」聞きました?<br /> ちろっと聞いた印象なのでリリース後ではまた違うかもしれないけれども、ワタシ的にはアリ。「VAMP」から「DIVA」と到る明菜が本来やりたい方向の延長線上にある曲だよね、これは。<br /> 声も綺麗にでているっぽいし――てか明菜の喉は「バラード・ベスト」あたりの頃を底に徐々に回復して、「DIVA」「Crazy Love」は絶好調には聞こえたんだよな、活動再開に足る覇気を感じた。<br /> よしよし、楽しみだぞ。と思った矢先にボロボロ出てきたのが、真偽の不確かな芸能ゴシップ。<br /> 「もう勘弁してくれよう」そう思った明菜ファンは多くなかったんじゃないかな。勝手に面白がりやがって。こう言う取り沙汰され方、明菜は一番嫌いなのにさ。<br /> 出るのか出ないのかと今まさに話題の<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B9%C8%C7%F2%B2%CE%B9%E7%C0%EF">紅白歌合戦</a>もさ、私としては、明菜本人がその意志をもって出場するのなら喜んでみるけれども、外部からは見えない謎の芸能界の力学に押されての出場なら、全然嬉しくないよ。<br /> ぶっちゃけ紅白なんて芸能界の伏魔殿、魑魅魍魎が跋扈してるわけですよ。この長い休業ってのもさ、芸能界のそういうところに明菜の精神が擦り切れていったって、それは一面として確実にあるわけでしょ。<br /> なんかもう、私としては売れても売れなくってもいいのよ、そりゃ売れて話題になったほうがいいかもだけれども、それよりまず、私人としての<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C3%E6%BF%B9%CC%C0%BA%DA">中森明菜</a>の精神と肉体の健全が保てること、それと芸能活動が両立しないなら復帰しなくていいと私は思うよ。<br /> その次に、定期的な芸能活動――新曲リリースやコンサートの開催ね。週刊誌やワイドショーで取り上げられて、テレビ露出も積極的になり、話題になってヒットを、てのはもう最後の最後でいいんですよ。<br /> もうね、順序が逆。復帰早々また明菜が芸能ゴロにむしられやしないかと私は戦々恐々ですよ。<br /> 「芸能界、ろくなもんじゃないわね」なんてまた明菜様がお隠れになられたどう責任取ってくれるんですかっ。<br /> 静かに見守ってくださいよ、と。メディアの方にはお願いしたい是非。病み上がりの人間にひどいことしてくれないでよ、と。<br /> 明菜関連報道にプンスコするのであった。</p> wagamamakorin Kaho 「Every Hero」 hatenablog://entry/17680117126980217102 2014-10-21T00:00:00+09:00 2019-02-25T22:33:21+09:00 Every Hero / Strong Aloneアーティスト: kaho出版社/メーカー: SMR発売日: 2013/11/27メディア: CDこの商品を含むブログ (2件) を見る アルバム出てから判断しよっかなと思ったけれども、これ一枚っきりではや一年、音沙汰ないので今更ながら。河合奈保子の娘、14歳にして宇多田ヒカルのプロデューサーに見出され、月9ドラマ主題歌でデビュー――ってどんだけ鳴り物入りだよっていうデビューシングルだったわけだけれども、売上は御存知の通り空振り気味だったわけで、内容も宇多田ヒカルの亡霊が見えるばかりで、彼女の個性は見えない。 はっきり言って、声作ってると思うよ、… <p><div class="hatena-asin-detail"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00FG6VFUW/hatena-blog-22/"><img src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/41Wt0Be-AKL._SL160_.jpg" class="hatena-asin-detail-image" alt="Every Hero / Strong Alone" title="Every Hero / Strong Alone"></a><div class="hatena-asin-detail-info"><p class="hatena-asin-detail-title"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00FG6VFUW/hatena-blog-22/">Every Hero / Strong Alone</a></p><ul><li><span class="hatena-asin-detail-label">アーティスト:</span> kaho</li><li><span class="hatena-asin-detail-label">出版社/メーカー:</span> SMR</li><li><span class="hatena-asin-detail-label">発売日:</span> 2013/11/27</li><li><span class="hatena-asin-detail-label">メディア:</span> CD</li><li><a href="http://d.hatena.ne.jp/asin/B00FG6VFUW/hatena-blog-22" target="_blank">この商品を含むブログ (2件) を見る</a></li></ul></div><div class="hatena-asin-detail-foot"></div></div> アルバム出てから判断しよっかなと思ったけれども、これ一枚っきりではや一年、音沙汰ないので今更ながら。<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B2%CF%B9%E7%C6%E0%CA%DD%BB%D2">河合奈保子</a>の娘、14歳にして<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B1%A7%C2%BF%C5%C4%A5%D2%A5%AB%A5%EB">宇多田ヒカル</a>のプロデューサーに見出され、月9ドラマ主題歌でデビュー――ってどんだけ<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%CC%C4%A4%EA%CA%AA%C6%FE%A4%EA">鳴り物入り</a>だよっていうデビューシングルだったわけだけれども、売上は御存知の通り空振り気味だったわけで、内容も<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B1%A7%C2%BF%C5%C4%A5%D2%A5%AB%A5%EB">宇多田ヒカル</a>の亡霊が見えるばかりで、彼女の個性は見えない。<br />  はっきり言って、声作ってると思うよ、コレ。宇多田チックな物真似スモ―キーボイスはやらされているだけと私は直感したね。なんか嘘くさくって聞き心地が悪いんだよ。喉を無理に締めたような声は聞いてるだけで呼吸困難になりそう。お母さんのイメージをダブらせるわけじゃないけれども、もっとしっかりと喉を開いて歌えば、まっすぐで綺麗な声出せるんじゃないかなぁ。<br />  自作である詞曲の世界観も、どうよこれ。凡庸で、彼女のリアルが感じられず、背伸びという印象しか残らない。宇多田の「Automatic」の恋人からのメールに思わずパソコンモニター触れたら暖かかった的な、とは言わないまでも、オヤジ的視点で言う「おお、これが最近の若い娘っ子か」的ななんらかの新味がなんか私は欲しかったよ。堅苦しっくいえば、わたしは才ある若い魂に触れた時の清新な驚きをこの作品で得ることはなかったってこと。<br />  ま、14歳で自作してこれってのでほうって思う人はいるだろうし、そういう人がこの曲のターゲットなのかもしらんけれどもさ、子供なんてすぐおっきくなっちゃうんだからね。<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B0%C2%C3%A3%CD%B4%BC%C2">安達祐実</a>を辻・加護を見ろっていう。天才子役が天才役者になるとは限らんわけで、低年齢なんて所詮期間限定の危うい武器、芸能界という荒海を渡る櫂とはならんのですよ。<br />  総体的にこのシングルに関しては大人の思惑で促成デビューさせられたという印象しか受けない。<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B2%CF%B9%E7%C6%E0%CA%DD%BB%D2">河合奈保子</a>で例えれば、デビューしてイキナリ売野の挑発路線やらされているようなっつうか。もっと身の丈にあったことやりなってば。<br />  12月に放送した「Kahoの<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%AA%A1%BC%A5%EB%A5%CA%A5%A4%A5%C8%A5%CB%A5%C3%A5%DD%A5%F3">オールナイトニッポン</a>」を聞く限り本人まるで幼く素人の子供そのものだし(――話し声は、素人時代の小学生の<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B2%CF%B9%E7%C6%E0%CA%DD%BB%D2">河合奈保子</a>に結構似ていた)、年齢的にもガッツリ就学中だろうからゆるゆるとした展開しかできないだろうし、本気で育成するつもりならあのタイミングでデビューさせなくって良かったんじゃないかな。<br />  正味なところ、五年経ってどうなっているかといったところだけれども、その時にチャンスが与えられるかというと、そこまで待てるのか、今の音楽業界。「芸能界を<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B5%AD%C7%B0%BC%F5%B8%B3">記念受験</a>してみました」で終わってしまう可能性もあるよね、これ。<br />  <a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B1%A7%C2%BF%C5%C4%A5%D2%A5%AB%A5%EB">宇多田ヒカル</a>と<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B2%CF%B9%E7%C6%E0%CA%DD%BB%D2">河合奈保子</a>というふたつの十字架を背負わされて、はたしてどうなるKahoちゃん。神田沙也加のごとく、七光りと周囲から舐められつつもしぶとく生き抜いて自分の世界を作りあげられればいいんだろうけどね。</p> wagamamakorin MAX「情熱のZUMBA」 hatenablog://entry/17680117126980217131 2014-10-12T00:00:00+09:00 2019-02-25T22:33:22+09:00 情熱のZUMBAアーティスト: MAX出版社/メーカー: SONIC GROOVE発売日: 2014/09/10メディア: MP3 ダウンロードこの商品を含むブログ (1件) を見る■ MAXは平成のEVEを目指せばいいんじゃないかな。 「安室独立騒動でどうするどうなる2014年、ライジング」ネタ第二弾。裏・安室奈美恵といってもいいMAX、今年のシングル「情熱のZUMBA」をば紹介――って、なんでこれを9月にリリースするかね。9月の海はクラゲの海だっつうの。バカッ。昨年、新宿二丁目を中心に絶大な支持といちびりを受けたシングル「Tacata'」の第二弾ってところなんだろうけれども、完全に時期を逸… <p><div class="hatena-asin-detail"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00N4V8ZIG/hatena-blog-22/"><img src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51mc1wl4bYL._SL160_.jpg" class="hatena-asin-detail-image" alt="情熱のZUMBA" title="情熱のZUMBA"></a><div class="hatena-asin-detail-info"><p class="hatena-asin-detail-title"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00N4V8ZIG/hatena-blog-22/">情熱のZUMBA</a></p><ul><li><span class="hatena-asin-detail-label">アーティスト:</span> MAX</li><li><span class="hatena-asin-detail-label">出版社/メーカー:</span> <a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/SONIC%20GROOVE">SONIC GROOVE</a></li><li><span class="hatena-asin-detail-label">発売日:</span> 2014/09/10</li><li><span class="hatena-asin-detail-label">メディア:</span> MP3 ダウンロード</li><li><a href="http://d.hatena.ne.jp/asin/B00N4V8ZIG/hatena-blog-22" target="_blank">この商品を含むブログ (1件) を見る</a></li></ul></div><div class="hatena-asin-detail-foot"></div></div>■ MAXは平成のEVEを目指せばいいんじゃないかな。</p><br /> <p> 「安室独立騒動でどうするどうなる2014年、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%E9%A5%A4%A5%B8%A5%F3">ライジン</a>グ」ネタ第二弾。裏・<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B0%C2%BC%BC%C6%E0%C8%FE%B7%C3">安室奈美恵</a>といってもいいMAX、今年のシングル「情熱の<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/ZUMBA">ZUMBA</a>」をば紹介――って、なんでこれを9月にリリースするかね。<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/9%B7%EE%A4%CE%B3%A4%A4%CF%A5%AF%A5%E9%A5%B2%A4%CE%B3%A4">9月の海はクラゲの海</a>だっつうの。バカッ。昨年、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BF%B7%BD%C9%C6%F3%C3%FA%CC%DC">新宿二丁目</a>を中心に絶大な支持といちびりを受けたシングル「Tacata'」の第二弾ってところなんだろうけれども、完全に時期を逸している。<br />  こういうシングルはさ、遅くても5月くらいにリリースして、梅雨明け前から<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A4%A5%AA%A5%F3%A5%E2%A1%BC%A5%EB">イオンモール</a>の噴水広場とかでドブ板プロモーションしまくって、夏休み前にはシングル込みの夏向けコンピレーションなんかも出しちゃってさ、夏祭りの盆踊り会場にMAX乱入!?みたいな企画とかもしちゃって(――先輩の<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%C0%A5%F3%A5%B7%A5%F3%A5%B0%A5%D2%A1%BC%A5%ED%A1%BC">ダンシングヒーロー</a>音頭のお株を奪い取るくらいの気迫を出しちゃっていいよ)、んで、千葉や茨城の海の家でうんざりするくらい流れに流れまくって「もういいよ」と嫌気がさすところまでやってはじめてリリースした意味があるってものでしょうがっ。<br />  多分来年も夏前後にこれ系の第三弾企画やると思うけれども、次は絶対に初夏リリースで、7月には新曲に合わせて「情熱の<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/ZUMBA">ZUMBA</a>」「Tacata'」「Festa」「<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/Ride%20on%20Time">Ride on Time</a>」あたりも含めた夏向けラテンベストもリリースするようにッ。――って、プロモーションのダメ出しはいいとしておいて。<br />  <a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/M-1">M-1</a>に関しては今回はぶっちゃけ「こなし」かな。「タカァタ」に比べて「ズンバズンバズバ」は<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A4%A5%F3%A5%D1%A5%AF">インパク</a>トはちょい減。ただ何度も同じ所をこすり続けていくのがこういう路線では大切なので、折れずに来年以降も是非続けていただきたいな。MAXの面白ヘンテコシングル、間違っていないよ。こういう安っぽくて頭が悪そうな、よくいえば敷居の低い<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/M-1">M-1</a>で一見さんに興味持ってもらって、ふと<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%AB%A5%C3%A5%D7">カップ</a>リングまでちゃんと聞いた時に「おおっ」と思わせるようになるといいよね。お安い<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%CE%A5%D9%A5%EB%A5%C6%A5%A3%A1%BC">ノベルティー</a>シンガーに見えて意外と実力派、ていう。今回のM-3「BOOM! BOOM! BOOM!」はそういう意味でもいい線いってるよ。<br />  ワタシ的には「CAT'S EYE」の<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%AB%A5%C3%A5%D7">カップ</a>リングだった「WONDER WOMAN returns」が表が完全に霞むレベルでムッチャかっこよかったので(――聞いてて、あ、彼女ら確かに安室とおんなじグループだったんだなって感じることができたっつうか、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B0%C2%BC%BC%C6%E0%C8%FE%B7%C3">安室奈美恵</a>と音楽DNA的に全くおんなじだった、あの曲は)、あの路線、どうでしょ。コーラスワークもスリリングで決まってたし。<br />  表と裏をこの路線で突き進みつつ、もっとコーラスワークを磨き上げればMAXは平成のEVEになれるのではと私は思うな(――Eveってさ、超絶歌うまコーラストリオなのに、オリジナル楽曲がずっこけるレベルでひどいのが結構あるんだよね、オジンギャルと連呼しまくってるタイトル<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A4%AB%A4%E9%A4%B7">からし</a>てひどい「センチメンタルGALじゃ〜に〜」とかさ。カバーメドレーも激安な作りだし)。一回試しに<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%AB%A5%C3%A5%D7">カップ</a>リングとかでEVEの代表曲「恋はパッション」(――これ久々に聞いてみたらAメロが完全に「Keep Me Hangin' On」でビビった)歌ってみ、沖縄繋がりだけではない何か似たものを感じると思うから。</p> wagamamakorin 荻野目洋子 「Dear Pop Singer」 hatenablog://entry/17680117126980217162 2014-10-11T00:00:00+09:00 2019-02-25T22:33:23+09:00 ディア・ポップシンガーアーティスト: 荻野目洋子出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント発売日: 2014/08/20メディア: CDこの商品を含むブログ (1件) を見る■ 2014年版「ノンストッパー」 安室奈美恵が所属事務所との契約でもめているらしい。ライジング・プロ(ヴィジョンファクトリー)からの独立を画策しているとも噂されている――というこのタイミングでライジングの創業アイドル荻野目洋子が久々にニューアルバムを出すなんて話を聞くと、どうも裏事情を勘ぐってしまうというか、ストライキで管理職が久々に現場に狩り出されたといったところなのかしらん、と余計なことまで考えてしまうが、内容は… <p><div class="hatena-asin-detail"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00LWYMCYU/hatena-blog-22/"><img src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/61vH5D6yP3L._SL160_.jpg" class="hatena-asin-detail-image" alt="ディア・ポップシンガー" title="ディア・ポップシンガー"></a><div class="hatena-asin-detail-info"><p class="hatena-asin-detail-title"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00LWYMCYU/hatena-blog-22/">ディア・ポップシンガー</a></p><ul><li><span class="hatena-asin-detail-label">アーティスト:</span> 荻野目洋子</li><li><span class="hatena-asin-detail-label">出版社/メーカー:</span> <a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D3%A5%AF%A5%BF%A1%BC%A5%A8%A5%F3%A5%BF%A5%C6%A5%A4%A5%F3%A5%E1%A5%F3%A5%C8">ビクターエンタテインメント</a></li><li><span class="hatena-asin-detail-label">発売日:</span> 2014/08/20</li><li><span class="hatena-asin-detail-label">メディア:</span> CD</li><li><a href="http://d.hatena.ne.jp/asin/B00LWYMCYU/hatena-blog-22" target="_blank">この商品を含むブログ (1件) を見る</a></li></ul></div><div class="hatena-asin-detail-foot"></div></div>■ 2014年版「ノンストッパー」</p><p> <a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B0%C2%BC%BC%C6%E0%C8%FE%B7%C3">安室奈美恵</a>が所属事務所との契約でもめているらしい。