久しぶりの「ジャニ友」です。今回は２月に登場してくれた moemarchさんの就職活動報告を中心にお送りします。本当に不景気はなんとかならんもんですかね？ 日銀のインフレターゲット政策はすでに市場での信用を失ってる状態のようです。いや、今回そんな話をしているわけではなく、アイドルソングや KinKi Kids の ライブDVD についても話しています。前回の文章は以下のリンク先でどうぞ。
◉ SUPERMAN
http://d.hatena.ne.jp/moemarch/
◉ジャニ友、moemarch さん編。前半
http://d.hatena.ne.jp/wakita-A/20120213/1329139789
◉ジャニ友、moemarch さん編。後半
http://d.hatena.ne.jp/wakita-A/20120223/1329999604
――２月以来の登場となります。moemarchさんです。就職も決まって、いまは楽しい夏休みですか？
moemarch：そうですね、といっても、わたしは単位を取り終わっていてテストもほとんどなかったので、毎日が夏休みみたいなもんです（笑）
——それはいいですね。フェスなどにも行かれたようですが、印象に残ったライブはありましたか？
moemarch：やっぱり『ライジングサン』ですかね！ 特に今回は RADWIMPS や Pefume などの初登場組の会場の熱気がすごかったです。わたしは岡村ちゃんが好きで、だけど本人のなんやかんやがあって（笑）ずっとタイミングが合わずにいたので、今回観られて、すごくすごく幸せでした。
――岡村靖幸が好きなんですか！ それを早く知っていれば、ここでベスト３を聞きたかったですが、またの機会にしましょう。最後の夏休み、楽しんでください。
今回は就職活動のことを聞こうと思っています。不景気で大変だという話は聞いていますが、moemarchさんはいつ頃から就活をスタートしたんですか？
moemarch：うーん、具体的に始めたのは12月からです。私たちの代から、12月からでないと企業側が大学等でのセミナーをやってくれなかったので、それに合わせて私も就活を始めました。
――それくらいでいいですよね。あんまり早いのも疲れるし。可能な範囲でいいので、どういった分野の会社を回られたのでしょうか？
moemarch：主に印刷会社、銀行、インフラ系です。業界で絞ったわけではなく、一応、企業単位で、いいなと思う企業を受けました。最終的にはインフラの会社に決まりました。
――どんな仕事をする予定ですか？
moemarch：事務です。
――説明会とか、面接とかでいろんな会社に行かれたと思います。率直な感想を聞かせてください。
Moemarch：とにかく面倒くさかったです。特に、わたしは、やる気たっぷりの目をした人間がたくさん集まっているのが苦手で（笑）
だから前の席に座って人事の方の目を見てうんうん頷いて、質問もたくさんして、みたいな学生に拒否反応を起こしてしまったり、大勢の人に酔ったり。それがつらかったかなあー。最終的には自分も思いっきりそっち側の学生のフリをしてがんばりましたけど（笑）
――自分でもどんなキャラ設定にするか迷う部分もありますよね。
moemarch：いろんな会社に行くこと自体は苦じゃなかったです。むしろ殆どしたことがない経験だから楽しかった。
――そうそう、社会見学的な楽しさはありますよね。
私は昔、就職氷河期の始めの頃に就活をしたことがあります。そのとき、一部の会社では本当に酷いことを言われました。圧迫面接って言葉があったんです。働きたいと思うだけで、こんな酷い目に遭うのかと驚きました。
moemarch：そうですねー。今でもそれは残っていると思います。わたしはほとんど圧迫面接には合わなかったんですけど、やっぱり女性に当たりが厳しい会社は多かったです。それなら最初の募集要項の時点で、男性しか考えていないと書いてくれた方がよっぽどありがたいのになあって（笑）
――今でもそうなんだ！ そういうとこ日本はダメだよね。ベトナムだとジュエリーショップでも、妊婦さんが普通に働いてるくらいなんだけど。
周りにはまだまだ就職が決まってない人もいるんですよね？
moemarch：いますねー。公務員志望の人はこれから決まるので、そういう人も合わせたらまだまだたくさんいます。
――やっぱり、大変そうですね。moemarchさんは、内定おめでとうございます！
では、今回もアイドルソングについてお聞きします。上半期のベスト３を上げてください。
１位 『ボカロがライバル☆』 吉木りさ
２位 『One・Two・Three』 モーニング娘。
３位 『みてみて☆こっちっち』 ももいろクローバーZ
