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Poetisme nocturne

2016-06-02 このエントリーを含むブックマーク

ポール・J・シルヴィア『できる研究者論文生産術──どうすれば「たくさん」書けるのか』(高橋さきの訳、講談社、2015年

仕事柄、学生たちに大学での勉強の仕方(「学び」?)、たとえば口頭発表の準備の仕方や論文・レポートの書き方などについても、何かしら指導めいたことをしなければならず、とりわけ授業としてそういうことを課せられたりするとそれなりに責任も負わなければならない。

意識してその種のことをテーマにした本も手に取るようにしている。

そういった書籍をいろいろみているときに、たまたまこの本のことを知った。大学1、2年生向けではないけれど、自分が関心をもっていることでもあるし、それなりに評判もいいようなので読んでみることにした。

著者はアメリカの心理学の研究者で、その領域の(英語の)論文を書くことがここで語られることの中心にはなっているけれど、そこは差し引いても十分に参考になるものだ。

とりわけ「言い訳は禁物──書かないことを正当化しない」と題された第2章は役に立つ。

ただし、いわれていることはいずれも当たり前すぎるくらいに当たり前のこと。

要するに、四の五のいわずに毎日ちゃんと書け、当たり前のことを当たり前にすれば「たくさん」書けるのだ、ということ。

おっしゃるとおり。

このことを論理的に語ってくれているので、読んでよかったと思っている。

損をしたとは思っていない。

ちゃんと書こう、と思う。

ただ、ちょっと高かったような気がしないでもないが……、何事にも授業料必要だ、そんなことはいってはいけない。

いまだにこんなことに授業料が必要なのか、という点は考えないでおく。