<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%E9%A5%A4%A5%B8%A5%F3%A5%B0%A1%A6%A5%D7%A5%ED">ライジング・プロ</a>(<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%F4%A5%A3%A5%B8%A5%E7%A5%F3%A5%D5%A5%A1%A5%AF%A5%C8%A5%EA%A1%BC">ヴィジョンファクトリー</a>)からの独立を画策しているとも噂されている――というこのタイミングで<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%E9%A5%A4%A5%B8%A5%F3">ライジン</a>グの創業アイドル荻野目洋子が久々にニューアルバムを出すなんて話を聞くと、どうも裏事情を勘ぐってしまうというか、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%B9%A5%C8%A5%E9%A5%A4%A5%AD">ストライキ</a>で管理職が久々に現場に狩り出されたといったところなのかしらん、と余計なことまで考えてしまうが、内容はいい。<br />  30周年記念ということで、自身のヒット曲のセルフカバーを中心としながらカバーやオリジナル新曲も、という再始動にあたって極めて無難な構成といえるが、徹底的にダンサブルな<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%B5%A5%A6%A5%F3%A5%C9">サウンド</a>で統一しているのがいい。同窓会系アルバムでよくあるアコースティック・バージョンの「逃げ」は一切打っていない。かつての自分が築き上げたものに対してきちんと今の自分で勝負している。<br />  むろん歌唱力も落ちていない。厳しく言えば10〜20代前半のボーカルと比べると声のアタックの強さはさすがに多少マイルドになった感はあるが、今でも十分戦える。カバーも「ホット・スタッフ」「Lovin' You Baby」と間違いがない。<br />  変にコンセプチュアルになることなく、カバーもシングルも関係なく、ただひたすら踊れる曲をドサドサ詰め込みましたというわかりやすい作りは、かつての名盤「ノンストッパー」(87年の<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%AA%A5%EA%A5%B3%A5%F3">オリコン</a>年間チャート一位作品)を想起させる。これこそ80年代のビート系アイドルの代表選手・荻野目洋子の世界であり、その後<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B0%C2%BC%BC%C6%E0%C8%FE%B7%C3">安室奈美恵</a>、MAX、SPEEDと90年代に花開いた<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%E9%A5%A4%A5%B8%A5%F3">ライジン</a>グ系アイドルポップの本質であり、源流。<br />  2001年に結婚以降、パートタイム的にポチポチ歌ってはいたもののボサノバやらフォークやらと「それ、違うだろ」な作品ばかりだったオギノメがようやっと産休終えて戻ってきた。「荻野目洋子」が好きな方は是非な一枚。次は全曲オリジナルのアルバムが聞きたいな。</p> wagamamakorin 「僕らの音楽」/小室哲哉特集から見えた妄想的華原朋美の将来 hatenablog://entry/17680117126980217189 2014-04-27T00:00:00+09:00 2019-02-25T22:33:24+09:00 見た? 見たよね? 2014.04.18放送「僕らの音楽」/小室哲哉特集。往年の小室ファミリーの数名が小室哲哉とともに出演し、コラボしたんだけれども、そのメンツが、TRF、TMN、鈴木亜美、そして「華原朋美」。フツーに、自然に、さりげなく、華原朋美がそこにいたのですよ。え、わたし小室ファミリーですよ!? なにか。みたいな。 んでもって小室のピアノで「恋しさとせつなさと心強さと」歌っちゃうっていう。昔話とか司会者相手に語っちゃうっていう。去年のFNS歌謡祭のはりつめた雰囲気のふたりはどこへやら。あの時はさ、ホント、和解の共演という形ではあったものの、小室哲哉が内心「勘弁してくれ」とばかりに及び腰… <p> 見た? 見たよね? 2014.04.18放送「<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%CB%CD%A4%E9%A4%CE%B2%BB%B3%DA">僕らの音楽</a>」/<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BE%AE%BC%BC%C5%AF%BA%C8">小室哲哉</a>特集。往年の<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BE%AE%BC%BC%A5%D5%A5%A1%A5%DF%A5%EA%A1%BC">小室ファミリー</a>の数名が<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BE%AE%BC%BC%C5%AF%BA%C8">小室哲哉</a>とともに出演し、コラボしたんだけれども、そのメンツが、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/TRF">TRF</a>、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/TMN">TMN</a>、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%CE%EB%CC%DA%B0%A1%C8%FE">鈴木亜美</a>、そして「<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B2%DA%B8%B6%CA%FE%C8%FE">華原朋美</a>」。フツーに、自然に、さりげなく、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B2%DA%B8%B6%CA%FE%C8%FE">華原朋美</a>がそこにいたのですよ。え、わたし<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BE%AE%BC%BC%A5%D5%A5%A1%A5%DF%A5%EA%A1%BC">小室ファミリー</a>ですよ!? なにか。みたいな。<br />  んでもって小室のピアノで「<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%CE%F8%A4%B7%A4%B5%A4%C8%A4%BB%A4%C4%A4%CA%A4%B5%A4%C8%BF%B4%B6%AF%A4%B5%A4%C8">恋しさとせつなさと心強さと</a>」歌っちゃうっていう。昔話とか司会者相手に語っちゃうっていう。去年のFNS歌謡祭のはりつめた雰囲気のふたりはどこへやら。あの時はさ、ホント、和解の共演という形ではあったものの、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BE%AE%BC%BC%C5%AF%BA%C8">小室哲哉</a>が内心「勘弁してくれ」とばかりに及び腰というか、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%CA%FE%A4%C1%A4%E3%A4%F3">朋ちゃん</a>にビビりまくリ、拒否りまくっているのが画面の向こうから、ひしひしと伝わっていたわけだけれども、今がこれですよ。<br />  フツーに<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B2%DA%B8%B6%CA%FE%C8%FE">華原朋美</a>と<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BE%AE%BC%BC%C5%AF%BA%C8">小室哲哉</a>が馴染んでるのですね。前回が100パーセントのドン引きであったなら、今回は30パーセントくらいの軽い引きというか、根本的な部分で受け入れ始めてるよ、哲ちゃん。1996年からいきなりワープして、この映像見せられたら、「あ、二人はまだ続いてたのね。むしろ昔のラブラブバ<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%AB%A5%C3%A5%D7">カップ</a>ルぶりと比べるとお互いいい感じで萎れておしどり夫婦っぽいよ」とか思っちゃいかねない。番組内で撮影した二人のツーショット写真とかさ、ほんといい顔しててさ、しっとり馴染んで表情すらも似てきちゃってるまさに夫婦なふたり。夫婦じゃないんだけども。<br />  「自分のカバーアルバムの宣伝で出演」というエクスキューズを用いながらも、着実に、ふたたび<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BE%AE%BC%BC%C5%AF%BA%C8">小室哲哉</a>に食い込んでいってる<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B2%DA%B8%B6%CA%FE%C8%FE">華原朋美</a>。そしてそれを受け入れつつある(ように見える)<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BE%AE%BC%BC%C5%AF%BA%C8">小室哲哉</a>。<br />  <a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%CA%FE%A4%C1%A4%E3%A4%F3">朋ちゃん</a>、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B6%B2%A4%ED%A4%B7%A4%A4%BB%D2">恐ろしい子</a>。思わず<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C9%B1%C0%EE%B0%A1%B5%DD">姫川亜弓</a>しちゃう、ホント。<br />  こりゃなし崩し的に<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BE%AE%BC%BC%C5%AF%BA%C8">小室哲哉</a>で<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%CA%FE%A4%C1%A4%E3%A4%F3">朋ちゃん</a>新曲もありうるな、てのはもちろん、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%CA%FE%A4%C1%A4%E3%A4%F3">朋ちゃん</a>にとっての<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BE%AE%BC%BC%C5%AF%BA%C8">小室哲哉</a>ってのは、音楽的成功とか芸能界的成功という部分のみで紐付けされているなんてちゃちな存在ではなく、自分の幸福そのものなんだろうな、とも思ったり。<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%CA%FE%A4%C1%A4%E3%A4%F3">朋ちゃん</a>の心のなかでは男女の仲すらも超えつつあるというか。<br />  例えばさ、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BE%AE%BC%BC%C5%AF%BA%C8">小室哲哉</a>の家で、KEIKOの介護を、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%CA%FE%A4%C1%A4%E3%A4%F3">朋ちゃん</a>がしてたとしても、なんら不思議はないっていうか。いや、やりかねんよ、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%CA%FE%A4%C1%A4%E3%A4%F3">朋ちゃん</a>。「歌お休みしてた時に兄の紹介でこういう事もやってたのでへっちゃらです」とかなんとか言ってさ。<br />  ここで安いレディコミや少女漫画なら笑顔で毒入り介護食を――てな展開だけれども、そういう鬼婆感は<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%CA%FE%A4%C1%A4%E3%A4%F3">朋ちゃん</a>にはまるでなく、むしろ10年20年後、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BE%AE%BC%BC%C5%AF%BA%C8">小室哲哉</a>夫婦の介護を<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%CA%FE%A4%C1%A4%E3%A4%F3">朋ちゃん</a>がしてもおかしくない。てか、わたしにはそんな絵が見えたよ。無害なストーカーというか、良く言えば<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BC%E9%B8%EE%C5%B7%BB%C8">守護天使</a>みたいなノリで、いつまでもどこまでも<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BE%AE%BC%BC%C5%AF%BA%C8">小室哲哉</a>の周りにいる<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%CA%FE%A4%C1%A4%E3%A4%F3">朋ちゃん</a>、ていう。<br />  シンガーとして芸能人としてというよりも、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BE%AE%BC%BC%C5%AF%BA%C8">小室哲哉</a>の隣にいる人として、の幸せを得るために順調に泥沼を突き進む<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%CA%FE%A4%C1%A4%E3%A4%F3">朋ちゃん</a>なのでした。<br />  略奪は無理として、小室夫妻の赦す範囲内で「近所に暮らしてる妙におせっかいな親戚のおばちゃん」のラインに落ち着ければ、いいよね。それでもなお茨道だけれども。</p> wagamamakorin 中森明菜、コンセプト別セレクションアルバム (妄想案) hatenablog://entry/17680117126980217222 2014-04-26T00:00:00+09:00 2019-02-25T22:33:24+09:00 前回のエントリーからの続き。ってわけでやってみた。 ワーナーに権利が帰属してある中森明菜の1982-1991の音源で、収録時間はCD1枚分ギリギリまで収録、知名度のあるシングル曲もほどほどに混ぜる、ってなノリで、ひとつ。 ● Great Journey - AKINA Ethnic BEST - 北ウイング/赤い鳥逃げた/ロンリー・ジャーニー/BABYLON/SAND BEIGE/椿姫ジュリアーナ/TANGO NOIR/ミロンギータ/最後のカルメン/処女伝説/AL-MAUJ/ジプシークイーン/アサイラム/サザン・ウインド/メランコリー・フェスタ/CARIBBEAN/ミ・アモーレ/ドラマチック・… <p>前回のエントリーからの続き。ってわけでやってみた。<br /> ワーナーに権利が帰属してある<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C3%E6%BF%B9%CC%C0%BA%DA">中森明菜</a>の1982-1991の音源で、収録時間はCD1枚分ギリギリまで収録、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C3%CE%CC%BE%C5%D9">知名度</a>のあるシングル曲もほどほどに混ぜる、ってなノリで、ひとつ。<br /> <span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><a href="http://f.hatena.ne.jp/wagamamakorin/20140426061217" class="hatena-fotolife" itemprop="url"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/w/wagamamakorin/20140426/20140426061217.jpg" alt="f:id:wagamamakorin:20140426061217j:image:left" title="f:id:wagamamakorin:20140426061217j:image:left" class="hatena-fotolife hatena-image-left" itemprop="image"></a></span><br /> <span class="deco" style="font-weight:bold;">● Great Journey - <a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/AKINA">AKINA</a> Ethnic BEST -</span><br /> <span class="deco" style="font-size:small;"><span class="deco" style="font-weight:bold;">北ウイング/赤い鳥逃げた/ロンリー・ジャーニー/BABYLON/SAND BEIGE/椿姫ジュリアーナ/TANGO <a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/NOIR">NOIR</a>/ミロンギータ/最後の<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%AB%A5%EB%A5%E1%A5%F3">カルメン</a>/処女伝説/AL-MAUJ/ジプシークイーン/<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A2%A5%B5%A5%A4%A5%E9%A5%E0">アサイラム</a>/サザン・ウインド/メランコ<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%EA%A1%BC%A1%A6%A5%D5%A5%A7%A5%B9">リー・フェス</a>タ/CARIBBEAN/ミ・アモーレ/ドラマチック・エアポート</span></span></p><p>今年1月に出た「旅ベスト」わたしならこうするかな。異国情緒ただようかなってもののみで構成。「旅ベスト」と同じく「北ウイング」と「ドラマチックエアポート」で全体を挟む構成にあえてしてみたけれども(あのコンピ、それがやりたかっただけだろうし)、外してもいいかな。<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%B5%A5%A6%A5%F3%A5%C9">サウンド</a>的に違う感じするし。<br /> <br><br><br><br><br /> <span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><a href="http://f.hatena.ne.jp/wagamamakorin/20140426061218" class="hatena-fotolife" itemprop="url"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/w/wagamamakorin/20140426/20140426061218.jpg" alt="f:id:wagamamakorin:20140426061218j:image:left" title="f:id:wagamamakorin:20140426061218j:image:left" class="hatena-fotolife hatena-image-left" itemprop="image"></a></span><br /> <span class="deco" style="font-weight:bold;">● TEENAGE RESISTANCE - <a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/AKINA">AKINA</a> TSUPPARI BEST -</span><br /> <span class="deco" style="font-size:small;"><span class="deco" style="font-weight:bold;">少女A/キャンセル/条件反射/1/2の神話/X3(バイバイ)・ララバイ/ヨコハマ・A・KU・MA/<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%C0%A5%A6%A5%F3%A5%BF%A5%A6%A5%F3">ダウンタウン</a>・すと〜り〜/思春期/あいつはジョーク/さよならね/少しだけスキャンダル/<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%EB%A5%CD%A5%B5%A5%F3%A5%B9">ルネサンス</a>/禁区/EASY/シャットアウト/これからNaturally/<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BD%BD%B2%FC">十戒</a>/Blue Misty Rain/October Storm/BLUE BAY STORY/飾りじゃないのよ涙は</span><br><br /> 《<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B0%E6%BE%E5%CD%DB%BF%E5">井上陽水</a>、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B9%E2%C3%E6%C0%B5%B5%C1">高中正義</a>、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BA%D9%CC%EE%C0%B2%BF%C3">細野晴臣</a>、大澤誉志幸、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%CD%E8%C0%B8%A4%BF%A4%AB%A4%AA">来生たかお</a>、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C7%E4%CC%EE%B2%ED%CD%A6">売野雅勇</a>、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B0%CB%C3%A3%CA%E2">伊達歩</a>(<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B0%CB%BD%B8%B1%A1%C0%C5">伊集院静</a>)……。豪華作家陣によって彩られた少女・<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C3%E6%BF%B9%CC%C0%BA%DA">中森明菜</a>の「戦い(<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%EC%A5%B8%A5%B9%A5%BF">レジスタ</a>ンス)」の記録。》