――１位は 吉木りさ『ボカロがライバル☆』。これは話題曲ですね！
moemarch：ごめんなさい、上半期じゃない曲（汗）
わたし、『キャンパスナイトフジ』っていう番組が大好きで！吉木りさちゃんもその番組のメンバーで、番組が終わってからはすぐにグラビアで超ブレイクしましたけど、ずっとCDはカバーの『夜桜お七』でストップしていたんです。だから2011年、2012年とCDが出たのはすごくすごく良かったです。
――ああ『キャンパスナイトフジ』に出てたんだ。そう言えば、水着でステージ上を歩くみたいなのがあったな。吉木さんは小さい頃に民謡を習ってたんですよね。だから『夜桜お七』も歌える。今年大ブレイクしそうなグラビア・アイドルです。
moemarch：特にこの曲は力が入っていて、吉木さんの良さがたっぷり出ている一曲。テーマも曲も歌詞もぜんぶカンペキで、今年一の曲になりそうです。
――私も大好きです。これは前山田健一さんが『情熱大陸』に出演されたときに、制作過程も見せたんですよね。でも、エンヤっぽくはなかったな（笑）
２位は モーニング娘。『One・Two・Three』。久しぶりに10万枚突破。
moemarch：娘。の50作目のシングルです。衣装とメイクがいまいちだったのが悔やまれますが（笑）、ダンスや歌のレベルが本当に高くて惚れ惚れします。
娘。はなんだかんだでどの時期でもグループのバランスが整っているのがすごいです。
――そうですね。新メンバーの人気も上昇中。今回はちょっと雰囲気変わりました。この曲あたりからハロプロ勢が活気づいてきましたね？ 道重さゆみがリーダーになって、完全に代替わりした感じもあるし。中居くんの『黒バラ』は観てますか？
Moemarch：観てました！ 面白かったです！ 黒バラさんはいつもありがたい・・・！
――スマイレージ『好きよ、純情反抗期』もよかったですよ。
moemarch：良いですし努力も伝わってくる・・・んですけど、スマイレージはオリジナルの４人の頃が大好きすぎた分、どうしても今のスマイレージを純粋な気持ちで応援できないんです（苦笑）
――３位は大人気の ももいろクローバーZ『みてみて☆こっちっち』。シングル『Z女戦争』のポケモン盤カップリング曲。
moemarch：これ、曲調がどんぴしゃで好きです！そして歌詞も、結構本気で真面目できれいな歌詞を持ってきていて大好き。ポケモンもセーラームーンも味方にしたももクロは今年負けなしかなあと。
――来年『セーラームーン』の映画をやるんですよね。その主題歌に決まってます。10月には女性ファンだけを集めた武道館ライブも予定されています。ももクロも凄いですけど、他も頑張ってますよね。で、私の上半期ベスト３を。
１位 『CANDY CANDY』 きゃりーぱみゅぱみゅ
２位 『Future Diver（Live mix）』 でんぱ組.inc
３位 『希望と青春のヒカリ』 THE ポッシボー
――１位はきゃりーぱみゅぱみゅ『CANDY CANDY』。これは PV 抜きでも大好きです。京都に帰ったとき大阪でイベントがあったんだけど、資料整理で忙しく行けなかった。痛恨。
moemarch：あー、忘れてましたきゃりーぱみゅぱみゅ！ でも、どうしてもPV込みで考えちゃうので『つけまつける』の方がわたしは好きですかねー＊でも、これもいい^^
わたしは結構ヤスタカ氏が好きなんで、capsuleとか、Perfumeとかもおすすめしたい・・・！
——なぜか、その２つダメなんですよ。悪いとは思わないんですけど、なんかグッと来ない。たぶん、声の出し方とかだと思うんですけど。でも、きゃりーぱみゅぱみゅのシングルはどれも好きです。『CANDY CANDY』は音も最高です。
２位がでんぱ組.inc『Future Diver（Live mix）』。前山田健一さんの編曲ですね。これはファンの掛け声も含めて感動しました。正直、このグループの声は苦手だったんです。でも、この曲を好きになってからは他の曲も気に入りました。ライブアイドルという言葉があると思うんですけど、その代表的な曲と言っていいんじゃないでしょうか？ いや、あんまりそのシーンは知らないんですけど。通常のバージョンとかなり雰囲気が違うので i-Tunes で試聴してみてください。
moemarch：正直この曲は知らなかったのですが、前山田さんの感じがすごく出ていますね！ いま徐々に知名度が上がっている時期だと思うので、この一体感がずっと残っていくといいなあ。
――もうチケットが取りづらくなってるみたいですね。あと『くちづけキボンヌ』も素晴らしいです。作詞：かせきさいだぁ、作曲：木暮晋也。
