なぜアメリカではたくさん火災アラームが鳴るのか


最近外出中、急に建物の火災アラームが鳴り出した。作業を中断して避難せざるを得なかった。

僕個人としてはアメリカにきてから火災アラームで避難したのはこれが初めてだが、火災アラームが鳴って避難したという話を友だちからよく聞く。特に大学の寮は、1シーズンに一回は避難しているような気がする。特に真冬の夜中に避難する羽目になったときは、全員が避難し、消防隊員が建物内を点検するのが終わるまで、建物の外、寒空の中でえんえんと待たされるのは大変苦痛と思う。一方、日本ではめったにそういう話をきかない気がする。なぜだろう? 日本の火災報知器は精度が高い? アメリカの住民(特に寮に住んでいる人たち)は火災アラームをならすような行為をとりやすい?

ちなみに、大学の寮なんかだと、火災アラームが鳴ったのに避難しないとたしか100ドルとかの罰金が科されるという規則が制定されている(州法で決まっているところもあるかも?)。処罰根拠? 避難しないのは単なる個人的法益の放棄にすぎないような気もするが、適時に避難しない人がいることにより適切な消火活動が妨害されるという点に求められるのだろう。