</span></p><p>帯コピーまで捏造してみた。これをなぜ企画しないのかわからない。絶対需要あるはず。いわゆるツッパリソングの系統にある曲をまとめたコンピレーション。明菜が10代の頃に発表したもののみで縛って構成。<br><br></p><p><span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><a href="http://f.hatena.ne.jp/wagamamakorin/20140426062441" class="hatena-fotolife" itemprop="url"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/w/wagamamakorin/20140426/20140426062441.jpg" alt="f:id:wagamamakorin:20140426062441j:image:left" title="f:id:wagamamakorin:20140426062441j:image:left" class="hatena-fotolife hatena-image-left" itemprop="image"></a></span><br /> <span class="deco" style="font-weight:bold;">● Girl - Teenage Ballad BEST -</span><br /> <span class="deco" style="font-size:small;"><span class="deco" style="font-weight:bold;">スローモーション/あなたの<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DD%A1%BC%A5%C8%A5%EC%A1%BC%A5%C8">ポートレート</a>/イマージュの翳り/セカンド・ラブ/温り/白い迷い/カタストロフィの雨傘/雨のレクイエム/リフレイン/夏はざま/予感/<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D0%A5%EC%A5%EA%A1%BC%A5%CA">バレリーナ</a>/トワイライト/目を閉じて小旅行/SO LONG/ムーンライトレター/APRIL STARS</span></span><br /> <br><br /> 「 <a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/AKINA">AKINA</a> TSUPPARI BEST」と対になるバラードベスト。こちらも10代編ということで。泣きのバラードとスローながらも明るい印象の曲とのバランスが難しいね。「ドライブ」が入らなった。いい場所が見つからなかったよ。<br><br><br><br><br /> <span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><a href="http://f.hatena.ne.jp/wagamamakorin/20140426063301" class="hatena-fotolife" itemprop="url"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/w/wagamamakorin/20140426/20140426063301.jpg" alt="f:id:wagamamakorin:20140426063301j:image:left" title="f:id:wagamamakorin:20140426063301j:image:left" class="hatena-fotolife hatena-image-left" itemprop="image"></a></span><br /> <span class="deco" style="font-weight:bold;">● Woman - Twenties Ballad BEST -</span><br /> <span class="deco" style="font-size:small;font-weight:bold;">ありふれた風景/AGAIN/SOLITUDE/OH NO,OH YES!/Fin/駅/約束/赤のエナメル/恋路/難破船/I MISSED "THE SHOCK"/Blue on Pink/LIAR/水に挿した花/乱火/雨が降ってた…/忘れて…</span></p><p>一方こちらは20代のバラードベスト。この時期の明菜って、意外とズブスブの泣きのバラードってそんなに多くない。結果、ミディアムテンポの<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%B0%A5%EB%A1%BC%A5%DF%A1%BC">グルーミー</a>なアーバンポップがメインになってしまったけれども、あえてわかりやすくタイトルはバラード・ベストで押し通す。いい加減ちょっと無理が生じてきたかな。<br /> <br><br><br><br /> <span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><a href="http://f.hatena.ne.jp/wagamamakorin/20140426215006" class="hatena-fotolife" itemprop="url"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/w/wagamamakorin/20140426/20140426215006.jpg" alt="f:id:wagamamakorin:20140426215006j:image:left" title="f:id:wagamamakorin:20140426215006j:image:left" class="hatena-fotolife hatena-image-left" itemprop="image"></a></span><br /> <span class="deco" style="font-weight:bold;">● Fire Water - <a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/AKINA">AKINA</a> Sensual BEST -</span><br /> <span class="deco" style="font-size:small;font-weight:bold;">ノンフィクション・エクスタシー/DESIRE/<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/TATTOO">TATTOO</a>/BLONDE/LA BOHEME/<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%E2%A5%CA%A5%EA%A5%B6">モナリザ</a>/<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C0%B6%B6%B5%C5%CC">清教徒</a>/危ないMon Amor/<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C6%F3%BF%CD%C0%C5">二人静</a>/薔薇一夜/小悪魔/BILITIS/CRYSTAL HEAVEN/FIRE STARTER/So Mad/夢のふち/Jive</span></p><p>よしこれもやっちゃえ。上記四枚で漏れたシングル曲を中心になんとか一枚の形に。ロックベストで行こうと思ったけれども、意外とそれ風のものの弾が揃わなかったので、テーマはセンシュアル=肉感的・官能的、と無理くりにまとめてみた。<br /> <br><br><br />  ――以上5枚のテーマ別ベスト。お気づきの方いるやもしれませんが、アルバム「不思議」「Cross My <a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/Palm">Palm</a>」からは一曲も入れてません。あれは無理。異色すぎてどこにも入れられないよ。むしろ「不思議」は下手にこういうところに入れるより、ボーカル前に置き直したリミックスでまるまる一枚出し直して欲しいぞ、と。あと、シングルは全てなんとかつめたけれども(※ あ、「DEAR FRIEND」抜けてた。ま、いっか)「FAREWELL」「STAR PILOT」「瑠璃色の夜へ」「恋人のいる時間」などの佳曲が抜けてたりしてます。駄目じゃん。<br />  あと偽ジャケットはシングル・アルバム用のフォトセッションで、表ジャケに使わなかったものから流用。ワーナーの倉庫のどっかに絶対あるはず。明菜のいい写真、ジャケ写以外にもいっぱいあるんだから、今度は眠ってるものを探して使ってよ、という意味合いを込めてあえて作ってみた。<br />  とはいえ、思いつきなのに、妙に時間かかってしまったぞ。しかも本家をやっつけと罵りながら、だんだん自分の選曲もやっつけ感が出てきたりして。うん……まあ、コンピレーション作りって簡単そうに見えて、けっこう大変なのかもね……。と、最後は妙にディスった相手に共感なんかしたりして。とにかく頑張っていいもの作ってお願い、ファンは期待してるんだから。とエール送って今回はおしまい。</p> wagamamakorin わたしはワーナーの中森明菜再発企画に一言物申したい。 hatenablog://entry/17680117126980217267 2014-04-25T00:00:00+09:00 2019-02-25T22:33:25+09:00 最近、中森明菜の復帰コンサートの夢を見た。 単独コンサートではなくって何かのイベントのシークレットゲストってな感じで、サプライズでいきなり明菜様が舞台に登場して新曲を歌唱するっていう。会場は横浜アリーナか幕張メッセあたりの大箱で、「おおっ今度の新曲こんな感じか。攻めてるな明菜様」と、驚いたところで夢から醒めた。 目が覚めて、我ながら自分のキモさに血が引いた。どんだけ明菜待ちわびてるねん。 ――ま、でも、大なり小なり明菜の復活を待ちわびていると思うのですよ、ファンならば。何か動きがあったならば嬉しいし期待したいと思うはずですよ、ファンならば。 明菜がもう一度舞台に立ちたいと思った時に、うまく軌道… <p> 最近、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C3%E6%BF%B9%CC%C0%BA%DA">中森明菜</a>の復帰コンサートの夢を見た。<br />  単独コンサートではなくって何かのイベントのシークレットゲストってな感じで、サプライズでいきなり明菜様が舞台に登場して新曲を歌唱するっていう。会場は<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B2%A3%C9%CD%A5%A2%A5%EA%A1%BC%A5%CA">横浜アリーナ</a>か<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%CB%EB%C4%A5%A5%E1%A5%C3%A5%BB">幕張メッセ</a>あたりの大箱で、「おおっ今度の新曲こんな感じか。攻めてるな明菜様」と、驚いたところで夢から醒めた。<br />  目が覚めて、我ながら自分のキモさに血が引いた。どんだけ明菜待ちわびてるねん。</p><p> ――ま、でも、大なり小なり明菜の復活を待ちわびていると思うのですよ、ファンならば。何か動きがあったならば嬉しいし期待したいと思うはずですよ、ファンならば。 明菜がもう一度舞台に立ちたいと思った時に、うまく軌道に乗れるように色々と周りがサポートしてくれるようにと、祈っているわけですよ、ファンならば。<br />  だからね、過去の作品のリイシューとか、コンピレーションとかも、基本ウェルカムでいたいわけですよ。そこからファンになる人もいるやもしれない。実店舗にアイテムを置いてもらう、それだけでもプロモーションなわけですから。シングルコレクションという縛りを外すと、ファンの間では名曲とうたわれながらも埋もれがちな曲なんかもうまく組み込めるしね。<br />  それは明菜に限らずね、キャリアの長いシンガーならばみんなそう思いますですよ。<br />  だが、ねぇ、ワーナーさん。1982年から1991年まで<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C3%E6%BF%B9%CC%C0%BA%DA">中森明菜</a>が所属していた旧ワーナー・パ<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A4%A5%AA%A5%CB%A5%A2">イオニア</a>改め現在<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%EF%A1%BC%A5%CA%A1%BC%A5%DF%A5%E5%A1%BC%A5%B8%A5%C3%A5%AF%A1%A6%A5%B8%A5%E3%A5%D1%A5%F3">ワーナーミュージック・ジャパン</a>さん。さすがにここ数年の明菜の再発関連アイテム、やっつけ過ぎやしませんかね。<br />  年頭に発売した「ドラマティック・エアポート-<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/AKINA">AKINA</a> TRAVEL SELECTION-」で呆れたそれがさめやらぬ間に今度は「Burning Love 〜情熱の夏ベスト〜」って。<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BE%BE%C5%C4%C0%BB%BB%D2">松田聖子</a>の次は<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%B1%A5%C4%A5%E1%A5%A4%A5%B7">ケツメイシ</a>や<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C9%CD%BA%EA%A4%A2%A4%E6%A4%DF">浜崎あゆみ</a>の二番煎じ企画ですかい。いや、さー、元々再発モノに関しては、明菜に限らず、他の大手、例えば<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%BD%A5%CB%A1%BC">ソニー</a>・ビクター・キャニオンなんかと、比べると格段に企画力が弱いのがワーナーだってのは知ってるけどさ。ないよ。ない。<br />  聖子とか<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%E6%A1%BC%A5%DF%A5%F3">ユーミン</a>とかサザンとかチューブとか、アイドル勢でも<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C1%E1%B8%AB%CD%A5">早見優</a>や<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C0%D0%C0%EE%BD%A8%C8%FE">石川秀美</a>、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%DD%A5%EA%A5%F3">ミポリン</a>あたりなら、わかるよ、夏ベスト。<br />  よりによって明菜は、ない。そもそも明菜自ら「いかにも夏向けっぽい曲が少ない」言うてますやん。<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C3%E6%C5%E7%A4%DF%A4%E6%A4%AD">中島みゆき</a>の夏ベストとか、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C3%AB%BB%B3%B9%C0%BB%D2">谷山浩子</a>の夏ベストとか、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B5%B4%C2%AB%A4%C1%A4%D2%A4%ED">鬼束ちひろ</a>の夏ベストとか、それレベルに、ない。曲の棚卸ししてみたらそんなのすぐわかるやないですかい。なんかこー、安易な二番煎じ企画を立てないと死んでしまう病にでもかかっているのか、ワーナーさんは。<br />  リミックスベスト「Love Songs & Pop Songs」以降、これら一連の作品の企画/製作者って、たぶん同じなんだろうけれども、そもそもこれら、選曲も曲順もイチイチ雑だし。だいたい明菜は80年代においても声質や歌唱法はもとよりオケの質感すらもアルバムごとにガンガン変わるので安易に曲順つぎはぎするとむちゃくちゃ聞き心地が悪くなるって、こんなの明菜ファンならば、常識レベルで知ってることだっての。てか、明菜まともに聞いてないっしょ、聞く気もないでしょ、テキトーに仕事してるでしょ。と。<br />  ジャケットにしたって、なんすかあれ、シングル盤の画像データを引っ張ってきてフォトショかなんかで文字ちょいちょいって消してって。わしでもできるわ、こんなん。せめて、当時ジャケット用に撮影したものの別テイク持ってくるとか、なんかあるでしょ(以前のボックス「Century of <a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/Akina">Akina</a>」にいっぱい収録してたやん。ネガなくしたんかい)。んで、それが作品にあっているならまだしも、むっちゃ似合ってないし。<br />  例えばだよ、この今度出る夏ベストにしてもこんなジャケットのほうがなんぼかいいと思うんですがね。<br /> <span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><a href="http://f.hatena.ne.jp/wagamamakorin/20140425213608" class="hatena-fotolife" itemprop="url"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/w/wagamamakorin/20140425/20140425213608.jpg" alt="f:id:wagamamakorin:20140425213608j:image:left" title="f:id:wagamamakorin:20140425213608j:image:left" class="hatena-fotolife hatena-image-left" itemprop="image"></a></span><br />  (←10分で作った偽ジャケット画像)<br />  もうね、わたしは釈然としない。しないんですよっ、ほんっとーにっ。<br />  ――と、ぷんすかしていたら。「だったら自分でセレクション・ベスト案だしてみたらいいじゃない」と幻聴が聞こえたので、ちょっとやってみる(多分明日につづく)。</p> wagamamakorin 佐藤隆 「青の時代」 hatenablog://entry/17680117126980217303 2014-03-11T00:00:00+09:00 2019-02-25T22:33:26+09:00 青の時代アーティスト: 佐藤隆出版社/メーカー: SPACE SHOWER MUSIC発売日: 2013/05/22メディア: CDこの商品を含むブログを見る 13.01.09発売。「石の枕」に続いて矢継ぎ早に発表。91年4月19日にVHSで発売されたライブビデオ「青の時代」のライブCD盤。これ、密かに待ってたっ。ライブビデオどっこにも見当たらなくって入手できなかったからさ。ビデオで収録を見合わせとなった「八月のメモワール」も入っとります。 収録は90年12月26日、東京・池袋サンシャイン劇場。アレンジは重久義明。弦とピアノをベースにしたクラシカル・ヨーロピアンなサウンドメイクで、以前に発表し… <p><div class="hatena-asin-detail"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00CLBOV2Y/hatena-blog-22/"><img src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/41UYxkfqQDL._SL160_.jpg" class="hatena-asin-detail-image" alt="青の時代" title="青の時代"></a><div class="hatena-asin-detail-info"><p class="hatena-asin-detail-title"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00CLBOV2Y/hatena-blog-22/">青の時代</a></p><ul><li><span class="hatena-asin-detail-label">アーティスト:</span> <a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BA%B4%C6%A3%CE%B4">佐藤隆</a></li><li><span class="hatena-asin-detail-label">出版社/メーカー:</span> <a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/SPACE%20SHOWER%20MUSIC">SPACE SHOWER MUSIC</a></li><li><span class="hatena-asin-detail-label">発売日:</span> 2013/05/22</li><li><span class="hatena-asin-detail-label">メディア:</span> CD</li><li><a href="http://d.hatena.ne.jp/asin/B00CLBOV2Y/hatena-blog-22" target="_blank">この商品を含むブログを見る</a></li></ul></div><div class="hatena-asin-detail-foot"></div></div> 13.01.09発売。「石の枕」に続いて矢継ぎ早に発表。91年4月19日にVHSで発売されたライブビデオ「青の時代」のライブCD盤。これ、密かに待ってたっ。ライブビデオどっこにも見当たらなくって入手できなかったからさ。ビデオで収録を見合わせとなった「八月のメモワール」も入っとります。<br />  収録は90年12月26日、東京・池袋<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%B5%A5%F3%A5%B7%A5%E3%A5%A4%A5%F3%B7%E0%BE%EC">サンシャイン劇場</a>。アレンジは重久義明。弦とピアノをベースにしたクラシカル・ヨー<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%ED%A5%D4%A5%A2">ロピア</a>ンな<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%B5%A5%A6%A5%F3%A5%C9">サウンド</a>メイクで、以前に発表した「アンプラグド・ライブ」の兄弟的作品と言っていいかな。こちらのほうが選曲がいわゆるベストセレクション的。代表曲がズラリと並んでおります。有名ドコロでは「マイ・クラシック」と「北京で朝食を」がないくらいかな。