moemarch：こっちの方が有名ですよね！ わたしも好きです。曲全体がまとまっているし、かわいくて、甘酸っぱさが出ていてきゅんきゅんです。
――秋葉原で夕方とかに聴いたら泣きそうですよね。下の映像が かせきさいだぁ のライブです。ギターは木暮さん。たしか黄色の帽子の方。
——３位 THEポッシボー『希望と青春のヒカリ』。ニコ生で『横丁夏まつり』観てて衝撃受けたんですよ。THEポッシボー がまだ活動してるのにも驚いたんですけど、パフォーマンスも凄かった。ニコ生で観てた人もびっくりしてました。ガルネクを30％増量したような曲。これもつんくさんがつくってるのかな？
moemarch：パフォーマンスが本当にすごい！『いじわる Crazy love』とか『幸せの形』とか、いろんなタイプの曲をきっちりこなせているので惚れ惚れします。それにずっと続けているのはやっぱりえらいなあとも。
――はっきり言って、崖っぷちだったと思うんですよ。でも、ビクターと契約も取れたみたいです。凄く気持ちが伝わる曲でした。他にも、女性アイドルは活況ですよね。BABYMETAL も愛聴しています。
——では、そろそろジャニーズへ。KinKi KidsのライブDVD『King・KinKi Kids』を観ましたよ。moemarchさんのお薦めポイントはどんな感じですか？
moemarch：これまでのライブは本人がセットリストや演出を決める形が多かったんですけど、今回は周りの方々が決めるというスタイルだったのが、一番大きなポイントになったかなと思います。シンプルながらもまとまっていてよかったです。
個人的には踊る曲できちんと踊ってくれていたのが嬉しかった。特に『破滅的Passion』と『2nd Movement』は初めて聴いたときから、絶対踊ってほしいと思っていた曲なので、その２曲の流れが大好きです。
一番ぐっときたのは『僕が生まれた日』かなあ。応援していて言うのもなんなんですけど、圧巻だなあって（笑）。
——私は『ラジコン』がよかったなー。凄くしあわせな感じに包まれてて。ちょっと、全体的な感想も書いておきますね。
今回は『K album』を凄く気に入っていたので、その楽曲を中心に構成されたこのライブにも期待していました。歌うのに難しい楽曲が多かったと思うんですけど、それでも２人の歌は安定していて、安心して観ることができました。とてもよかったです。
その一方で、ここから観客の期待の上を行こうと思うと難しい段階に来てる気がしました。KinKi Kids のライブはそろそろ完成形に近づいているんじゃないかと思います。安定感はあるけど、どうやってエネルギーを保って行くのか？
そろそろヒット曲が必要な気がします。新たなファンを獲得できるようなヒット曲です。もちろん、スタッフも含めてそんなことはわかっているでしょう。そして、それは簡単なことではない。でも、まだ使っていないカードがありますよね？
山下達郎の書き下ろしですよ。『K album』ではカヴァーでした。それはそれでよかったと思います。でも、そろそろ聴きたいじゃないですか？ 山下さんがキンキのために書いた曲を。「でも、お高いんでしょ？」。それでも価値はあると思いますよ。もちろん、作詞は松本隆さんでお願いします。
――たぶん、ファンの方々の印象とは違うと思うんですけど、私はこのようなことを考えました。いかがでしょうか？
moemarch：正直言って、KinKiの活動があまりにも少ないという現状に、いまファンの中ではどんよりムードが漂っています。光一さんの秋ツアーが決まって、来年夏までは剛さんの長期ライブがほぼ確定しているようで、それはそれでいいんですけど、やっぱりKinKi Kidsを応援している身としてはさみしいので。だから少しでもKinKiの活動をというのがいま何よりも願っていることです。
——なるほど。そういう状況なんですね。
moemarch：あと、本当に、新規開拓できるようなヒット曲はほしいですね！
『いのちの最後のひとしずく』を聴いて、やっぱり達郎さんの曲いいなあ！と思ったので、確かに達郎さんの書き下ろしは切り札になると思います。
わたしとしては、・・・これは割と言われていることなんですけど、もっとアップテンポの踊れる曲がほしいなあと思っています。本人達がちらっと言っていたのですが、レコード会社のなかでバラード担当はKinKiとなっていて、バラードを出す役目になることが多くなっているそうで。せっかく歌って踊れるふたりなので、それをもっとアピールできる曲がほしいです。
——まあ、あそこまで歌えたら、その役割が来るのもわかります。でも達郎さんなら、ジャニーズの伝統芸として、ダンスは必須ってことになるでしょう！ また、年末にでも登場してください。ありがとうございました。