<br />  「石の枕」を完成させてから、ふっとこのアルバムの制作を思いついたそうで、やっぱり、ビートリーな<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BA%B4%C6%A3%CE%B4">佐藤隆</a>もいいけれどもヨー<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%ED%A5%D4%A5%A2">ロピア</a>ンな<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BA%B4%C6%A3%CE%B4">佐藤隆</a>もいいよね、と、そういうことなのだろう。この行ったり来たりのバランスが彼の曲作りのベースなんだろうな。<br />  この異国情緒路線に関しては、ぶっちゃけ彼の独壇場と言っていいわけで、女性では<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B5%D7%CA%DD%C5%C4%C1%E1%B5%AA">久保田早紀</a>、男性では<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BA%B4%C6%A3%CE%B4">佐藤隆</a>、80年代のSSWでこの両者にかなう人いないんじゃなかろうか、っていうね。歌<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%CD%D8%B6%CA">謡曲</a>であるという前提を失うことなくそれでいて本格的に行くとなればどこまでもズブズブとのめり込むことができるのが、この二人の強みなのです。<br />  このライブ盤は、スタジオ録音盤よりも音はシンプルでありながらも、その世界はより深くより濃い。音の本質、核の部分にぐいぐいと迫っている。クラシックやジャズの名盤にも近い、時代を超えた<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A8%A5%D0">エバ</a>ーグリーンな一枚といってもいい。「アンプラグド・ライブ」にグッと来たなら、是非モノ。<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BA%B4%C6%A3%CE%B4">佐藤隆</a>の事よくく知らないなという人への入門編としてもいいんじゃないかな。オススメ。</p> wagamamakorin 柏原芳恵 「アンコール2」 hatenablog://entry/17680117126980217324 2014-03-08T00:00:00+09:00 2019-02-25T22:33:27+09:00 アンコール2アーティスト: 柏原芳恵,岩谷時子,山口洋子,BORO,なかにし礼,阿久悠,小椋佳,内館牧子,伊藤薫,永六輔,吉幾三出版社/メーカー: フリーボード発売日: 2010/05/26メディア: CD クリック: 23回この商品を含むブログ (1件) を見る 10.05.26発売。男性歌手カバーの第二弾。 これ、デモ音源だろ。売り物にしていいサウンドちゃう。オケがひどい。ざっくりで言えばカラオケボックスレベル、あるいは15年位前の個人サイトで流れるMIDIレベル。今日日、ニコ動にいる素人プロデューサーすら、DTMでもっと分厚く凝った聞かせるサウンド作るわ。インディーメーカーとはいえ程があ… <p><div class="hatena-asin-detail"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B003D8ZWEA/hatena-blog-22/"><img src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/41TyFZLurtL._SL160_.jpg" class="hatena-asin-detail-image" alt="アンコール2" title="アンコール2"></a><div class="hatena-asin-detail-info"><p class="hatena-asin-detail-title"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B003D8ZWEA/hatena-blog-22/">アンコール2</a></p><ul><li><span class="hatena-asin-detail-label">アーティスト:</span> <a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C7%F0%B8%B6%CB%A7%B7%C3">柏原芳恵</a>,<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B4%E4%C3%AB%BB%FE%BB%D2">岩谷時子</a>,<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BB%B3%B8%FD%CD%CE%BB%D2">山口洋子</a>,BORO,<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A4%CA%A4%AB%A4%CB%A4%B7%CE%E9">なかにし礼</a>,<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B0%A4%B5%D7%CD%AA">阿久悠</a>,<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BE%AE%CC%BA%B2%C2">小椋佳</a>,<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C6%E2%B4%DB%CB%D2%BB%D2">内館牧子</a>,<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B0%CB%C6%A3%B7%B0">伊藤薫</a>,<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B1%CA%CF%BB%CA%E5">永六輔</a>,<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B5%C8%B4%F6%BB%B0">吉幾三</a></li><li><span class="hatena-asin-detail-label">出版社/メーカー:</span> フリーボード</li><li><span class="hatena-asin-detail-label">発売日:</span> 2010/05/26</li><li><span class="hatena-asin-detail-label">メディア:</span> CD</li><li> <span class="hatena-asin-detail-label">クリック</span>: 23回</li><li><a href="http://d.hatena.ne.jp/asin/B003D8ZWEA/hatena-blog-22" target="_blank">この商品を含むブログ (1件) を見る</a></li></ul></div><div class="hatena-asin-detail-foot"></div></div> 10.05.26発売。男性歌手カバーの第二弾。<br />  これ、デモ音源だろ。売り物にしていい<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%B5%A5%A6%A5%F3%A5%C9">サウンド</a>ちゃう。オケがひどい。ざっくりで言えば<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%AB%A5%E9%A5%AA%A5%B1%A5%DC%A5%C3%A5%AF%A5%B9">カラオケボックス</a>レベル、あるいは15年位前の個人サイトで流れる<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/MIDI">MIDI</a>レベル。今日日、ニコ動にいる素人プロデューサーすら、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/DTM">DTM</a>でもっと分厚く凝った聞かせる<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%B5%A5%A6%A5%F3%A5%C9">サウンド</a>作るわ。インディーメーカーとはいえ程がある。レコードアーティストとしての矜持があるなら、これで吹きこむというのは、ない。<br />  なのに、切れるでもふて腐れるでも心を遮断するでもなく、それなりに心をこめて歌う<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C7%F0%B8%B6%CB%A7%B7%C3">柏原芳恵</a>。んでもって結構うまいんだよ、これが。歌唱に関しては完全に水準以上いってる。<br />  とはいえそこに必死さ、凄絶さ、気迫というのは漂わない。フツーならばこんな企画、零落れても歌にしがみつくしかない元アイドルの四十女の憐れさや哀しみのようなものが立ち上がろうものですよ。でもないのよ、それすらも。<br />  <a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C7%F0%B8%B6%CB%A7%B7%C3">柏原芳恵</a>がなにを考えているのか、全く見えない。技量ある歌い手なのに、こんなしょぼい<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%B5%A5%A6%A5%F3%A5%C9">サウンド</a>でやっつけカバーアルバムやらされて、決していいことではあるまいに、それが悲しいのか嬉しいのか、その単純なことが、聞いていてもまったく分からないのだ。エロティックな写真集やイメージビデオの仕事をこなすのと彼女のテンションはほとんどおんなじ。正体の見えない怪物性という面では、同期の<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BE%BE%C5%C4%C0%BB%BB%D2">松田聖子</a>と同レベルにあるんじゃなかろうか。悪意ある都市伝説が彼女の周りにはびこって消えないのは、彼女のこの怪物性に起因しているんだろう。<br />  濡れ濡れとして隠微な演歌・歌<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%CD%D8%B6%CA">謡曲</a>をほとんど本能で歌いこなすという、アイドル時代から変わらぬいつもの<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C7%F0%B8%B6%CB%A7%B7%C3">柏原芳恵</a>ではあるが、周囲のやる気のなさ、志という点ではダントツに低い残念な一枚。30周年でこれかよ……。ノーモア・アンコール。</p> wagamamakorin 佐藤隆 「石の枕」 hatenablog://entry/17680117126980217369 2014-03-07T00:00:00+09:00 2019-02-25T22:33:28+09:00 石の枕アーティスト: 佐藤隆出版社/メーカー: SPACE SHOWER MUSIC発売日: 2013/05/22メディア: CDこの商品を含むブログ (1件) を見る 12.10.10発売。佐藤隆の久々の純然たるオリジナル・アルバム。前作のセルフカバーアルバム「En」はレコーディングアーティストとしてはまだ本調子とはいえないかなぁと思ったけれども、これはいい。裏ジュリーと言ってもいいんじゃないかな。現在沢田研二が自主レーベルでやっている音楽と色彩はかなり近いんだよね。 それはこの作品が、沢田とも関連の深い故・大口広司(ex.PYG テンプターズ)と故・中井國二(ザ・タイガースのマネージャー)… <p><div class="hatena-asin-detail"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00CLBOUC0/hatena-blog-22/"><img src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51v%2BOE7tQML._SL160_.jpg" class="hatena-asin-detail-image" alt="石の枕" title="石の枕"></a><div class="hatena-asin-detail-info"><p class="hatena-asin-detail-title"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00CLBOUC0/hatena-blog-22/">石の枕</a></p><ul><li><span class="hatena-asin-detail-label">アーティスト:</span> <a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BA%B4%C6%A3%CE%B4">佐藤隆</a></li><li><span class="hatena-asin-detail-label">出版社/メーカー:</span> <a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/SPACE%20SHOWER%20MUSIC">SPACE SHOWER MUSIC</a></li><li><span class="hatena-asin-detail-label">発売日:</span> 2013/05/22</li><li><span class="hatena-asin-detail-label">メディア:</span> CD</li><li><a href="http://d.hatena.ne.jp/asin/B00CLBOUC0/hatena-blog-22" target="_blank">この商品を含むブログ (1件) を見る</a></li></ul></div><div class="hatena-asin-detail-foot"></div></div> 12.10.10発売。<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BA%B4%C6%A3%CE%B4">佐藤隆</a>の久々の純然たるオリジナル・アルバム。前作のセルフカバーアルバム「En」はレコーディングアーティストとしてはまだ本調子とはいえないかなぁと思ったけれども、これはいい。裏ジュリーと言ってもいいんじゃないかな。現在<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C2%F4%C5%C4%B8%A6%C6%F3">沢田研二</a>が自主レーベルでやっている音楽と色彩はかなり近いんだよね。<br />  それはこの作品が、沢田とも関連の深い故・<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C2%E7%B8%FD%B9%AD%BB%CA">大口広司</a>(ex.<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/PYG">PYG</a> <a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%C6%A5%F3%A5%D7%A5%BF%A1%BC%A5%BA">テンプターズ</a>)と故・中井國二(<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%B6%A1%A6%A5%BF%A5%A4%A5%AC%A1%BC%A5%B9">ザ・タイガース</a>のマネージャー)へのレクイエムという意味合いも多分に含んだ作品であるからというのもあるのだけれども、それ以上に、音楽に対する距離のとり方ってのがね、似ているな、と。<br />  <a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%B3%A5%DE%A1%BC%A5%B7%A5%E3%A5%EA%A5%BA%A5%E0">コマーシャリズム</a>とはまったくかけ離れたところで、ただひたすらいい音をいい歌を作っていこうっていうスタンス――ギター覚えたての少年のような、シンプルでまっすぐな音楽への愛があるんだよね。純朴であったかくってやさしい。老境に達した一人のミュージシャンの純情が面映い。<br />  <a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%B5%A5%A6%A5%F3%A5%C9">サウンド</a>コラージュが面白いコミカルな「クロマニヨンの女」が一転、自らの実存に迫ってシリアスなタイトル作「石の枕」が今作のハイライトか。「俺は石の枕に眠る」この<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C0%E4%BE%A7">絶唱</a>には乾いた死の臭がする。これは<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C0%BE%B9%D4">西行</a>の「願わくば花の下にて春死なむその如月の望月のころ」にも近い。<br />  そしてラストを飾る「みんな元気かい」。これは涙を禁じ得ない。もう空の上に行った奴も、生きているふりをしてるだけの奴も、「みんな元気かい」。やさしく肩を揺さぶられるかような生の応援歌だ。辛いことも苦しいこと色々あるけれども、生きている。せいいっぱい生きている。それでいいのだ。それだけでいいのだ。<br />  「桃色吐息」をはじめとしたヨー<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%ED%A5%D4%A5%A2">ロピア</a>ン<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%B5%A5%A6%A5%F3%A5%C9">サウンド</a>に傾倒していた頃の彼をイメージして聞くと、落差を感じてしまう人も多いだろうけれども、これが彼の到達点にして原点なのだろう。傑作といっていい。</p> wagamamakorin リスペクト?インスパイヤ? hatenablog://entry/17680117126980217388 2014-02-12T00:00:00+09:00 2019-02-25T22:33:29+09:00 うーん。野暮なことだし、随分昔に言ったようなことだと思うけれども、一応。 amazonレビューとか、2chとかの匿名掲示板とか、個人ブログやSNSなどで、 「え? これ私の書いた文章でない!?」 と、思うことが。コピペなら一目瞭然ですけれども、すっごく似てっけどただの偶然で、私の自意識過剰かな―、どうかなー?なんてのもちらほら。インスパイヤ? 昔っから多いっちゃ多いんですけれども、いっとき収まった感がしてたのですが、また、増えてきた印象。「まこさんの新しいサイト?」なんて聞いてくる読者さんもいて紛らわしいので、一応言っておきます。 自サイトをダマテンで移転したり、別名義複数サイト掛け持ちしてス… <p>うーん。野暮なことだし、随分昔に言ったようなことだと思うけれども、一応。<br /> <a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/amazon">amazon</a>レビューとか、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/2ch">2ch</a>とかの匿名<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B7%C7%BC%A8">掲示</a>板とか、個人ブログや<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/SNS">SNS</a>などで、<br /> 「え? これ私の書いた文章でない!?」<br /> と、思うことが。コピペなら一目瞭然ですけれども、すっごく似てっけどただの偶然で、私の自意識過剰かな―、どうかなー?なんてのもちらほら。<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A4%A5%F3%A5%B9%A5%D1%A5%A4%A5%E4">インスパイヤ</a>? 昔っから多いっちゃ多いんですけれども、いっとき収まった感がしてたのですが、また、増えてきた印象。「まこさんの新しいサイト?」なんて聞いてくる読者さんもいて紛らわしいので、一応言っておきます。<br /> 自サイトを<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%C0%A5%DE%A5%C6%A5%F3">ダマテン</a>で移転したり、別名義複数サイト掛け持ちして<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%B9%A5%C6%A5%DE">ステマ</a>展開みたいなこたやりません。<br /> 借りてるサーバーが店仕舞いするまでひとまずわたしはここにいますし、ここ以外のところには(ネットでは)あらわれません、きっと。せいぜい、いいなって思ったところにコメントで「こんにちは」する位なんじゃないかなぁ。その時も変な匿名とか使いませんよ。<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A2%A5%CE%A5%CB%A5%DE%A5%B9">アノニマス</a>ってあんまりわたしの主義じゃない。全く別のことやるなら話は別ですけれどもね、ゲーム<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B9%B6%CE%AC%A5%B5%A5%A4%A5%C8">攻略サイト</a>とかさ。おんなじ商品置いてるのに別屋号とか意味わからん。<br /> 少なくとも音楽レビューをネット上で発表する時に、このサイトから離れるってことはこれ<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A4%AB%A4%E9%A4%B7">からし</a>ばらくないんじゃないかなぁ。<br /> そんな精神力も体力もないっての。<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/ama">ama</a>のレビューなんて書きませんってば。だったら自サイト更新するっての。<br /> 無論、これってパクリレベルだよね?みたいなのをみかけるのは私自身あまり気分がいいものではないので、書いてる方はもっと自分のカラー見つけてほしいなと思うばかりですけれども、とはいえ音楽レビューする人は減ってほしくないので、私はひとまず生暖かく見守っています。好きでいてくれてるから<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A4%A5%F3%A5%B9%A5%D1%A5%A4%A5%E4">インスパイヤ</a>するわけですし。ま、それで自分踏み台にして大ブレイクってなったら、話は別ですが。ま、とはいえ、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A4%A5%F3%A5%B9%A5%D1%A5%A4%A5%E4">インスパイヤ</a>してる人はもっと頑張れ。</p> wagamamakorin 朋ちゃんが「DEPERTURES」をカバーする件について hatenablog://entry/17680117126980217419 2014-01-13T00:00:00+09:00 2019-02-25T22:33:29+09:00 なんだかんだいって朋ちゃんウォッチャー、まこです。 とうとう来たね。華原朋美カバーアルバム「MEMORIES -Kahara Covers-」発売。「恋しさとせつなさと心強さと」「DEPARTURES」「BRAND NEW TOMORROW」収録。 http://www.universal-music.co.jp/universal-j/kahara-tomomi/news/2014/01/0111/ 今回の三度目の復活はどう客観的に見ても、華原朋美のラストチャンスだと思う。ゆえに、さすがに今回こそは本気で更生するのかと思った。過去を精算して綺麗に忘れるのかと思った。 でも違ったんだね、朋ちゃ… <p> なんだかんだいって<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%CA%FE%A4%C1%A4%E3%A4%F3">朋ちゃん</a>ウォッチャー、まこです。<br />  とうとう来たね。<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B2%DA%B8%B6%CA%FE%C8%FE">華原朋美</a>カバーアルバム「MEMORIES -Kahara Covers-」発売。「<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%CE%F8%A4%B7%A4%B5%A4%C8%A4%BB%A4%C4%A4%CA%A4%B5%A4%C8%BF%B4%B6%AF%A4%B5%A4%C8">恋しさとせつなさと心強さと</a>」「<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/DEPARTURES">DEPARTURES</a>」「BRAND NEW TOMORROW」収録。</p><p> <a href="http://www.universal-music.co.jp/universal-j/kahara-tomomi/news/2014/01/0111/">http://www.universal-music.co.jp/universal-j/kahara-tomomi/news/2014/01/0111/</a></p><p> 今回の三度目の復活はどう客観的に見ても、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B2%DA%B8%B6%CA%FE%C8%FE">華原朋美</a>のラストチャンスだと思う。ゆえに、さすがに今回こそは本気で更生するのかと思った。過去を精算して綺麗に忘れるのかと思った。<br />  でも違ったんだね、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%CA%FE%A4%C1%A4%E3%A4%F3">朋ちゃん</a>。どう言い訳してもこれはただ復讐の第一章。<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BD%A4%CD%E5%C6%BB">修羅道</a>を歩むんだね、世間がうんざりしようがおかまいなしに、やりぬくのだね。<br />  ――と、一瞬遠い目になった私だけれども、ここまでくれば毒を食らわば皿まで。消臭剤のように他アーティストのカバー曲を突っ込んでいるけれども、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BE%AE%BC%BC%C5%AF%BA%C8">小室哲哉</a>への未練臭は全然隠しきれてないので、いっその事全編小室カバー、しかも<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BE%AE%BC%BC%C5%AF%BA%C8">小室哲哉</a>が聞いて思わずゾッとするであろうフレーズが必ず入っている曲をセレクション、とかのほうが突き抜けてよかったと思うのだけれども、どうでしょ。<br /> 「許さないで/許してないから/憎むくらいに見つめて」(<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C3%E6%BF%B9%CC%C0%BA%DA">中森明菜</a>/愛撫)とか、「たとえ5年たっても/10年たっても/君のとなりにいたい」(ムーンライトダンス/<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C5%CF%CA%D5%C8%FE%CE%A4">渡辺美里</a>)とか、「卒業できない恋もある/木々の色変わるけれど」(卒業/<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C5%CF%CA%D5%C8%FE%CE%A4">渡辺美里</a>)とか、 「あなたと死ねたら」(Wanderin' Destiny/globe)とか。小室さん、思わず家の戸締まりもう一度確認したくなること請け合い、っていう。<br />  彼女の<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BE%AE%BC%BC%C5%AF%BA%C8">小室哲哉</a>への粘着って、ぶっちゃけ業としか言えないわけれども、とはいえそれが、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BE%AE%BC%BC%C5%AF%BA%C8">小室哲哉</a>・再評価という形に繋がるのなら、それはそれでありかなあと私は思っているんですよね。<br />  意外と埋もれている良質な小室楽曲は結構あるし、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C2%F4%B8%FD%CC%F7%BB%D2">沢口靖子</a>「Follow Me」とか、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%CB%D9%A4%C1%A4%A8%A4%DF">堀ちえみ</a>「愛を今信じていたい」とか、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B8%B6%C5%C4%C3%CE%C0%A4">原田知世</a>「家族の肖像」とか、そういうのを逐一拾い上げて、今の<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%B5%A5%A6%A5%F3%A5%C9">サウンド</a>として磨き上げるという作業ができる歌手は、やっぱり<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B2%DA%B8%B6%CA%FE%C8%FE">華原朋美</a>しかいないわけで。<br />  きっかけは私怨でも、最終的に<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BE%AE%BC%BC%C5%AF%BA%C8">小室哲哉</a>の研究家という形で究めるのであればそれはひとつの芸だよな、と。逆を言えば、芸能の世界で彼女ができることってのはそれしかないともいえるわけで。無難なタレント仕事をこなしている<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%CA%FE%A4%C1%A4%E3%A4%F3">朋ちゃん</a>も、小室<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%B5%A5%A6%A5%F3%A5%C9">サウンド</a>でない歌歌ってる<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%CA%FE%A4%C1%A4%E3%A4%F3">朋ちゃん</a>も、世間は求めていない。それは過去二回の復帰でわかっていたわけだから。<br />  ともあれ、小室<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%B5%A5%A6%A5%F3%A5%C9">サウンド</a>と心中する覚悟を決めた<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%CA%FE%A4%C1%A4%E3%A4%F3">朋ちゃん</a>の今後に期待。</p> wagamamakorin 渡辺典子 「ベスト」 hatenablog://entry/17680117126980217459 2014-01-12T00:00:00+09:00 2019-02-25T22:33:30+09:00 渡辺典子 ベストアーティスト: 渡辺典子,三浦徳子,阿久悠,川村真澄,戸沢暢美,俵万智,阿木燿子,萩田光雄,中村哲,瀬尾一三,カズ・トヤマ出版社/メーカー: 日本コロムビア発売日: 2004/12/01メディア: CD購入: 2人 クリック: 84回この商品を含むブログ (14件) を見る 角川三人娘の次女、渡辺典子のベストアルバム。84年のデビューシングル「少年ケニア/花の色」から、88年の「サラダ記念日」までのA/B面全てが収録されている。 これが実に現在のところ初にして唯一のベストアルバムだったりもする。そう、角川女優としての実働期間には一切ベストアルバムでなかったんですね。85年年末に… <p><div class="hatena-asin-detail"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000657LF6/hatena-blog-22/"><img src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/41AHEBJN4AL._SL160_.jpg" class="hatena-asin-detail-image" alt="渡辺典子 ベスト" title="渡辺典子 ベスト"></a><div class="hatena-asin-detail-info"><p class="hatena-asin-detail-title"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000657LF6/hatena-blog-22/">渡辺典子 ベスト</a></p><ul><li><span class="hatena-asin-detail-label">アーティスト:</span> 渡辺典子,<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BB%B0%B1%BA%C6%C1%BB%D2">三浦徳子</a>,<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B0%A4%B5%D7%CD%AA">阿久悠</a>,<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C0%EE%C2%BC%BF%BF%C0%A1">川村真澄</a>,戸沢暢美,<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C9%B6%CB%FC%C3%D2">俵万智</a>,<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B0%A4%CC%DA%E0%A2%BB%D2">阿木燿子</a>,<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C7%EB%C5%C4%B8%F7%CD%BA">萩田光雄</a>,<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C3%E6%C2%BC%C5%AF">中村哲</a>,<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C0%A5%C8%F8%B0%EC%BB%B0">瀬尾一三</a>,カズ・トヤマ</li><li><span class="hatena-asin-detail-label">出版社/メーカー:</span> <a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C6%FC%CB%DC%A5%B3%A5%ED%A5%E0%A5%D3%A5%A2">日本コロムビア</a></li><li><span class="hatena-asin-detail-label">発売日:</span> 2004/12/01</li><li><span class="hatena-asin-detail-label">メディア:</span> CD</li><li><span class="hatena-asin-detail-label">購入</span>: 2人 <span class="hatena-asin-detail-label">クリック</span>: 84回</li><li><a href="http://d.hatena.ne.jp/asin/B000657LF6/hatena-blog-22" target="_blank">この商品を含むブログ (14件) を見る</a></li></ul></div><div class="hatena-asin-detail-foot"></div></div> 角川三人娘の次女、渡辺典子のベストアルバム。84年のデビューシングル「少年<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%B1%A5%CB%A5%A2">ケニア</a>/花の色」から、88年の「サラダ記念日」までのA/B面全てが収録されている。<br />  これが実に現在のところ初にして唯一のベストアルバムだったりもする。そう、角川女優としての実働期間には一切ベストアルバムでなかったんですね。85年年末に企画はあったもののポシャっている。<br />  この事実だけで渡辺典子の不遇ぶりがわかろうというものだろうけれども、厳しい言い方をすれば、その程度の需要しかなかったのが彼女。薬師丸/原田主演映画の配収成績が「<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C3%B5%C4%E5%CA%AA%B8%EC">探偵物語</a>/<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BB%FE%A4%F2%A4%AB%A4%B1%A4%EB%BE%AF%BD%F7">時をかける少女</a>」28億円を筆頭に、「メインテーマ/愛情物語」18億円、「<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/W%A4%CE%C8%E1%B7%E0">Wの悲劇</a>/<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C5%B7%B9%F1%A4%CB%A4%A4%A4%C1%A4%D0%A4%F3%B6%E1%A4%A4%C5%E7">天国にいちばん近い島</a>」15億円という大きな実積をあげたのに対して、渡辺典子主演映画は「晴れ、ときどき殺人/<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C5%F2%C5%C2%BB%B3">湯殿山</a>麓呪い村」4億、「いつか誰かが殺される/<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%CB%E3%BF%FD%CA%FC%CF%B2%B5%AD">麻雀放浪記</a>」5億、「結婚案内ミステリー/友よ、静かに眠れ」1.3億という結果なのだ<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A4%AB%A4%E9%A4%B7">からし</a>て、むしろよく三作も主演映画を取ったなというか、諦めずにゴリ推し続けた<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B3%D1%C0%EE%BD%D5%BC%F9">角川春樹</a>の胆力に感心してしまう。<br />  歌に関しても、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C6%FC%CB%DC%A5%B3%A5%ED%A5%E0%A5%D3%A5%A2">日本コロムビア</a>時代は<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B0%A4%CC%DA%CD%D4%BB%D2">阿木耀子</a>・宇崎竜童夫婦コンビの強力なバックアップを得ているのだが、イマイチ魅力の力点が定まらない。本人イメージした主演した映画主題歌よりもむしろ「少年<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%B1%A5%CB%A5%A2">ケニア</a>」「<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%AB%A5%E0%A5%A4%A4%CE%B7%F5">カムイの剣</a>」「<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B2%D0%A4%CE%C4%BB">火の鳥</a>」といった、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%AB%A5%C9%A5%AB%A5%EF">カドカワ</a>の事情で都合良く起用されたに過ぎないアニメソングの方が曲が輝いてしまうのだから困ってしまう。セールスもセカンドの「晴れときどき殺人」まではなんとか三人娘の面目は保ったものの、薬師丸・原田で通じたゴリ押しは効かず以降急降下。<br />  とはいえ逆に売れなくなった85年頃あたりから、ようやく自分の見せ方を掴んだようで(――初期の彼女って上品に見せようとして無気力に見えてしまってた所あったよね)、歌も「野ばらのレクイエム」あたりから尻上がりに良くなっている。ビジュアルのピークもここから<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%AB%A5%C9%A5%AB%A5%EF">カドカワ</a>離脱までといっていいんじゃないかな。<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/CBS%A5%BD%A5%CB%A1%BC">CBSソニー</a>に移籍以降はアイドルポップスとして耳に「ここちE」曲が並んでいる。大傑作といえるような曲はないけれども、いい線いってるんだよ、この時期。トンデモな企画物「サラダ記念日」ですら歌声がとてもキュートなのだ。<br />  とはいえ、この時点ですでに世間と<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%AB%A5%C9%A5%AB%A5%EF">カドカワ</a>が彼女に与えたラッキーチャンスは使い果たしてしまっており、芝居では<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B8%B6%C5%C4%C3%CE%C0%A4">原田知世</a>や<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B8%B6%C5%C4%B5%AE%CF%C2%BB%D2">原田貴和子</a>、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C0%C6%C6%A3%CD%B3%B5%AE">斉藤由貴</a>、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B5%C6%C3%D3%C5%ED%BB%D2">菊池桃子</a>の脇役。歌ではブラジャーのCFソングに、映画「キョーフのやっちゃん」挿入歌と、残念なタイアップが並んでいる。レコードセールスは言わずもがな。<br />  これが84年段階でできていればと悔やまれる。自らの降板でふいにした映画「恋人たちの時刻」の主演(――ヌードNGだったらしい)と主題歌をやっていたらまたすこし違っていたかもしれないけれども、どうだろ。<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C2%E7%B4%D3%CC%AF%BB%D2">大貫妙子</a>のアンニュイなワルツをこの時期の渡辺典子が歌うと仮想してみると意外といいんだよね。<br />  <a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B8%B6%C5%C4%C3%CE%C0%A4">原田知世</a>は自己表現ツールとしての音楽に意地で踏みとどまり、また一方の薬師丸はあくまで役者として芝居の延長線上に音楽を置き、自然と歌うことから距離を取るようになったのと比べて、渡辺典子にとっての音楽活動って、本人どれほどの意識を置いていたのかまったく不明ではあるけれども、80年代の忘れ物としてあらためて聞いてみるのもいいかも。<br />  「題名のないバラード」とか「カムイの子守唄」「天使のララバイ」などのサントラのみに収録されている<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%AB%A5%C9%A5%AB%A5%EF">カドカワ</a>映画挿入歌(――意外と多いのよ、渡辺典子には)とアルバム曲を全て含めた三枚組大全集、次は待ってますね。<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%B3%A5%ED%A5%E0%A5%D3%A5%A2">コロムビア</a>と<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%BD%A5%CB%A1%BC">ソニー</a>さん。</p> wagamamakorin 中森明菜 「BEST COLLECTION LOVE SONGS & POP SONGS」 hatenablog://entry/17680117126980217482 2014-01-09T00:00:00+09:00 2019-02-25T22:33:31+09:00 ベスト・コレクション ~ラブ・ソングス&ポップ・ソングス~アーティスト: 中森明菜出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン発売日: 2013/03/27メディア: CDこの商品を含むブログ (22件) を見る 松の内もすっかりあけまして、こんにちは。今年もどうぞよろしく。イベント来てくれた方ありがとう。さてさて。この年始に結婚報道やら何やらワイドショーネタがやたら聞こえた明菜さんのちょいと前に出たベストアルバムから今年ははじめよっかな。 2012年、中森明菜の誕生日間近にリリースされたもので、結構手にしたファンも多いんじゃないかな? ワーナー時代の全シングルにカップリング・アルバム曲… <p><div class="hatena-asin-detail"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00B9HEB3A/hatena-blog-22/"><img src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/5128470hVEL._SL160_.jpg" class="hatena-asin-detail-image" alt="ベスト・コレクション ~ラブ・ソングス&ポップ・ソングス~" title="ベスト・コレクション ~ラブ・ソングス&ポップ・ソングス~"></a><div class="hatena-asin-detail-info"><p class="hatena-asin-detail-title"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00B9HEB3A/hatena-blog-22/">ベスト・コレクション ~ラブ・ソングス&ポップ・ソングス~</a></p><ul><li><span class="hatena-asin-detail-label">アーティスト:</span> <a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C3%E6%BF%B9%CC%C0%BA%DA">中森明菜</a></li><li><span class="hatena-asin-detail-label">出版社/メーカー:</span> <a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%EF%A1%BC%A5%CA%A1%BC%A5%DF%A5%E5%A1%BC%A5%B8%A5%C3%A5%AF%A1%A6%A5%B8%A5%E3%A5%D1%A5%F3">ワーナーミュージック・ジャパン</a></li><li><span class="hatena-asin-detail-label">発売日:</span> 2013/03/27</li><li><span class="hatena-asin-detail-label">メディア:</span> CD</li><li><a href="http://d.hatena.ne.jp/asin/B00B9HEB3A/hatena-blog-22" target="_blank">この商品を含むブログ (22件) を見る</a></li></ul></div><div class="hatena-asin-detail-foot"></div></div> <a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BE%BE%A4%CE%C6%E2">松の内</a>もすっかりあけまして、こんにちは。今年もどうぞよろしく。イベント来てくれた方ありがとう。さてさて。この年始に結婚報道やら何やらワイドショーネタがやたら聞こえた明菜さんのちょいと前に出たベストアルバムから今年ははじめよっかな。<br />  2012年、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C3%E6%BF%B9%CC%C0%BA%DA">中森明菜</a>の誕生日間近にリリースされたもので、結構手にしたファンも多いんじゃないかな?<br />  ワーナー時代の全シングルに<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%AB%A5%C3%A5%D7">カップ</a>リング・アルバム曲を数曲プラス。リメイク盤とアナウンスされているように、全曲ミックスしなおしている。<br />  2500円で明菜の80年代の代表曲を網羅できるというお手軽さと、細かいリミックスやバージョン違いで、明菜ファンのライト層、ヘビー層ともに訴求してヒットを記録したのだけれども――これさ、どうよ。私はちょっと否定的なボジションを取らせていただきたい。<br />  ぶっちゃけて言えば、このアルバム、写真で言うならば<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D5%A5%A9%A5%C8%A5%B7%A5%E7%A5%C3%A5%D7">フォトショップ</a>加工した写真。所々にただよう違和感が、うーん、ねえ、どうよ。私は無理。<br />  いや、「古い写真だったんで、褪色補正かけましたよ」レベルの加工ならば良かったんだけれども、結構余計なことしているんだよ。写真で言えば、奥に引っ込んでるものを手前に置き直したり、なかったもの新たに置いてみたり的な。とはいえ一発で印象がガラリと変わるような、別物としてありかなと思わせるような大胆ミックスはなし。うんざりするほどオリジナル音源聞いている耳からすると、「ん?」という、ビミョーな違いがむずがゆい。特にアップテンポのものは結構ひどいの目立つよね。<br />  ま、これが効果的になっているものもあるとは思う。「Fin」「ジプシー・クイーン」と言ったあたりね。当時の明菜の意向なんだろうけれども、ボーカルのエコー処理がちょっと過剰なフシがあって、そこがクリアになったのを評価する人も中にはいるんじゃないかな。<br />  とはいえ、わたしはオリジナ<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%EB%A5%DF%A5%C3%A5%AF%A5%B9">ルミックス</a>を支持。この86年ごろって、明菜の声変わりというか、ボー<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%AB%A5%EA%A5%B9%A5%C8">カリスト</a>として完成の域に達する直前の最後のボーカル過渡期であってさ、実際エコーごっそり取っ払っちゃうと妙に歌が幼く聞こえて、歌の世界観に届ききってない感じが、ちょっと漂っちゃうんだよね。逆を言えば「あの処理は必要な処理だったんだな」と感じ入ったりもしたのですが。<br />  熱狂的な明菜マニアが、そういう細かい違いを楽しんで聞く、それはアリではあるのだろうけれども、じゃ今後はこちらを日常聞き用に変えるかというと私は変えませんね、ええ。なんかさ、見知らぬ他人が、ちまちま小賢しく弄った音源って印象、拭えないんだよ。<br />  過去の音源をリファインしたリューアルベストとかって最近80年代のアイドルものにはちらほらあってさ。ナンノの「Re-fined」とか<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C0%C6%C6%A3%CD%B3%B5%AE">斉藤由貴</a>の「ビンテージベスト」は、わたしも聞いていて「これはありかな」と思ったんだけれども、そっちはさ、ディレクターが当時とおんなじっていうのが大きいのか、きちんと過去と繋がった音なんだよ。音は変えても魂がおんなじというか。一方、明菜のこれは、違う。明菜の歌の良さ、魅力をあんまり理解してない人間が小手先でぐっちゃぐっちゃいじくったという感じ。ぶっちゃけ動画サイトにある「リミックスしてみた」とスタンス的に変わんねーんじゃね、と。私はそう思うわけです。<br />  たぶん明菜が聞いたなら、かつて「スーパークラブミックス」の企画にボツ出した時のように「これならリミックスした意味ないんじゃない」とか言いかねない中途半端なシロモノだと断言するね。 鬼の居ぬ間にじゃないけれども、休暇が長引けば長引くほど、こういうしょーもないものがどんどん発売されてしまうので、早く明菜様には復帰していただきたいものです。<br />  そういや今月末には、余計なセレクションベストが出るみたいですけれども、あれもさ、ひどいよね。なんとかならんの?「ドラマティック・エアポート 〜<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/AKINA">AKINA</a> TRAVEL SELECTION」って。ひとまず聖子の企画パクんなよな、と。「北ウイング」ではじまって「ドラマティック・エアポート」で〆ってさ、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BE%BE%C5%C4%C0%BB%BB%D2">松田聖子</a>のセレクションベスト「エトランゼ」のDisc2、一曲目「時間旅行」で空港から旅立って、ラスト「Wing」で戻ってくるっていう構成の完全なるモロパクやん。選曲・構成担当、恥を知れよ。もう。焼き直しが悪いとは言わないけれども、やるならやるでもっと丁寧に仕事しなさいよ。と、正月明けからご立腹なまこなのでした。</p> wagamamakorin 竹内まりや「University Street」 hatenablog://entry/17680117126980217519 2013-12-23T00:00:00+09:00 2019-02-25T22:33:32+09:00 UNIVERSITY STREETアーティスト: 竹内まりや出版社/メーカー: BMGビクター発売日: 1997/06/04メディア: CD クリック: 8回この商品を含むブログ (14件) を見る 竹内まりやの二枚目のアルバム。79年5月発売。状況的には二枚目のシングル「ドリーム・オブ・ユー」のスマッシュヒットのきざしが見えてきた頃、というタイミングのリリースだ。 アイドルの真似事のようなことをされられていたと自他ともに言われている忸怩たる時代の作品に、どんなトンデモでも驚かないぞと覚悟を決めて流してみたら、「え? 今竹内さんがやってることとなんにもかわらないじゃない」と拍子抜けする。 竹内… <p><div class="hatena-asin-detail"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005EIBW/hatena-blog-22/"><img src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51RLEwrnkaL._SL160_.jpg" class="hatena-asin-detail-image" alt="UNIVERSITY STREET" title="UNIVERSITY STREET"></a><div class="hatena-asin-detail-info"><p class="hatena-asin-detail-title"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005EIBW/hatena-blog-22/">UNIVERSITY STREET</a></p><ul><li><span class="hatena-asin-detail-label">アーティスト:</span> <a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C3%DD%C6%E2%A4%DE%A4%EA%A4%E4">竹内まりや</a></li><li><span class="hatena-asin-detail-label">出版社/メーカー:</span> BMGビクター</li><li><span class="hatena-asin-detail-label">発売日:</span> 1997/06/04</li><li><span class="hatena-asin-detail-label">メディア:</span> CD</li><li> <span class="hatena-asin-detail-label">クリック</span>: 8回</li><li><a href="http://d.hatena.ne.jp/asin/B00005EIBW/hatena-blog-22" target="_blank">この商品を含むブログ (14件) を見る</a></li></ul></div><div class="hatena-asin-detail-foot"></div></div> <a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C3%DD%C6%E2%A4%DE%A4%EA%A4%E4">竹内まりや</a>の二枚目のアルバム。79年5月発売。状況的には二枚目のシングル「ドリーム・オブ・ユー」のスマッシュヒットのきざしが見えてきた頃、というタイミングのリリースだ。<br /> アイドルの真似事のようなことをされられていたと自他ともに言われている忸怩たる時代の作品に、どんなトンデモでも驚かないぞと覚悟を決めて流してみたら、「え? 今竹内さんがやってることとなんにもかわらないじゃない」と拍子抜けする。<br /> <a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C3%DD%C6%E2%A4%DE%A4%EA%A4%E4">竹内まりや</a>作詞が三曲、作曲は二曲で、それ以外は他の作家に委ねられているとはいうものの、それが<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BB%B3%B2%BC%C3%A3%CF%BA">山下達郎</a>・<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C2%E7%B4%D3%CC%AF%BB%D2">大貫妙子</a>・<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B2%C3%C6%A3%CF%C2%C9%A7">加藤和彦</a>・<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BF%F9%BF%BF%CD%FD">杉真理</a>・<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%CE%D3%C5%AF%BB%CA">林哲司</a>・梅垣達志といった陣営なのだから、ええ、そりゃハイセンスでしょうとも。新人アイドルの曲にありがちな泥臭さや過剰な媚態なんてぇのは一切ありませんです。<br /> タイトル通りに東京の私立女子大生的日常と理想の世界が広がっており、そこから長閑で幸福な80年代の日本の風景が立ち上がる。そういった音から漂う時代性というのはもちろんあるにはあるが、その一方でむっちゃ手堅く皆さんご存知いつもの<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C3%DD%C6%E2%A4%DE%A4%EA%A4%E4">竹内まりや</a>でもあるのよ。<br /> 新人アイドル的初々しい拙さとか、方向性を模索している感とか、そういうのはまったくなし。アルバムの大枠のコンセプトから細かい歌唱のニュアンスに至るまで完全に決め撃ち。こなれ過ぎてちょっと怖いぐらいだよ。<br /> しかもこれが売れている。80年春先まで一年弱じっくり売れ続けて、成績は<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%AA%A5%EA%A5%B3%A5%F3">オリコン</a>最高7位、23.5万枚。79年末までに20万枚売っている。シングル「ドリーム・オブ・ユー」「SEPTEMBER」が連続10万枚突破したという状況でこれだけ売れているわけですよ。どう考えても破格。<br /> アルバム売りできるアーティストとして既にすべてが成熟している。(――これ、アル<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D0%A5%E0%A5%BB">バムセ</a>ールスまで考慮したら、フツーに最優秀新人賞獲得レベルだよな、こんなにアルバムで成功したこの年の新人いなかったし)。<br /> 当時のゲーノーカイのシステムでは、新人歌手のどぶ板プロモーションは避けられないことだったのかもしれないけれども、本人と作品とそれを受け止めるファンは既にそこから逸脱したところにあったのだろうね。こうした下地があって、翌年に<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BE%BE%C5%C4%C0%BB%BB%D2">松田聖子</a>が登場する――というのはどうでもいい余話。<br /> 「不思議なピーチパイ」の化粧品タイアップなかったとしても80年には絶対ブレイクしていただろうし、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BB%B3%B2%BC%C3%A3%CF%BA">山下達郎</a>と結婚しなかったとしてもポップス歌手として、一線走ってただろうな、こりゃ。 <br /> アイドルでもなんでもないじゃんという思いとともに、やっぱり世に出る人は最初っから全て違うんだなぁ、としみじみ感じる一枚。</p> wagamamakorin 復帰しない中森明菜に関しての妄想的考察 hatenablog://entry/17680117126980217540 2013-12-22T00:00:00+09:00 2019-02-25T22:33:32+09:00 まったく個人的な妄想で申し訳ないのだけれども、中森明菜が歌手として表現したい世界というのは、アルバムで言えば「VAMP」「Resonancia」「Diva」のラインなんじゃないかと私は思っている。歌というよりもサウンドコンシャスな作りで、全体に鳴る音で世界観で表現する、という、 一方で、中森明菜のファン(――今もファンクラブに入っている濃いタイプから、懐かしいなレベルのふわっとしたファンまで全て含めて)は、どちらかというと彼女に歌謡的なものを求めているような印象が強い。ざっくり言えば、歌詞が立ってて、耳に馴染みやすい、鼻歌にしやすい、テレビから流れて自然と覚えてしまうような歌ね。そういう、明菜… <p> まったく個人的な妄想で申し訳ないのだけれども、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C3%E6%BF%B9%CC%C0%BA%DA">中森明菜</a>が歌手として表現したい世界というのは、アルバムで言えば「VAMP」「Resonancia」「Diva」のラインなんじゃないかと私は思っている。歌というよりも<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%B5%A5%A6%A5%F3%A5%C9">サウンド</a>コンシャスな作りで、全体に鳴る音で世界観で表現する、という、<br />  一方で、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C3%E6%BF%B9%CC%C0%BA%DA">中森明菜</a>のファン(――今もファンクラブに入っている濃いタイプから、懐かしいなレベルのふわっとしたファンまで全て含めて)は、どちらかというと彼女に歌謡的なものを求めているような印象が強い。ざっくり言えば、歌詞が立ってて、耳に馴染みやすい、鼻歌にしやすい、テレビから流れて自然と覚えてしまうような歌ね。そういう、明菜の歌を見たい聞きたい。できるならテレビで、しかもすんごい派手な衣装で。っていう。無論、そうした保守的な歌<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%CD%D8%B6%CA">謡曲</a>をかつては歌っていたわけだし、そこにかつての彼女の魅力があったのだろうが、その後も彼女がそこにいるかというとそれは別の話。<br />  この、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C3%E6%BF%B9%CC%C0%BA%DA">中森明菜</a>本人の志向と、周囲とのギャップというのが、02年の「歌姫2」「Resonancia」の連続リリース以降ずっとつきまとっていたような気が、私はする。何かのイベントか番組で「今度はこの曲をカバーしてほしい」というファンの声に「オリジナルは?」と聞き返した明菜の言葉は本心だったように私は感じる。「もうみんな、私の新しいオリジナルはいらないの?」と。振り返ってみると、休業前の08〜09年の異常ともいえるカバーアルバムの乱打は、そうした状況下にあった彼女の悲鳴だったのかもしれない。<br />  <a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C3%E6%BF%B9%CC%C0%BA%DA">中森明菜</a>が現在、長い沈黙を守っている一方で、夜ヒットDVDなどの過去の<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A2%A1%BC%A5%AB%A5%A4%A5%D6">アーカイブ</a>化に関して積極的であるのも、そういった事なのではないかと私は邪推している。「昔の私が好きならDVDで昔の私に会いに行けばいいし、他の人の歌った古いお歌が聞きたいならカバーアルバムもういっぱい出したし。今の私のやりたい音楽? 誰もそんなの聞きたくないでしょ」と。<br />  最近は、各メディアで明菜待望論が語られることが少なくない状況となりつつあるけれども、それが「華やかな歌謡界の王道たる<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C3%E6%BF%B9%CC%C0%BA%DA">中森明菜</a>」であるかぎり、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C3%E6%BF%B9%CC%C0%BA%DA">中森明菜</a>のシンガーとしての真の復活―――セールス的、芸能界的な意味ではなく、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C3%E6%BF%B9%CC%C0%BA%DA">中森明菜</a>がいきいきといまの自らを表現するという、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C9%BD%B8%BD%BC%D4">表現者</a>としての復活は、難しいのではないかと私は思っている。<br />  もちろん、この休業の間、明菜になんらかの心境の変化が起き「よし、もう一度、お神輿乗ってみるか」となって、かつての<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BE%AE%CE%D3%B9%AC%BB%D2">小林幸子</a>の紅白バリの演出で復活、派手な衣装と派手な歌で芸能界のど真ん中に撃ち抜く、ということも全くゼロとはいえないだろうが……ってやっぱないか。<br />  新曲はインディーズや<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B2%BB%B3%DA%C7%DB%BF%AE">音楽配信</a>でいい。ライブも小さな箱で充分。自分のペースで自分のやりたい音楽にじっくり取り組める環境をうまく作れたらと、私は思うのだけれども。昔は昔、今は今と割りきってね。<br />  祭り上げられて再び歌う機会を失った<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BB%B3%B8%FD%C9%B4%B7%C3">山口百恵</a>と同様(――周囲が自然と忘れてくれたなら、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C6%EE%BA%BB%BF%A5">南沙織</a>や西田佐知子、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B5%D7%CA%DD%C5%C4%C1%E1%B5%AA">久保田早紀</a>のように、引退後もなんらかのタイミングでさらっと新曲吹き込んだのではと私は思っている)に、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C3%E6%BF%B9%CC%C0%BA%DA">中森明菜</a>もまた過去の亡霊に呪縛されているのではなかろうか。</p> wagamamakorin 冬コミ関連 hatenablog://entry/17680117126980217566 2013-12-20T00:00:00+09:00 2019-02-25T22:33:33+09:00 さてさて。年末のオタクイベント冬コミ。今回も参加します。● 30日(月) 東モ-07a/なかとも会今回は「邦楽/アイドル」のスペースで取ってます。ちょっと居場所違いますので、お気を付けください。 んで、事前連絡していた新刊「谷山浩子 時の秘法 1972-2013」ですが、落ちました。申し訳ない申し訳ない申し訳ない。 これがコミケのカタログで「新刊あり」告知すると出ないフラグかぁ。しみじみ。 もう絶対イベント申込時に新刊予告なんてしません。学習した。しましたっ。 てわけで、二度あることは三度ある、コミケで新刊ないと寂しいので突貫コピー本、今回は薬師丸ひろ子さんで行こうと思っています。 角川時代の… <p>さてさて。年末のオタクイベント<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C5%DF%A5%B3%A5%DF">冬コミ</a>。今回も参加します。</p><p>● 30日(月) 東モ-07a/なかとも会</p><p>今回は「邦楽/アイドル」のスペースで取ってます。ちょっと居場所違いますので、お気を付けください。<br /> んで、事前連絡していた新刊「<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C3%AB%BB%B3%B9%C0%BB%D2">谷山浩子</a> 時の秘法 1972-2013」ですが、落ちました。申し訳ない申し訳ない申し訳ない。<br /> これが<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%B3%A5%DF%A5%B1">コミケ</a>のカタログで「新刊あり」告知すると出ないフラグかぁ。しみじみ。<br /> もう絶対イベント申込時に新刊予告なんてしません。学習した。しましたっ。<br /> てわけで、二度あることは三度ある、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%B3%A5%DF%A5%B1">コミケ</a>で新刊ないと寂しいので突貫コピー本、今回は<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%CC%F4%BB%D5%B4%DD%A4%D2%A4%ED%BB%D2">薬師丸ひろ子</a>さんで行こうと思っています。<br /> 角川時代のこととか、いろいろ振り返った感じで、歌モノだけにとどまらない予定ですが、どうだろ、きちんと出るかな、ひとまず鋭意製作中です。あと時間があれば、なんか他にも。明菜様のDVDBOXの話もじっくり語ってなかったりするしねー。これもなんかのタイミングで消化/昇華したいのですが。<br /> もうこんなドロナワな制作ペースはみっともないので、ちょっと来年以降考えます。真剣に。<br /> あと、こっちのブログ見ている人にはどーでもいい事かもですが、大竹直子さんとの合同歴史同人に関しては、大竹さんの商業の仕事の進捗状況を見て「来年には」という所、こっちの原稿はもう私の分書いちゃってるんですけどもね。<br /> ちなみに去年出した大竹さんの同人画集「古今若衆」は私が編集/デザインで関わってたりしてます。これも当日スペースに数冊置きますので。<br /> それにしても、年取ると趣味に時間って割けなくなるのね……。やる気はあるんですやる気は。体力が……深刻に足りない。ほんっっといろいろ申し訳ないです。<br /> あ、今回のイベントは午前中は私スペースに居ない確率が高いと思いますので、もし直接お話したいという方はそんな感じですので、ひとつ。<br /> 「明日から本気出す」って言い訳しているダメ人間そのものな感じですが、呆れずに付き合ってくださったら幸いです。以上、本日の報告終わり。</p> wagamamakorin アクセス解析OS/ブラウザ編 (自サイトの場合) hatenablog://entry/17680117126980217586 2013-12-19T00:00:00+09:00 2019-02-25T22:33:34+09:00 むっちゃくちゃ久しぶり(4年ぶり?)くらいにアクセス解析チェックしてみた。 ちょっと興味深かったのでその話。まずOSの分析結果。1 Windows 7 37.4% 2 iPhone 15.9% 3 Android 14.3% 4 Windows XP 8.0% 5 Macintosh 7.1% 6 Windows Vista 5.1% 7 Windows 8 3.6%8位以下は2%を切るので割愛。 Win 7がトップに君臨するのは当然として、その次に並ぶのが、iPhone、Androidって……。スマホ・タブレットで見てる人、こんなに増えたのか。 ガラケーを含めると、モバイル端末で見ている人が… <p>むっちゃくちゃ久しぶり(4年ぶり?)くらいに<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A2%A5%AF%A5%BB%A5%B9%B2%F2%C0%CF">アクセス解析</a>チェックしてみた。<br /> ちょっと興味深かったのでその話。</p><p>まずOSの分析結果。</p><p>1 <a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/Windows%207">Windows 7</a> 37.4% <br /> 2 <a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/iPhone">iPhone</a> 15.9% <br /> 3 <a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/Android">Android</a> 14.3% <br /> 4 <a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/Windows%20XP">Windows XP</a> 8.0% <br /> 5 <a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/Macintosh">Macintosh</a> 7.1% <br /> 6 <a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/Windows%20Vista">Windows Vista</a> 5.1% <br /> 7 <a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/Windows%208">Windows 8</a> 3.6%</p><p>8位以下は2%を切るので割愛。<br /> Win 7がトップに君臨するのは当然として、その次に並ぶのが、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/iPhone">iPhone</a>、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/Android">Android</a>って……。<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%B9%A5%DE%A5%DB">スマホ</a>・<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%BF%A5%D6%A5%EC%A5%C3%A5%C8">タブレット</a>で見てる人、こんなに増えたのか。<br /> <a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%AC%A5%E9%A5%B1%A1%BC">ガラケー</a>を含めると、モバイル端末で見ている人が大体全体の35%。外で閲覧してどうなるものでもないオタク系サイトでこの成績ってのはちょっと驚き。<br /> そして地味に増えている<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/Mac">Mac</a>とびっくりするほど普及していない<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/Win8">Win8</a>。<br /> そしてどうするXP。ま、買い換える気、起きないよなー。<br /> サイト開設した10年ほど前は確か、Win XpとWin2000がだいたいそれぞれ35%前後のシェアを分けあっていて、モバイル系や<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/Mac">Mac</a>なんてほんと微々たるものだったかと。隔世の感。<br /> 動画サイトも<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/SNS">SNS</a>もブログも広く認知される以前の時代だから、ま、そんなもんかといえばそうかもだけれども。</p><p>次がブラウザ。</p><p>1 <a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/Internet%20Explorer%2010">Internet Explorer 10</a>. 27.2% <br /> 2 <a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/Safari">Safari</a> 4.0 12.7% <br /> 3 <a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/Safari">Safari</a> 7.0 9.2% <br /> 4 <a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/Internet%20Explorer">Internet Explorer</a> 8.0 7.2% <br /> 5 <a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/Chrome">Chrome</a> 30. 6.8% <br /> 6 <a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/Chrome">Chrome</a> 9.0 5.6% <br /> 7 <a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/Safari">Safari</a> 6.0 5% <br /> 8 <a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/Firefox">Firefox</a> 24. 4.3% <br /> 9 <a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/Internet%20Explorer%209">Internet Explorer 9</a>.0 4.1% <br /> 10 携帯: <a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/ezweb">ezweb</a> 3.3%</p><p><a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/Sleipnir">Sleipnir</a>などの<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/IE%A5%B3%A5%F3%A5%DD%A1%BC%A5%CD%A5%F3%A5%C8">IEコンポーネント</a>ブラウザも<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/IE">IE</a>にまとめられているっぽい、とはいえ圧倒的に<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/IE">IE</a>上位。勢いありまくる<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/Safari">Safari</a>は<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/ipad">ipad</a>とかからってことなんかな。<br /> んでもって、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/Chrome">Chrome</a>と<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/Firefox">Firefox</a>、意外と伸びてないんだな―。ワタシ的には日常使いはほぼ<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/Chrome">Chrome</a>一択で、時に<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/Firefox">Firefox</a>と<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/Sleipnir">Sleipnir</a>ちょろっと動かすという状況。<br /> <a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/Chrome">Chrome</a>さんはメモリ馬鹿食いするけれども、そんなに重い作業しないしさ―。音楽流しながらネットウロウロしつつ、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B0%EC%C2%C0%CF%BA">一太郎</a>とか動かしつつ、ってのがフツーの使い方だしの。<br /> いまや<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/IE">IE</a>動かすことなんてホント数えるくらい。でも世間的には、ブラウザなんてありものの<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/IE">IE</a>で充分じゃない?って人が圧倒的に多いんだね。</p><p>ちっぽけな個人サイトのデータからも、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/Microsoft">Microsoft</a>の天下が終わりを告げようとしているということがひしひしと伝わってくるね。<br /> ぶっちゃけ00年代のWin XP全盛期がMSの黄金期だったってなりかねないじゃ、という。<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BD%F4%B9%D4%CC%B5%BE%EF">諸行無常</a>。</p> wagamamakorin FNS歌謡祭の朋ちゃんの件 hatenablog://entry/17680117126980217605 2013-12-15T00:00:00+09:00 2019-02-25T22:33:35+09:00 イチオ、コレ、触れておいたほうがいいのかね。FNS歌謡祭にて小室哲哉と華原朋美、15年ぶりの再会。小室哲哉のピアノで華原朋美が「I'm proud」「I Believe」を歌い、2人は握手する。と。12時を過ぎたシンデレラの長い長い後日談に、ついに終止符を打たれた、ということなのだろう。たぶん。 率直な感想を言えば、とうとう、ついに、という感慨は確かにあった。あったけれども、それと同時に妙な虚しさを感じたのも事実。冷めてたね、私は。直後の三谷幸喜の宴会芸のせいだけではあるまい。とうに葬儀も終わって埋葬もすましたものをあえてほじくり返すような、そんな鼻白む気持ちがあったね。 もう何年前の話だよ、… <p> イチオ、コレ、触れておいたほうがいいのかね。FNS歌謡祭にて<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BE%AE%BC%BC%C5%AF%BA%C8">小室哲哉</a>と<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B2%DA%B8%B6%CA%FE%C8%FE">華原朋美</a>、15年ぶりの再会。<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BE%AE%BC%BC%C5%AF%BA%C8">小室哲哉</a>のピアノで<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B2%DA%B8%B6%CA%FE%C8%FE">華原朋美</a>が「I'm proud」「<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/I%20Believe">I Believe</a>」を歌い、2人は握手する。と。12時を過ぎたシンデレラの長い長い後日談に、ついに終止符を打たれた、ということなのだろう。たぶん。<br />  率直な感想を言えば、とうとう、ついに、という感慨は確かにあった。あったけれども、それと同時に妙な虚しさを感じたのも事実。冷めてたね、私は。直後の<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BB%B0%C3%AB%B9%AC%B4%EE">三谷幸喜</a>の宴会芸のせいだけではあるまい。とうに葬儀も終わって埋葬もすましたものをあえてほじくり返すような、そんな鼻白む気持ちがあったね。<br /> もう何年前の話だよ、と。<br />  白馬の王子様の<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BE%AE%BC%BC%C5%AF%BA%C8">小室哲哉</a>は丸めた背中に哀愁のみっしり張り付いたしょぼくれたおじいちゃんになっていたし、シンデレラの<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%CA%FE%A4%C1%A4%E3%A4%F3">朋ちゃん</a>も、昔よりは歌はうまくなったし、美貌も年齢以上だけれども、それは、吉牛の汁だくかっこみながらひゅーひゅー雄叫びあげてた、ちょっと足りなく、かなり危うく、とてつもなくキラキラしてたあの<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%CA%FE%A4%C1%A4%E3%A4%F3">朋ちゃん</a>では、けっしてなく。つまり、時は過ぎたんだよね、あたりまえのことだけれども。<br />  しかも、そんなことはもうとっくにわかっていたわけで。<br />  <a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BE%AE%BC%BC%C5%AF%BA%C8">小室哲哉</a>が歌手としての<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B2%DA%B8%B6%CA%FE%C8%FE">華原朋美</a>に何かをまだ見ているとしたら違っただろうけれども、テレビを見る限り、そうではなかった。<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B2%DA%B8%B6%CA%FE%C8%FE">華原朋美</a>も1歩ずつ忘れていく道を選ぶだろう。そうしてゆるやかにそれぞれが凡庸な日常に着地していく。 タレントとしての<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B2%DA%B8%B6%CA%FE%C8%FE">華原朋美</a>、作曲家としての<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BE%AE%BC%BC%C5%AF%BA%C8">小室哲哉</a>、それぞれがそれなりにこれからもやっていくだろう。しかし大衆を魅了する芸能の女神はもう二人の前には舞い降りるまい。<br />  そんな、とうに終わっていたことを、確かに終わっていると確認するための、虚しいセレモニーと、私は感じた。<br />  <a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BE%BE%C5%C4%C0%BB%BB%D2">松田聖子</a>と<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B6%BF%A4%D2%A4%ED%A4%DF">郷ひろみ</a>のデュエット企画とか、アレとおんなじやね。身も蓋もなく言っちゃえば。</p> wagamamakorin 死んでるように生きている hatenablog://entry/17680117126980217627 2013-12-14T00:00:00+09:00 2019-02-25T22:33:35+09:00 ここも、なんかただの生存報告会になってるだけのような……。一年更新途絶えたら死んだとでも思ってください。て、まあ、こういう自虐が割と冗談でもなくなってきている30代まっしぐらなのですが。 ホントね、愚痴撒き散らすのも何だからと、あえてだまってたけれどもさ、去年今年と、体のあちこちガタ来てて、どっかこっかが痛いわけですよ、身体悲鳴あげてるわけですよ、呑気に萌え語りする体力も削がれるっていうわけですよ。 もうね、昔は人生50年とか言ってたわけで、それがこう、リアルに感じちゃうわけね。ああ、もう私の肉体の耐用年数、そんなに長くないぞ的な、ちょろっと無理したら死ぬってパターンもありうるな、的な。どう見… <p> ここも、なんかただの生存報告会になってるだけのような……。一年更新途絶えたら死んだとでも思ってください。て、まあ、こういう自虐が割と冗談でもなくなってきている30代まっしぐらなのですが。<br />  ホントね、愚痴撒き散らすのも何だからと、あえてだまってたけれどもさ、去年今年と、体のあちこちガタ来てて、どっかこっかが痛いわけですよ、身体悲鳴あげてるわけですよ、呑気に萌え語りする体力も削がれるっていうわけですよ。<br />  もうね、昔は人生50年とか言ってたわけで、それがこう、リアルに感じちゃうわけね。ああ、もう私の肉体の耐用年数、そんなに長くないぞ的な、ちょろっと無理したら死ぬってパターンもありうるな、的な。どう見積もっても、人生折り返し地点は来てるぞ、的な。<br />  凹むよね。だるーくなるよね。友達に意味なく「鬱だわぁ―」って言いたくなるよね。そういう気持ちで、アイドルでも何でも「かつてのなにか」の懐古とか、ヒジョーに精神衛生上、良くない。ふわーっとノスタル<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%B8%A1%BC">ジー</a>の洞穴なかにひきずりこまれるような気がする。後向きの作業ができるのは心身が前向いとる時だけ。しみじみ思うわけですよ。<br />  みなさん健康に気を使ってますか。生き生きしてますか。日々萌えてますか。燃えてますか。私は毎日のごはんを麦飯に変えました。ってなんじゃそりゃ、ホントただの爺の繰り言じゃこりゃ。<br />  あんね、今年のはじめにパソコン変えたんですけれども、いやあ、今のパソコン、いっちゃん安い型落ちスペックのものでも、もう、なんでもできるね。びっくりよおじさん。音源も画像も動画もストレスフリーで編集・加工すいすいできるしさ。なによりHDDの容量と価格破壊のお陰でDVDやCDに焼くことすら殆ど無いわけで、ここ一年で深刻にステレオとDVDプレーヤー使わなくなっちゃった。パソコンに取り込んで、あとはパソコンで聞くなり、MP3プレイヤーで聞くなりで、おしまい。コレって趣味人としてどうなの?と思いつつ、この快適さは、やめられない。CD入れ替えなんてやってられっか、という。ぶっちゃけ、圧縮音源でもそこそこいいスピーカーで聞けば全然気にならない。あ、ちなみにパソコン用の安価なスピーカーなら<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/LOGICOOL">LOGICOOL</a>の「Z120BW」マジオススメ。1500円の出す音ではない、これ。<br />  でもさ、こうして便利なればなるほど情熱ってのは、薄れていくよね。<br />  昔は、それこそ1枚のCD買うために、呻吟していたわけですよ。コレ、どうなん?イイの?悪いの?どっちなの?はっきりしてよ。ジャケット・デザインやら曲目やらで前作の出来やら、様々な要素を勘案して、その一枚を選んでいたわけですよ。若けりゃ若いほどお金もないしね。何も知らないミュージシャンの作品とか、殆ど博打だったわけですよ。<br />  でもさ、いまや、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/amazon">amazon</a>とかの通販サイトやら公式サイトで試聴もできるし、下手すりゃ動画サイトで落ちてたりもする。これこれこうっていう作品情報もてんこ盛り、評判だっていっぱい落ちてる。良かったよ、悪かったよ。よりどりみどりですよ。なにかもう聞く前から聞いた気分になれるよね、ここまで来ちゃうと。実際ネット上にはいっぱいいるじゃん。ネット上の噂だけ判断するそそっかしい人。ひとまず<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/amazon">amazon</a>は見ず聞かずにディスったり絶賛してる悪質なレビューは即刻削除しろよ、的な。テメーの買い間違えで低評価つけんな糞がっ。って、あ、また関係ないこと言ってもうた。<br />  価値がどんどん相対化されてどんどん自分の感情が<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C8%F9%CA%AC">微分</a>されていく。便利さと引き換えになんだかとっても悲しい人になっていってるのがひしひしと感じる。だったらもう見ない聞かないしゃべらない。私はもう何処へも行かない。ここ一年近く、そんな気分が心のなかに、確かにあったかな。うん。<br />  ところで、今年は<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A4%A2%A4%DE%A4%C1%A4%E3%A4%F3">あまちゃん</a>効果で世間的には80年代アイドルブームだったということになってますけれども、今年のFNS歌謡祭とか、そんな感じのプログラムだったしさ、あと、コンピCDとかアイドル関係のレビュー本とかも、けっこう発売されたしね、でもこれってどうなんでしょ。てかさ、どうよ。どうなのよ? ほんとにブームだった? ちょっと前のアイドル戦国時代とか<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/K-POP">K-POP</a>とかとおんなじマスメディア内部だけのムーブメントなんじゃないの? そこんところどうなのよ? ヒジョーに深い疑いを持っております、私。それに関連して明菜の古傷弄くり倒するような報道がチラチラ上がったのも「感じ悪いよね―(by浜崎/死語)」ってところだし。なんか次へとつながるうねりを感じないのよね。ホントのブームってどんな質のものであれ、動的で、生き物のように生きてうねってるけど、なんか静的で死んでる感じがするんだよね。さながら今の私のように。<br />  て、くだ巻いてるうちにいい塩梅にタイトルにつながったところで終わる。</p> wagamamakorin ファビコンとか。 hatenablog://entry/17680117126980217663 2013-10-25T00:00:00+09:00 2019-02-25T22:33:36+09:00 favicon作ってみた。 タブとかブックマークの左端に出ているちっちゃなアイコン、気がつけば大きなwebサイトにはたいていついてる独自のアレ、自サイトでもできないかなぁとどうかなぁと調べたら……ものの30分もかからずに出来た。 ついでにトップページもビミョーにマイナーチェンジしてみたり。判子押してみたり。 最初はこのハンコをfaviconにしよ〜とおもったんだよねー。16×16ピクセルだと潰れてダメだった。 てな、日々のつれづれ。あんまり更新しないと広告うざいしなッと。 <p><a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/favicon">favicon</a>作ってみた。<br /> タブとかブックマークの左端に出ているちっちゃなアイコン、気がつけば大きなwebサイトにはたいていついてる独自のアレ、自サイトでもできないかなぁとどうかなぁと調べたら……ものの30分もかからずに出来た。<br /> ついでにトップページもビミョーにマイナーチェンジしてみたり。判子押してみたり。<br /> 最初はこのハンコを<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/favicon">favicon</a>にしよ〜とおもったんだよねー。16×16<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D4%A5%AF%A5%BB%A5%EB">ピクセル</a>だと潰れてダメだった。<br /> てな、日々のつれづれ。あんまり更新しないと広告うざいしなッと。</p> wagamamakorin MAX「TACATA’」 hatenablog://entry/17680117126980217680 2013-08-18T00:00:00+09:00 2019-02-25T22:33:36+09:00 Tacata'アーティスト: MAX出版社/メーカー: SONIC GROOVE発売日: 2013/08/07メディア: CDこの商品を含むブログ (2件) を見る 13年8月発売。MAXの久々のシングル。発売前から藤井隆がツイッターで異様に押していたので、youtubeで公式PV見たら、お茶吹いた。酷い。安い。あー、藤井隆がというかマシュー南がどや顔でくねくね踊りまくるのが見えるわ。 とかなんとか思いながら、気がついたら、10回くらいリピートしてしまったという。酷すぎて癖になる味わい。曲そのものがナニコレ珍百景というか。なんだよ、カバーなのに「♪自分たちのオリージナリティー」って。てか、一人… <p><div class="hatena-asin-detail"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00D8SJB4C/hatena-blog-22/"><img src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/41hbv0TeG9L._SL160_.jpg" class="hatena-asin-detail-image" alt="Tacata'" title="Tacata'"></a><div class="hatena-asin-detail-info"><p class="hatena-asin-detail-title"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00D8SJB4C/hatena-blog-22/">Tacata'</a></p><ul><li><span class="hatena-asin-detail-label">アーティスト:</span> MAX</li><li><span class="hatena-asin-detail-label">出版社/メーカー:</span> <a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/SONIC%20GROOVE">SONIC GROOVE</a></li><li><span class="hatena-asin-detail-label">発売日:</span> 2013/08/07</li><li><span class="hatena-asin-detail-label">メディア:</span> CD</li><li><a href="http://d.hatena.ne.jp/asin/B00D8SJB4C/hatena-blog-22" target="_blank">この商品を含むブログ (2件) を見る</a></li></ul></div><div class="hatena-asin-detail-foot"></div></div> 13年8月発売。MAXの久々のシングル。発売前から<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C6%A3%B0%E6%CE%B4">藤井隆</a>が<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%C4%A5%A4%A5%C3%A5%BF%A1%BC">ツイッター</a>で異様に押していたので、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/youtube">youtube</a>で公式PV見たら、お茶吹いた。酷い。安い。あー、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C6%A3%B0%E6%CE%B4">藤井隆</a>がというか<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DE%A5%B7%A5%E5%A1%BC%C6%EE">マシュー南</a>がどや顔でくねくね踊りまくるのが見えるわ。<br />  とかなんとか思いながら、気がついたら、10回くらいリピートしてしまったという。酷すぎて癖になる味わい。曲そのものが<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%CA%A5%CB%A5%B3%A5%EC%C4%C1%C9%B4%B7%CA">ナニコレ珍百景</a>というか。なんだよ、カバーなのに「♪自分たちのオリージナリ<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%C6%A5%A3%A1%BC">ティー</a>」って。てか、一人いないのに高らかに「MAX is back」て堂々宣言していいのか。などなど、ツッコミどころが多くて疲れる。<br />  でもさ、ふと思ったけれども、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%E9%A5%A4%A5%B8%A5%F3">ライジン</a>グ系アイドルって、そもそもこんなもんなんだよね。<br />  伝説の少女のはずが代表作は「<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%CA%A1%BC%A5%B9%A4%CE%A4%AA%BB%C5%BB%F6">ナースのお仕事</a>」な<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B4%D1%B7%EE%A4%A2%A4%EA%A4%B5">観月ありさ</a>しかり、ポストゴクミだったのに気がつけばVシネ女優な<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BA%E4%BE%E5%B9%E1%BF%A5">坂上香織</a>しかり、ゴナムーブなスピードしかり、事務所や本人たちの思惑とは裏腹に常にかぐわしい安っぽさが漂っている。<br />  創業の荻野目洋子<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A4%AB%A4%E9%A4%B7">からし</a>て、安っぽいユーロ歌謡こそど真ん中で、本格派目指して海外レコーディングしたり、陽水や<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/ASKA">ASKA</a>やクボジャーに曲もらったりすると、常にダダすべりしてたしね。<br />  <a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B0%C2%BC%BC%C6%E0%C8%FE%B7%C3">安室奈美恵</a>ただひとりが、お高くラグジュアリーな本格派としての地位をそうそう固めて、いまだ高止まり状態だけれども、結局これってのも、片割れであるスーパー<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%E2%A5%F3%A5%AD%A1%BC%A5%BA">モンキーズ</a>=MAXに安っぽさを引き受けさせることによって可能だったのかなと思ったり。<br />  つまり<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B0%C2%BC%BC%C6%E0%C8%FE%B7%C3">安室奈美恵</a>というロケットが<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%E9%A5%A4%A5%B8%A5%F3">ライジン</a>グ惑星のもつ強力な「お安い」引力圏から抜け出すために切り離さなければならない<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%ED%A5%B1%A5%C3%A5%C8%A5%A8%A5%F3%A5%B8%A5%F3">ロケットエンジン</a>、それがMAXだったのでは、と。逆を言えば、MAXには<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%E9%A5%A4%A5%B8%A5%F3">ライジン</a>グ系の安っぽさが凝縮されている。ある意味ザ・王道オブ・<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%E9%A5%A4%A5%B8%A5%F3">ライジン</a>グ。<br />  デビューの「恋する<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D9%A5%EB%A5%D5%A5%A1%A1%BC%A5%EC">ベルファーレ</a>ダンス」から「TORA TORA TORA」「Give me a shake」「<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/Ride%20on%20time">Ride on time</a>」と連なっていく、ぺらっぺらでしょーもない駄菓子のようなヒットシングル群たちのなかにこの「TACATA'」はある。<br />  わかっててふざけている<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BE%AE%C0%F4%BA%A3%C6%FC%BB%D2">小泉今日子</a>と好対照の、本気か冗談なのかまったく不明のMAXの全力投球。面白いです。<br />  歌<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%CD%D8%B6%CA">謡曲</a>なんてこんなもんでいいんだよ。そんな言葉が聞こえてくる。</p> wagamamakorin 小泉今日子(天野春子)「潮騒のメモリー」 hatenablog://entry/17680117126980217710 2013-08-16T00:00:00+09:00 2019-02-25T22:33:37+09:00 潮騒のメモリー(初回限定紙ジャケ仕様~アナログEP風レトロパッケージ)アーティスト: 天野春子(小泉今日子)出版社/メーカー: ビクターエンタテイメント株式会社発売日: 2013/07/31メディア: CDこの商品を含むブログ (97件) を見る ご存知、今期のNHKの朝ドラ「あまちゃん」の劇中歌。初登場オリコン2位でヒット街道ただいま驀進中。 去年のミュージックマガジンのインタビューで、最近聞く音楽は?との質問に『高橋美枝の「ひとりぼっちは嫌い」や川島恵の「ミスター不思議」』と回答していた小泉今日子。「はて?どういうこと?なんか企んでる?」とずっと気に留めていたけれども、ああそうですか、こう… <p><div class="hatena-asin-detail"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00E1Q2D9A/hatena-blog-22/"><img src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/41QU9S7bjuL._SL160_.jpg" class="hatena-asin-detail-image" alt="潮騒のメモリー(初回限定紙ジャケ仕様~アナログEP風レトロパッケージ)" title="潮騒のメモリー(初回限定紙ジャケ仕様~アナログEP風レトロパッケージ)"></a><div class="hatena-asin-detail-info"><p class="hatena-asin-detail-title"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00E1Q2D9A/hatena-blog-22/">潮騒のメモリー(初回限定紙ジャケ仕様~アナログEP風レトロパッケージ)</a></p><ul><li><span class="hatena-asin-detail-label">アーティスト:</span> 天野春子(<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BE%AE%C0%F4%BA%A3%C6%FC%BB%D2">小泉今日子</a>)</li><li><span class="hatena-asin-detail-label">出版社/メーカー:</span> ビクターエンタテイメント株式会社</li><li><span class="hatena-asin-detail-label">発売日:</span> 2013/07/31</li><li><span class="hatena-asin-detail-label">メディア:</span> CD</li><li><a href="http://d.hatena.ne.jp/asin/B00E1Q2D9A/hatena-blog-22" target="_blank">この商品を含むブログ (97件) を見る</a></li></ul></div><div class="hatena-asin-detail-foot"></div></div> ご存知、今期の<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/NHK">NHK</a>の朝ドラ「<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A4%A2%A4%DE%A4%C1%A4%E3%A4%F3">あまちゃん</a>」の劇中歌。初登場<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%AA%A5%EA%A5%B3%A5%F3">オリコン</a>2位でヒット街道ただいま驀進中。<br />  去年の<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%E5%A1%BC%A5%B8%A5%C3%A5%AF%A5%DE%A5%AC%A5%B8%A5%F3">ミュージックマガジン</a>のインタビューで、最近聞く音楽は?との質問に『<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B9%E2%B6%B6%C8%FE%BB%DE">高橋美枝</a>の「ひとりぼっちは嫌い」や<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C0%EE%C5%E7%B7%C3">川島恵</a>の「ミスター不思議」』と回答していた<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BE%AE%C0%F4%BA%A3%C6%FC%BB%D2">小泉今日子</a>。「はて?どういうこと?なんか企んでる?」とずっと気に留めていたけれども、ああそうですか、こういうことですか。このときに既に「<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A4%A2%A4%DE%A4%C1%A4%E3%A4%F3">あまちゃん</a>」の企画は小泉に届いてたんだろうね。<br />  潮風のメロディー(<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C6%EE%BA%BB%BF%A5">南沙織</a>)でも、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C4%AC%C1%FB">潮騒</a>のメロディー(<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B9%E2%C5%C4%A4%DF%A4%C5%A4%A8">高田みづえ</a>)でもなく「<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C4%AC%C1%FB%A4%CE%A5%E1%A5%E2%A5%EA%A1%BC">潮騒のメモリー</a>」、この曲は80年代アイドルというよりも80年代の「B級」アイドルのパロディといっていいんじゃないかな。明菜・聖子のトップクラスの下にある有象無象の売れないアイドルの歌の能天気な酷さを再現している。<br />  これを、ギャグスレスレでギャグにならずに表現できる80年代アイドルとなると、小泉以外考えられない。たとえば競演している<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%CC%F4%BB%D5%B4%DD%A4%D2%A4%ED%BB%D2">薬師丸ひろ子</a>には、絶対この曲は歌えない。真面目にやって痛くなりすぎてしまう。明菜・聖子もダメ。桃子も知世もダメ。由貴やナンノはやりかねないけれども、別の意味が出てきてしまう(――由貴ちゃんの「家庭内デート」なんか怖かったし)。逆に堀ちや伊代や早見、唯あたりになるとまんま過ぎて面白みがない。ただの地方営業と化してしまう。バニ<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%C6%A5%A3%A1%BC">ティー</a>なギョーカイの遊戯感が漂う小泉がジャストなのだ。<br />  そもそものデビュー時のポジション<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A4%AB%A4%E9%A4%B7">からし</a>てこういう<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A2%A5%CA%A5%AF%A5%ED">アナクロ</a>で安っぽいB級アイドルポップスだったわけで、彼女<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A4%AB%A4%E9%A4%B7">からし</a>てみたら、小手先で軽くいなしてみたといったところなのだろう。<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DE%A5%C4%A5%B3%A1%A6%A5%C7%A5%E9%A5%C3%A5%AF%A5%B9">マツコ・デラックス</a>なら「してやったり顔のコイズミが小憎らしいわ」とかなんとか言うんじゃなかろうか。企画モノではあるが、あざとさ、へなちょこさを含めて<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BE%AE%C0%F4%BA%A3%C6%FC%BB%D2">小泉今日子</a>の世界といって差し支えないだろう。<br />  それにしても、ノスタル<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%B8%A1%BC">ジー</a>の眼差しで「80年代のアイドルポップス」を振り返った時に、明菜・聖子・薬師丸レベルの<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%B5%A5%A6%A5%F3%A5%C9">サウンド</a>的な完成度が高く普遍性のあるハ<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A4%A5%AF%A5%E9">イクラ</a>スな作品でなく、こういうおおよそテキトーで下世話な作品のほうが多くの人に懐かしく響くというのは、なんとも不思議な話だ。</p> wagamamakorin